八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

WBC完全優勝!

2023年03月24日 18時24分16秒 | プロ野球・高校野球

日本の3度目の優勝で幕を閉じたWBCですが、まだマスコミではその余韻に浸っていますね。私は仕事でリアルタイムでは見られませんでしたが、ニュースなどでは何度も何度もそのすごさを目の当たりにしました。

 

まず、3/21のメキシコとの準決勝ですが、日本の若手の2枚看板である佐々木朗希と山本由伸を投入しながら、メキシコにリードを許す苦しい展開でしたが、7回には吉田正尚が左手一本でライトポール際まで運ぶ3ランで追いつき、再度2点のリードを許した後、山川の犠飛で1点差に迫り、運命の最終回を迎えました。

 

まず先頭の大谷翔平が初球を右中間にかっ飛ばすと、一塁手前でヘルメットを脱ぎ捨て、二塁に激走すると、二塁ベース上で魂の雄たけびでベンチを鼓舞しました。続く、4番吉田正尚は四球を選び、「お前が決めろ」とばかりに、次打者村上宗隆を指さしました。前試合で復調したかに思われた村上選手ですが、この日は4打数ノーヒット3三振とまったくいいところなしでした。しかし、チーム全員が信じていたように、日本国民の誰もが「村上打ってくれ~」と祈っていたと思います。ファウル、見逃しのあと、皆さんご承知の通り、センターフェンス直撃の当たりを放ち、大谷翔平に続き、吉田の代走周東が大谷に迫る勢いでホーム上をスライディングで生還し、劇的なサヨナラ勝ちでした。本当にすごい試合でした。

 

翌3/22が、続くアメリカとの決勝戦です。前日の劇的勝利から日本に勢いありかと思われましたが、日ごとに調子をあげてきたアメリカもスーパースター軍団で、手ごわかく重苦しい展開でした。今大会好調の今永が、2回ターナーに1発を浴びましたが、その裏、村上が右翼2階席に特大ソロで同点とすると、その後も満塁からヌートバーの内野ゴロの間に追加点をあげ逆転、4回には岡本和真のソロで3対1とリード。しかし、相手のアメリカは、投手は一線級はいないものの、打線は超強力打線です。これに対し、日本は今永に続き、戸郷、高橋宏斗、伊藤広海、大勢と日本自慢の投手陣を惜しげもなく投入し、終盤8回にはダルビッシュを投入。1発を浴びて1点差に迫られますが、こうなれば誰もが思ったように、大谷翔平が最終回のマウンドに上りました。先頭打者を四球で出すも、次打者ベッツをきれいな4ゴロ併殺に取り二死とし、エンゼルスでのチームメイトであるマイク・トラウトを迎えました本当にマンガのような展開でした!いや、マンガを越えています。力んで大きく外れたストレートもあり、3ボール2ストライクのフルカウントから、最後は大きく外角に曲がるスイーパーと呼ばれるスライダーで三振に打ち取り、ゲームセットとなりました。大谷翔平投手は、グラブに続き、帽子も投げ捨て、またまた雄たけびをあげました。

 

MVPには、大谷翔平選手が選ばれましたが、当然の結果だと思います。投打にわたる成績もそうですが、ここまでチームを鼓舞して本当に素晴らしいチームワークを作り出したこと、相手チームをリスペクトし、野球の素晴らしさを世界に強烈にアピールしたことなど、成績プラスアルファで大谷翔平選手に勝る選手は考えられません。それもこれも成績や報酬ではなく、世界一の野球選手になりたいという思いと、世界最高の舞台で勝ちたいという思いが、大谷選手の原点だからでしょうね。所属チームのエンゼルスで大活躍をしながらもチームは低迷し、「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」という願いがなかなか叶わないなか、メジャーリーガーが多く参加するようになったWBCは、まさにヒリヒリするような夢の舞台だったのでしょう。本当に素晴らしい野球選手であり、野球小僧だと思います。また、あれだけのスーパースターのあのような姿勢に触れた他の日本選手もまた多くのことを感じたのではないかと思います。

 

ラグビー、サッカーに続き、野球も世界を驚かせました!多くの競技が切磋琢磨し、多くのファンの心をつかみ、競技人口を増やしてほしいですね。

 

 

 

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WBC準決勝を前に!

