八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

刺激

2007年09月28日 12時23分55秒 | 指導・育成のうんちく

人間がどうしたらやる気になるかという動機づけの研究は古くから行われていて、一番有名なのはマズローの欲求5段階説です。最初の欲求は、「食べる」「寝る」など人間が生きていく上で最低限必要な「生理的欲求」で、それが満たされると、自分自身の身体、財産などを危険から守る「安全の欲求」が続き、それが満たされると家族や所属する社会的立場など「所属の欲求」になり、続いて人に認められたいという「承認の欲求」になり、最後に自分のあるべき姿を目指す「自己実現の欲求」に至るというものです。これはなるほどなあと思うところがあるので、広く知られるところになりましたが、必ずしもすべての人がこの段階をたどるということでもないという結果が出ています。

理論の中でもっとも妥当性があると言われているのが、期待理論と言われるものです。これは、あることが出来るという期待と、それが出来たら得られる報酬(金銭に限りません)、その報酬の魅力の掛け合わせで、動機づけの度合いが決まるというものです。自分の能力×うまく出来た時の報酬×その報酬の魅力という式になります。野球に例えると、「僕は頑張れば野球が上手に出来る(自分の能力への期待)。野球が上手の出来れば、レギュラーになれる(報酬)。レギュラーになることはゲームをすることやお小遣いよりも大切だ(報酬の魅力)。だから、僕は練習をガンバル(動機づけ)」というようなことです。しかし、この理論は合理的な人間を想定しており、自分がうまく出来ないと思ったからといって、全ての人が諦めるわけではありませんし、何を報酬と思うかは人によって異なります。つまり、何が人を動機づけるかという万人に当てはまる理論はないということです。

身も蓋もないように思うかも知れませんが、考えてみれば当たり前の話ですよね。信頼している先生や上司などの一言でやる気になったなんてことは、誰にでも経験があると思います。うちの息子も、O副会長の一言でその気になって散ドラに入団したのですから。このように、人を動機づける要素は人により異なりますが、あえて「散ドラ」をやる気にさせる要素をあげるとすれば、それは「刺激」ではないかと思います。散ドラ諸君も野球を始めたばかりの頃は出来ないことだらけで、何とか出来るようになろうとガンバッタと思いますが、少し出来るようになってきて、各自のポジショニングが何となく固まってくると、みんな低位停滞というか、「このままでもいいか」という雰囲気になっているのではないかと思います。ポジションを代えてやってみるとか、新しい部員が入ってくるとか、静かな水面に波紋を起こすような「刺激」があってもいいのかな…なんて思います

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涼しくなってきましたね!

2007年09月26日 12時23分01秒 | スポーツ
今年の夏はとても暑かったですが、ようやく涼しくなってきました。暑い夏にガンバルことも精神面を強くするという点では意味があります。しかし、客観的に見れば、スポーツをする環境として適していませんよね。

最近では、TV中継などの関係で五輪やW杯などを夏に開催したりしています。今年の世界陸上も夏の大阪で行われました。高温多湿の日本の夏に陸上なんて正気の沙汰ではないですよね。特に、マラソンなんて何を考えているんでしょうね。また、ラグビーのW杯も今やっていますが、ラグビーも冬がシーズンですよね。これでは、せっかく一流のアスリートが集まっても、ベストのパフォーマンスを求めるのは酷というものです。

散ドラ諸君は、五輪に出るわけではありませんが、やはり練習するには涼しい方がいいですね。この前の日曜も、雨まじりでしたが涼しかったので、みんな続けて動いてもバテませんでした。今後も暑さがぶり返すこともあるかもしれませんが、もう夏のような暑さはないでしょう。

…ということで、何を言いたいのかというと、しっかり練習してくださいネ!散ドラ諸君!

