数日前に地方別の喫煙率の記事がありました。北海道・東北・九州などの喫煙率が高く、四国の喫煙率が低かったように記憶しています。そして、驚くほどの差がありました。
厚労省出典のデータを見ると、2007年と若干古いですが、男性で見ると、喫煙率の高い順から、山梨(37.9%)・山形・石川・北海道・大阪・愛媛・宮城・秋田となり、低い順から、広島(16.3%)・山口・島根・宮崎・岡山・沖縄・三重・大分となります。トップと最下位では20%くらいの開きがあります(ちなみに女性は北海道が唯一二桁の11.4%で男女計では北海道がトップのようです)。
若干の例外はありますが、北海道・東北地方が高く、瀬戸内圏の中国・四国・九州地方が低い傾向にあるようです。色分けされた日本地図を見ると、東(北)高西低の傾向がはっきり見られます。
これってどういうことなんでしょうね。こういう地域的な傾向があるということは何らかの原因があるように思います。一番単純なのは、気温など気候の違いですが、一番低い広島・山口が一番温暖なわけでもなく、どうも気温だけではないようです。その他には、全体の色分けが東西で二分される見方も出来るので、良く言われる関東・関西などの食文化の違いなどとの関係も疑われます。塩分摂取量も東高西低の傾向があるからです。しかし、これも北海道は必ずしも高くはないなど決定打にはならないようです。
単純な興味関心もありますし、こうした地域差に喫煙習慣に関する原因が絡んでいるとしたら、禁煙などにも効果的な方法が見つかるかもしれませんね。誰か本格的に研究する人が出てこないでしょうか?
明日(4月)から神奈川県では受動喫煙防止条例(いわゆる禁煙条例)がスタートです。当初案よりだいぶ後退はしましたが、それでも大手飲食店が自発的に全面禁煙に踏み切るなど、隠れ家的な小規模飲食店以外は禁煙が当然となり、いずれ遼原の火のごとく全国に広がっていくこと必至ですね。
愛煙者の皆さん、ご注意あれ!