昨日の名古屋国際女子マラソンで、関根花観選手(22)が初マラソン日本歴代4位となる好タイムで3位に入り、MGCへの出場権を獲得しました。
序盤は多くの日本人選手が先頭集団にいましたが、少しずつこぼれていき、25kmでペースメーカーが外れる時には、アフリカ勢3人との勝負になりました。
駆け引きの勝負なら35km過ぎあたりまで並走でしょうが、さすがにアフリカ勢はそんなまどろこしいことはせずに、ペースメーカーが外れるや否や、1人が飛び出しました。あっという間に、先頭集団はばらけて、関根選手は少しずつ間を開けた4位に落ちました。
しかし、関根選手が偉かったのはここからです。ズルズル遅れることなく、逆にペースが落ちた3位の選手を捉えると、その後も必死でペースを上げて、最後は最初にスパートして最後失速した2位の選手に迫る勢いでした。3位とはいえ、とても立派なレース展開で、先日の松田選手に続いて新星誕生です。
しかし、喜んでばかりもいられません。昨年の名古屋で初マラソン日本歴代1位を出した安藤選手は先日MGC出場権を獲得しましたが、かつての輝きを取り戻すには至っていません。昨年やはり好走したチームメイトの清田真央も今回は最初から先頭について行けませんでした。3年前にやはり彗星のごとく登場した前田彩里も手術後2年半ぶりのマラソンを完走し笑顔をみせましたが、本調子には程遠いです。かつて、終盤デッドヒートを演じ、1秒差の2位に泣いた小原も調整不足で終盤失速しました。
次々に新星が誕生するのは選手層が厚くなっているからでしょうが、一方で、安定感のあるエースまで育っていないのも事実です。松田選手にしろ、関根選手にしろ、一発屋ではなく、どんな時にも安定した勝負が出来るエースを育っていくには、今後の調整方法やレースの仕方が大事になってきますね。
序盤は多くの日本人選手が先頭集団にいましたが、少しずつこぼれていき、25kmでペースメーカーが外れる時には、アフリカ勢3人との勝負になりました。
駆け引きの勝負なら35km過ぎあたりまで並走でしょうが、さすがにアフリカ勢はそんなまどろこしいことはせずに、ペースメーカーが外れるや否や、1人が飛び出しました。あっという間に、先頭集団はばらけて、関根選手は少しずつ間を開けた4位に落ちました。
しかし、関根選手が偉かったのはここからです。ズルズル遅れることなく、逆にペースが落ちた3位の選手を捉えると、その後も必死でペースを上げて、最後は最初にスパートして最後失速した2位の選手に迫る勢いでした。3位とはいえ、とても立派なレース展開で、先日の松田選手に続いて新星誕生です。
しかし、喜んでばかりもいられません。昨年の名古屋で初マラソン日本歴代1位を出した安藤選手は先日MGC出場権を獲得しましたが、かつての輝きを取り戻すには至っていません。昨年やはり好走したチームメイトの清田真央も今回は最初から先頭について行けませんでした。3年前にやはり彗星のごとく登場した前田彩里も手術後2年半ぶりのマラソンを完走し笑顔をみせましたが、本調子には程遠いです。かつて、終盤デッドヒートを演じ、1秒差の2位に泣いた小原も調整不足で終盤失速しました。
次々に新星が誕生するのは選手層が厚くなっているからでしょうが、一方で、安定感のあるエースまで育っていないのも事実です。松田選手にしろ、関根選手にしろ、一発屋ではなく、どんな時にも安定した勝負が出来るエースを育っていくには、今後の調整方法やレースの仕方が大事になってきますね。