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何と言いますか…はまり方もさまざまですが。

2007年09月23日 14時02分23秒 | 管理人のこと、雑感

息子が散ドラに入団し、もうすぐ二年になります。前にも書きましたが、管理人が散ドラに参加するようになったきっかけは単純で、入団直後の息子の次の一言がきっかけです。曰く「お父さんもグローブを持ってきてくださいって言ってたよ」。管理人は、もちろん野球は好きでしたが、八王子に住むようになってからも地域活動にはほとんど参加していなかったので少々気が重くなりながらも、言われるままに素直に出かけたのでした。以来、参加出来る日はほとんど参加してきました。つまり簡単に散ドラにハマってしまったのでした。

O副会長は意外なことになかなかハマらず、初代管理人さん・散ドラ補佐さんが何度か引き込もうと画策したそうですが、「僕はそういうのやりませんから…」と今の副会長からは想像もつかないことを言って、初代管理人さんと散ドラ補佐さんにヤケ酒をさせたそうです。人間変われば変わるものです。

K副会長も同じく簡単にはハマらず、カズマの入団後暫くしてシュンスケが入団してから参加するようになったそうです。総監督からユニフォームを着てくれを言われた時も最初はあまり乗り気でなかったようですが、今では夏の暑い時期でも、半パン姿の管理人と違ってバッチリユニフォームで決めています。

散ドラ補佐さんも、息子の入団時は「オレは絶っ対やらないからねっ」と宣言したそうですが、その後のハマり方は皆さんご存じの通りです。

多かれ少なかれ最初は面倒に感じたりしますが、ハマってしまうと、もう散ドラなしの生活は考えられないですよね。好きな野球が出来ること、健康的な生活が出来ること、多くのお父さん・お母さんと知り合いになれることなど、いいことはたくさんありますが、散ドラ補佐さんや初代管理人さんがよく仰るように、子どもの成長を一緒に楽しめること、それによって子どもと深いコミュニケーションをとれるようになることが、一番の宝物ではないでしょうか。強いクラブチームや普通の習い事、あるいは中学の部活では、子どもと一緒に楽しむことは出来ません。それが散ドラでは、野球をやらせてもらって、なおかつ親も一緒に参加できるのです。散ドラに参加するようになると、このことに気づいて皆さんハマってしまうんですよね。

中には、現父母会長のように自分が野球をやっていて、一年生の息子を入団させ、息子が具合が悪くて休んでも自分が参加してしていたような方もいますし、最近ではリクト父やコウタ父はごく自然に最初から 散ドラに参加しています。皆さん、ハマり方はさまざまですが、ハマって損はないということはみんな思っているのではないでしょうか。今後も一人でも多くの方がハマって幸せになることを祈っています。

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それぞれの課題(その後…)

2007年09月21日 13時01分58秒 | 散ドラ諸君への喝!

前に管理人が気づいたそれぞれの課題を書きましたが、その後気づいたことを書きます。重複することもありますが、参考にしてください。
(5・6年生)
コウヘイは、技術的には言うことはあまりありませんが、今後のためにも散ドラのレベルで満足せずにもう一度基本通りのプレーをしっかり身に付けてほしいと思います。どんなにセンスがあっても、最後にモノを言うのは「基本」ですから。

 

マーは、言われていることは、前と同じで正面で腰を落として捕ることです。意識して練習しよう。正面が一番ボールが見やすいのだから。フライは人のボールもしっかり観察して、体で感覚を身につけよう。

 

カズマは、5年生の中では一番野球を知っているし、うまいと思うけど、捕る・投げるをもう一度基本通りにしっかり取り組もう。たまに適当にやってる時があるよね。

 

ユウヒも、言われていることはずっと同じです。下半身が使えず上半身とバラバラだから、守備も打撃も安定しないのです。シャドーピッチングは、学校でも、家でもできるのだから、自分で努力をしてみよう。山内塾でピッチング練習をするのもいいかもしれません。

 

コウキは、守備の時にもっと集中力を持つことが必要です。ボールから目を切らず、しっかり試合に集中し、一球一球を大切にしよう。打撃では、当てにいかずに自分のポイントでしっかり振り切ろう。

