今日は楽天・松井裕樹選手の入団発表がありました。華やかな入団発表のかげで同じくらいの数の選手が退団していきます。数が限られているので当たり前の話です。
プロ入りしたとはいえ、ほとんどの選手が日の目を見ずに数年で退団するという非常に厳しい世界です。
一方で、一軍に定着すればあっという間に数年万円の年棒、レギュラーともなればすぐに1億円プレーヤーとなります。過去、ONとして球界の最高年棒をリードした王貞治選手の最高年棒が8,600万円くらいだったと記憶しています。物価の違いはありますが、実績を考えた時に、今の選手たちがあまりに恵まれていると思わざるを得ません。
こんな風潮に一石を投じたのが、GMとして球界に復帰した落合博満氏です。優勝からほど遠い4位に沈んだチームに対して、非常に厳しい契約更改をしてます。自身が実績を出すことで、チームと渡り合ってきたからこそのことでしょうが、ベテランだろうが容赦ない金額提示で、井端以外はみなおとなしくサインをしています。
年棒とは違いますが、同じようなものに背番号があります。有力選手は期待を背負った背番号を背負いますが、活躍ができないと、その背番号を奪われるということがしばしばあります。今年は、松井秀喜の「55」を背負った巨人・大田選手が44に変更になることが発表されました。これもプロの厳しさです。
しかし、松井選手の55も、王選手の55本塁打にちなんだとはいえ、所詮大きな数字で松井選手が立派な背番号にしたと言えます。ドラフト4位で入団したイチロー選手の51も、彼が育てた背番号です。
巨人で言えば、かつて50駒田、54槙原、55吉村という高卒若手が伸び伸びと活躍し、50番トリオと言われ、50番台の大きい背番号を躍動させ、その後、それぞれ10、17、7と若い背番号に出世していきました。
やはり、プロ選手というのは、あてがいぶちで与えられるのではなく、自分の力で勝ち取るものだと思います。そうした意味で、落合GMの荒療治も、大田選手への厳しい対応も、とても良いと思います。厳しさから、素晴らしいプロが生まれることを期待です。
今日のジョグ
立川勤務だったので、
出勤前に 11.3km 1時間10分33秒
帰宅後 7.2km 42分21秒