2023年03月19日 16時15分33秒 | プロ野球・高校野球

WBCがものすごい盛り上がりを見せていますね!

 

不振の福留の代打ホームランで優勝した2006年の第1回大会(このブログ始めてませんでした)、やはり大不調のチームの支柱イチローの決勝打で優勝した2009年の第2回大会(「WBC連覇!」)も盛り上がりましたが、MLBの一昨年のMVPである正真正銘のスーパースター大谷翔平、大会前に異例の長期契約を結んだ36歳ダルビッシュ、日本球界の大エース山本由伸、160kmの完全男佐々木朗希、三冠王村上宗隆、レッドソックス入りした吉田正尚など錚々たるメンバーを集めた今大会は注目度が違います。

 

そして、その戦いぶりも極めて安定してます。打線も好調ですが、やはり日本の投手力の高さがものを言っています。上記の4投手以外にも、戸郷、今永、宮城、高橋奎二などが第2先発として安定した力を発揮し、伊藤広海、大勢、宇田川、湯浅、高橋宏斗、松井なども皆安定していました。

 

打線も、献身的な守備や走塁も光るペッパーミルパフォーマンスのヌートバー、近藤健介、大谷翔平、吉田正尚の上位打線の出塁率が極めて高く、一次リーグで不振だった岡本、村上にも当たりが戻ってきて、下位でも山田or牧、源田or中野、中村などもしぶとい打撃を見せて貢献しています。

 

辛口野球評論家の広岡達朗氏などは、「大谷、ダルビッシュなどもまだ本調子ではない」などと言っていますが、それは他の国も同様で、その中では極めてバランスが良い状態にあるのが日本チームであるのは間違いないと思います。

 

この後、舞台をアメリカに移し、21日の準決勝で日本はメキシコと対戦し、そこで勝利すると、22日の決勝では、キューバとアメリカの勝者と戦うことになります。試合時間が8時からとなり、仕事の日でもなんとか途中から観戦できたこれまでと違い、試合を観ることが出来ませんが、日本チームを応援したいと思います。

 

国際競技連盟が主催するサッカーやラグビーのワールドカップ(W杯)と違い、ワールドベースボールクラッシック(WBC)は、アメリカのメジャーリーグ(MLB)と選手会が主催をする特殊な大会で、今回も急遽準決勝の日程が変更になるなど、不可解なことがあります。しかし、大会がこれだけの盛り上がりを見せ、大いに大会を盛り上げた新興国チェコなど、野球の普及拡大を考えると、今後の大会運営は、他のスポーツと同じようなものにしてほしいですね。

 

1次リーグ

初戦  日本  8 - 1 中国  大谷翔平の安定感あるピッチングと2点タイムリーが効きました!

2戦目 日本 13 - 4 韓国  ダルビッシュが打たれるも、ヌートバー・近藤・吉田で逆転!完勝!

3戦目 日本 10 - 2 チェコ 序盤軟投派投手に苦しめられるも、自力の差で逆転勝ち!佐々木も圧巻!

4戦目 豪州  1 - 7 日本  大谷140m弾と山本由で完勝!

 

準々決勝

    日本  9 ー 3 イタリア 大谷気迫の投球とセーフティバント。岡本5打点、村上も復調! 

 

今大会の日本ラウンドについては、熱心な日本のファンも世界から大きな称賛を集めています。それを裏づけるように、今大会のテレビ中継についても、大変な視聴率を叩き出しています。価値観が多様化し、一つのコンテンツに人気が集中することなく、媒体も多様化する中、中国戦41.9%、韓国戦44.4%、チェコ戦43.1%、オーストラリア戦43.2%、イタリア戦にいたっては、何と48.0%です。この人気が野球人気の復活につながるといいですね!

 

 

 

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