 

シュウヘイは、だいぶ良くなりましたが、動きがまだバタバタしているので、足の裏をべったり付けずに、かかとを浮かせて動けるようになるといいね。そうすると、捕る時に素早く足を開いて腰を落とすような動きも出来るよ。

 

ツバサは、体が小さいので目立ちませんが、突っ立ったままでいることが多いです。それでは、スムーズに守備の態勢に入れません。捕る前の準備をしっかりしよう。

 

(4年生以下)
リク
は、内股・腰高・横っ取りを言われていますが、その克服のためにも体を柔らかくした方がいいですね。セカンドに必要なのは、何と言っても機敏さです。散ドラには体が硬い部員が多いですが、中でもリクは体が硬いと思います。

 

コウスケは、バッティングが悩みですが、こちらは暫く様子見です。守備は散ドラの中では安定していますが、背がどんどん伸びているせいか、高いバウンドのゴロを低い位置で捕る時にミスをしがちです。もう一段低い姿勢をとるようにしよう。

 

シュンスケも、背ばかりどんどん伸びているので、下半身が安定しません。守備や打撃もそうだけど、ピッチングの時にも問題があります。ピッチングの時も時折ほとんどステップせずに、棒立ちで投げています。それでもそれなりのスピードが出るのだから、下半身をもっと使えば制球も安定し、スピードも増します。

 

カズトは、前半戦は打撃絶好調でしたが、最近はボールを打ちにいってしまっています。これまでは、打撃も守備もセンスでやっていたところがあるけど、しっかり「基本」を身に付けよう。打撃は下半身を使ってしっかり回転し、自分のポイントで打つようにし、守備では正面に入れる時はしっかり正面で捕ろう。

 

ソウタは、捕球センスはあるけど、前にも言ったように体がもう少ししっかりしてこないと、素早い動きが出来ないね。成長には個人差があるので、焦っても仕方ないけど、出来るだけ素早い動きを心がけよう。

 

リクトは、投げる時に左手を抱え込まないので体が流れてしまって、コントロールが安定しないし力も集中しません。左手を抱え込んで、正面をしっかり向いて投げるように意識しよう。足が速く、ボールの下に素早く突っ込んでいくセンスもあるので、外野手向きかもしれません。打撃では積極性がほしいですね。

 

コウタは、グラブを出して手を添えたままボールを捕りに行く癖を抜くことと、スイングの時腰を回せるようになることですね。でも、いずれも初心者にありがちな癖ですから、それほど心配はないでしょう。

 

タカナリは、肩もいいしセンスはありますが、半年もすれば三年生です。しっかりボールを見て、ボールを捕ること、打つことにガンバロウ。今はボールを見てないよ。

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盛り上がりに欠ける? …プロ野球終盤戦。

2007年09月19日 12時21分56秒 | プロ野球・高校野球

プロ野球は終盤戦を迎え、両リーグとも上位は混戦で大いに盛り上がっていいはずなのに、今一つ盛り上がりに欠けるように感じるのは、管理人の気のせいでしょうか。

 

管理人は松井秀喜がアメリカに渡ってからはプロ野球への関心が薄れているので、そう感じるのかも知れませんが、それでもこれだけ上位が競っているのに、イマイチという感は拭えません。一つには、昨年の巨人不振でTV中継が大幅に減ったことが影響しているかもしれません。中継していれば、それなりのファンもそれなりにTV観戦し、それなりに盛り上がっていたかもしれません(球場に足を運ぶ熱烈なファンや、ローカル局で中継があるソフトバンクなどはしっかり盛り上がっているのでしょう。おそらく)。もう一つは、セ・パともにクライマックスシリーズという名のプレーオフが導入され、3位に入ればとりあえずOKということも影響しているでしょう。賛否はあるものの、それなりの効果をあげているのも事実でしょうが、やはりレギュラーシーズンの真剣勝負の意味を薄くしているのも事実でしょう。ましてや、24チーム中8チーム(1/3)に優勝のチャンスがある大リーグと比べても、12チーム中6チーム(半分)に優勝のチャンスがあるというのは、ちょっとどうかと思います。でも、最大の原因は、球界の顔ともいえる選手たちが、次々とメジャーに渡り、それを埋めるスターが育っていないことではないでしょうか。オジサン山崎武志のガンバリは大いに結構ですが、やはり若いハツラツとした選手の活躍は刺激になりますし、ローズやウッズといった外国人パワーヒッターの活躍ばかりでは興味が薄れます。それにスターがいないなら、いないなりに、エキサイティングな真剣勝負の試合をしたり、新庄選手のようなファンサービスに努めればいいのに、それも感じません。やはりスポーツは、血沸き肉踊る感動がほしいですね。

 

長嶋監督の「メークドラマ」が流行語になった年はまさしく劇的な展開で大いに盛り上がりました。高校野球では、松坂とPL学園の激闘も記憶に新しいですし、昨年の早実・斉藤と駒大苫小牧・田中の投げ合いもプロ野球よりも感動を与えました。野球以外でも、古い話になりますが、ロス五輪・柔道で大本命だった山下泰裕が準決勝で足を痛めながらエジプト・ラシュワンを破った一戦や、平尾・大八木といったスター選手をそろえ大学ラグビー三連覇を狙う同志社相手に捨て身のタックルで応戦し、最後微妙な判定で敗れたものの王者をギリギリまで追いつめた慶応の一戦、近いところでは小泉首相に「痛みに耐えてよく頑張った!感動した!」と言わせた貴乃花、サングラスを投げ捨て勝負に出て金メダルをもぎとった高橋尚子など、ギリギリの限界に挑むような戦いを見せてくれたアスリートたちは、単なる「スポーツ」という枠組みを超えた躍動感、生き様を表現していたと思います。

 

名勝負と呼ばれるような戦いは、毎日見られるものではないでしょうが、毎日真剣勝負で全力を注がなければ、何年やったところで、名勝負など生まれないでしょう。プロ野球は長丁場ですから、もちろん休養は大切なのですが、それと試合中にチンタラすることは別モノです。「プロ」と名乗る以上、いつも緊張感漂う真剣勝負を見せてほしいものです。

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一球一球を大切に!

2007年09月19日 12時21分21秒 | 散ドラ諸君への喝!

試合結果にも書きましたが、散ドラ諸君は練習のときから一球一球を本当に大切にしていないことが、試合に出ているような気がします。今の散ドラは決して強いチームではありません。それが別に悪いとは思いません。「人間の可能性は無限だ」と言ったりしますが、現実に人間の能力は無限ではありませんし、努力だけではどうにもならないこともあるからです。夢のないことを言うようですが、私たちのように普通の人間がどんなにガンバっても、100mを9秒台で走ることは出来ないでしょうし、868本のホームランを打つことは出来ないでしょう。しかし、大切なのは、自分の持っている力をどれだけ発揮できるかです。9秒台で走ることや868本塁打は無理でも、どこまで行けるかは、決まってはおらず、常に目標をもって自分がどれだけ努力するかにかかっています。つまり、人間の可能性は「無限」ではないでしょうが、今の自分に満足せず努力し続ける限り「限度は分からない」ということです。

 

ところが、今の散ドラ諸君は、決して強くはないチームの中で試合に出たり、人よりちょっとうまくなることで満足しているのではないかと思えることがあります。もちろん、管理人もみんなが少しずつ上達していることは認めますし、うれしく思います。みんなも今まで出来なかったことが出来るようになったら、大いに喜んでください。でも、いつまでも喜んだままではなく、しばらくしたら次の目標に向かって、リスタートしないと成長はないということです。

 

散ドラ諸君は、ちょっとその切り替えが遅いかなと思います。ちょっと出来るようになると、練習の一球一球を大切にせず、いい加減なプレーでポロポロしたりしています。これでは試合でいつもいいプレーは出来ません。強豪チームの子どもたちは、ちょっと気を抜くと他の選手に抜かれてしまうので、いつも真剣にやっています。散ドラは人数も少ないので、みんなちょっと安心しすぎですね。でも、もっとうまくなりたかったら、今に満足せずに取り組んでください。それを決めるのはみんな自身です。

 

イチロー選手も松井選手ほどの選手になっても、いまだに満足せずにレベルアップを目指して努力しています。いえ、そうした努力をしているからこそ、今のようなスーパースターにまでたどりついたのです。みんなが努力すれば、イチロー選手や松井選手のようになれるとは限りませんが、自分が持っている力をすべて出し切ったら、どこまで行けるのかぜひチャレンジしてほしいと思います。

 

そのためにも一球一球を大切に! …かなり説教じみていますが、本当にそう思います。

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引き際

2007年09月14日 12時20分25秒 | プロ野球・高校野球

安倍首相の突然の辞意表明、びっくりしましたねエ~。既にTV、新聞で報道されているように、どうやったらこの時期に出来るのだろうというくらい、まったく最悪のタイミングで、国際社会の信用も失いかねない前代未聞の事件です。この一報を聞いた時に最初に思ったのは、若いサラリーマンが任された仕事をこなすことができず、それを上司にも報告できず、期限ギリギリになってとうとうバンザイをしてしまったケースに似ているなということです。会社なら文句を言いながらも、これも勉強だと説教をされて済まされるところですが、よりによって一国の総理、会社で言えば、社長がやっちゃったようなものですから、口があんぐりという感じです。初の戦後生まれの首相と持てはやされましたが、血みどろの権力闘争で勝ちとった地位ではなく、イメージ、ビジュアル先行ですからひ弱でしたね。

プロ野球は実力の世界ですから、辞め方はいろいろあっても、安倍首相のように「情けない」ことはありませんね。昨年の新庄選手の「辞意表明」も前代未聞で驚きましたが、結果的にあの決意がチームを一つにし、日本一に導いた原動力の一つになったわけですから、小泉前首相の「郵政解散」のように見事な引き際でした。ソフトバンクの王監督は、現役最後の年、打率こそ.239と低調でしたが、本塁打30本、打点も80と40歳とは思えない成績を残しましたが、自分が思うプレーが出来ないとして引退しました。それも、最終戦が引退試合となり、華々しいセレモニーが行われたライバル・長嶋選手と異なり、シーズン終了後のひっそりした引退表明でした。これも人柄を表していますよね。とはいえ、王さんも惜しまれながらの引退ですが、プロにはもう一つの引き際のパターンがあります。楽天・野村監督のようにボロボロになるまでプレーするということです。野村監督のような華々しい成績を挙げながらも、「ボロボロ」になって最後は控えになってくると、ファンの関心も薄れ、「野村監督って、最後どこのチームだったっけ?」ということになります(確か西部だったと思いますが)。しかし、王さんが自分のプレーを出来なくなったから辞めたように、野村さんもあくまで「自分」がやりたいからやったのであって、人がどう思おうと関係ないんですよね。今だったら、桑田投手がそうですね。パドレスを戦力外になり、晴れやかな表情で会見した時は、もう引退かと思いましたが、まだまだ粘りますね(ところで、野茂は投手はどうなってるんでしょうね?)。メジャーでは、毎年引退して毎年復帰するロジャー・クレメンスのような選手がいたり、50歳近い選手が現役で活躍していたり、驚異の世界ですが、日本でも小宮山投手は一時期戦力外となってどこからも声がかからず、誰もが実質的に引退と思っていたら、いつの間にかロッテにいましたね。自分で辞めるにせよ、辞めさせられるにせよ、プロの世界の引き際はみな「自分」がどうするかにかかっており、それぞれの個性がありますね。

今管理人が気になっているのは、村田兆治の引退です。村田は「プロ野球」の世界はとっくに引退していますが、引退後に熱心に取り組んでいる、子どもたちの野球教室で本物のプロの姿を見せられなくなったら(140㌔を投げられなくなったら)、辞めると言っています。つまり、彼の中では「プロ野球」は引退しても、まだプロ選手なんです。恐るべし。

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野球大好き!

2007年09月10日 12時19分38秒 | 管理人のこと、雑感

この前の土曜日、研修リーグの暑気払い(春季リーグの打ち上げみたいなものですかね)に初めて参加させて頂きました。目の前の席には城山キッズの方や研修リーグの代表幹事を務める川和さんなどがいましたが、城山さん、中郷さん、みなみ野さんなどで、大人の野球の試合をしていることを、実に楽しそうに話していました。監督・コーチ・父たちだけでなく、人数が足りなければ会社の人や卒団生も参加しているそうです。会社の人などは、甲子園常連校OBなどもいるそうですが、千葉の方からはるばる参加する人もいるんだとか。ユニフォームを着ていないと、管理人も含めてみんなただのオジサンなのですが、みんな本当に野球が好きなんだなあ~と思いました。

みんな子どもの頃にグラブを初めて買ってもらった時の革の匂いや、ヒットを打った時の感触や、グラブにボールがぴしっと収まった時の感覚が忘れられないんですよね。K副会長も、O副会長もだいぶウズウズしたみたいです。もちろん、管理人もです。やっぱり、野球は自分でやった方が楽しい!ですよね。常時参戦が難しければ、たまに練習試合をさせてもらうっていうのもいいですよね!K副会長、O副会長!

いつも怒鳴ってばかりでなく、率先垂範も大切な指導になりますよね(かえって、説得力がなくなったりして…)。

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まずは、これから始めよう!

2007年09月05日 12時18分53秒 | 散ドラ諸君への喝!

これから今年の後半戦が始まりますが、「基本」をしっかり身につけるために、まずはこれだけは出来るようになってほしいことがあります。それは、

ノックの時、ノッカーが打とうとしたらヒザを曲げて低く構える ということです。

強豪チームの選手はみんなこれが出来ています。ノッカーが打とうとしている時は、試合にあてはめれば、ピッチャーがモーションに入って打者がスイングの始動を始めたと時です。だから、試合で同じことが出来るようにノックの時に自然に低く構えられるようになってほしいのです。みんな「そんなことやっているよ」と言うかもしれません。確かに、ノックでも試合でも、打つ直前にはみんな低く構えるようになってきていますが、散ドラ諸君は、構える前は棒立ちの選手がほとんどです。しかし、それではスムーズに守備姿勢に入って、リズムよく守備が出来ません。ただ単にその場だけ低く構えればいいのではなく、実は準備はその前から始まっていますし、その後の対応も大切です。まず、その前の準備としては、棒立ちではなく、

体をリラックスさせて、ヒザを柔らかく使ってすぐに構えられる準備をしておく ということです(「足を動かせー」と言っているのはそういうことです)。

そして、こうした動きをするためには、そのもっと前からしておくことがあります。体の柔軟性です。散ドラ諸君のウォーミングアップを見ていると、体の硬い部員がとてもたくさんいます。これでは、体を柔らかく使って準備することは出来ません。以前書きましたが、イチロー選手は実は体が硬いため、誰よりも早く球場入りしてたっぷり時間をかけてストレッチをするのだそうです。散ドラ諸君も、風呂上がりに柔軟体操をするような、日々の小さな努力をしてください。
次に、ボールを打った後の対応です。ノックの時は自分に対して打たれますから、反応するのが当然ですが、試合の時でも、

どこにボールが飛んでも、まず一歩二歩ボールに反応すること が必要です。

それが自然に出来ると、自分のところにボールが来てもスムーズに体が反応するのです。ところが、現在の散ドラ諸君は自分のところにボールが来ないと突っ立ったまま見ている部員が多いよね。最初にボールに反応出来ていれば、自分に近いボールなら一緒に追いかけることができますし、自分に遠いボールなら送球される方向にカバーに回る動きができるのです。ぜひ、こうした一連の動きをリズムよくできるようになってください。

こうした体の使い方ができると、バッティングにもいい影響があると思います。バッティングでも構えの段階からヒザを柔らかくして準備する必要がありますし、構えからテイクバック、スイングとタイミングの取り方にはリズムが必要です。守備で投球前の準備から構え、投球後の一歩の反応という一球一球のリズムがとれると、バッティングでも同じような体の使い方が出来るようになると思います。

ということで、まずは、これから始めよう!ガンバレ!ドラゴンズ!!

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前半戦を振り返って…

2007年09月03日 12時18分09秒 | 散ドラの試合について

9月2日でドラゴンズの研修リーグ春季大会は幕を降ろしました。4勝12敗という結果はさておき、この半年間を管理人なりに振り返ってみたいと思います。

 

まず、研修リーグの開幕戦となった城山キッズ戦は、管理人にとっては非常につらい試合となりました。せがれが初めて起用されたファーストでエラーを連発ですから…。しかし、今年のチームで昨年の不動のレギュラーはコウヘイだけですから、うちのせがれに限らず、今年の序盤戦は試合慣れするのに精いっぱいでエラーも多かったですね。戦力ダウンしたチーム相手に早々に2勝をあげる幸運に恵まれましたが、プレー内容はかなりとんでもないものが多かったと思います。それから少しずつ試合に慣れてくると、プレーも落ち着きエラーも少なくなりましたし、とんでもないエラーもしなくなりました。

 

代わりに問題となってきたのが、「打てない症候群」です。野球は「守り」が基本で、打撃は水ものというのが常識です。しかし、散ドラ諸君は、速い球は打てない、遅い球も打てないで、結構引き締まった試合なのになかなか勝利をモノにできなかったのは、この打てなさすぎにあります。前半戦を通してコンスタントに打ったのはコウヘイだけで、序盤好調に打っていたカズト、コウスケも終盤は当りが止まりました。他の選手は打つ時もありますが、打たない時の方が多く、勝利を手にしたのも、相手の自滅によるところ(四球・エラー)が多かったように思います。強豪チームを見ていると、全員ではありませんが、中軸もしくは上位打線が確実にミートをしていました。散ドラはこうした確実性がありませんでした。

 

打撃面での課題もみんな同じではなく、いくつかのパターンに分けられると思います。まずは、

 

1.力はあるのに投手に応じてタイミングが合わせられないパターン。コウスケやマーがそんな感じです。最近の練習を見ていると、カズトがボールを打ちにいっていますね。

 

次に、2.タイミングはとれていても力不足、スピード不足のパターン。コウキ、カズマ、リクなどがこのパターンかなと思います。カズマは最近練習・試合でライト方面にいい当たりが多いですが、意識的に流しているというより、スピード不足かなと思います。いつもセンター方面に打てればいいのにね。

 

最後は3.ヒザ・腰が使えていないパターン。ユウヒ、シュウヘイ、リクトなどがこのパターンですかね。コウタのように始めたばかりの部員は仕方ないけど、ユウヒ・シュヘイ・リクトは腕の力はあるのだから、もっとヒザ・腰を使えばいいバッティングが出来るよ。みんな素振りをしていると思うけど、やみくもに振り回すのではなく、それぞれの課題を意識して素振りをしよう!

 

あと、散ドラの課題は外野守備ですね。管理人も外野一筋だったので、外野守備については、自分の視線の延長線上にグラブを構えてボールを捕るなどはアドバイス出来るのですが、もっとも重要なフライの目測は自分でもどうやって身につけたのか分らないし、アドバイスも出来ないんですよね。経験で感覚を磨き、ボールの下に素早く入ることが大事としか言えません。ノックだけでなく、キャッチボールなどで前後左右にいろんな球を投げてもらって、ボールへの反応を数多く経験するしかないのかなあと思います。

 

監督・コーチ、父の皆さんもいろいろ思うところがあるでしょうが、個々の部員の課題をつぶし、是非とも実りの秋としましょう。選手諸君は自分の課題を克服するために、しっかり自主練習もするように。土日以外も自分でしっかり練習した選手は確実に上達するよ。これは間違いありません。上達スピードは人により違いますが、うまくなるのに練習以外の近道はありません。ガンバレ!ドラゴンズ!!

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いろいろなポジションを経験してみよう!

2007年09月01日 12時17分23秒 | 散ドラ諸君への喝!

我が家の6は、四年生だった昨年はたまに外野で試合に出してもらっていました。下級生チームの試合では、サードやピッチャーをやらせてもらいました。たまにショートもやりましたが、前後左右に目を配らなければならないショートは、6には少々難しかったらしく、あまりいい動きではありませんでした。その点サードは、強い打球やボテボテゴロもありますが、基本的には捕って投げるだけなので、それなりにこなしていたように思います。

 

このままサードをやるのかなあと思っていたら、今シーズンの開幕から、ファーストを任されました。サードとファーストでは、投げる側と捕る側と立場がまったく逆になります。練習でもあまり経験していなかったので、最初はだいぶ戸惑ったようです。一塁ベースにつかなければと意識しすぎて、一二塁間のボールを捕りに行かなかったり、難しいワンバウンドの送球をベースについたまま捕ろうとしてポロしたり、後逸したりと、初戦は散々な出来でした。二戦目のビートルズ戦でチームは初勝利しましたが、6はだいぶ危なっかしくハラハラしました。

 

それ以降はだいぶ納得のいくプレーが出来るようになりましたが、まだまだこれからもミスはするでしょう。しかし、本人が自分の足りないことを自覚し、それを克服しようとし、手ごたえを感じると自信になりますし、やる気も生まれます。初めて経験することに不安はつきものですし、最初からうまくいくわけではありませんが、やってみることで新たな成長や発見があると思います。ほかのみんなも是非いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。
先日の松が谷ジャガーズAとの練習試合では、各自いろいろと違うポジションを経験しました。いろんなポジションを経験して、自分の可能性を広げてみてください。

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プレッシャー2(世界陸上)

2007年09月01日 00時03分38秒 | スポーツ

現在、大阪で世界陸上が開催されています。ホスト国として活躍が大いに期待されるところですが、400ハードル為末、走り高跳び醍醐、ハンマー投げ室伏、200末續、棒高跳び沢野、女子走り幅跳び池田など期待選手が次々を破れ去りました。室伏選手などは北京に目を向けており、今大会にあえてピークを持ってくるような調整をしていなかったようでさっぱりしていましたが、醍醐、末續、沢野、池田などはプレッシャーに破れ去ったような感があります。特に、醍醐、沢野などは足がつるなど、トップアスリートにはあり得ないような事態でほとんど競技をできずに破れ去りました。

 

以前プレッシャーについて書きましたが、これまで何度も同じことを繰り返しているのに、それが生かされていないと感じます。人の期待に応えるためではなく、自分のベストのプレーをすること、そのために「自分がコントロールできること」に集中すること、精神論ではなくて、それができるようにメンタルトレーニングなど行うこと。トップ選手にはこうしたことを組織的に取り組んでほしいものです。

 

逆に、リラックスしすぎると、緊張感がゆるみ、集中力がなくなります。散ドラ諸君はプレッシャーよりもこっちのケースの方が多いと思いますので、適度の緊張感を持ちながら、結果ではなく、自分のベストを出すことだけを考えてプレーしよう!ガンバレ!ドラゴンズ!

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