日本のラグビーと言えばトップリーグだと思っていたら、今季からリーグワンに変わり、チーム名も変わっていました。埼玉ワイルドナイツって、どこのチームだと思っていたら、パナソニックワイルドナイツが本拠地を群馬県太田市から埼玉県熊谷市に移して、ホストエリアを入れるようにチーム名も変わっていたのですね。
そもそもパナソニックワイルドナイツというのも古いラグビーファンには馴染みがなく、三洋電機の方がしっくりきます。そして、神戸スティーラーズは、神戸製鋼です。若くして亡くなった平尾誠二が活躍したチームです。しかし、この神戸製鋼対三洋電機という伝統の一戦も、かつてはそれほどの観客は集めませんでした。大学の早明戦、早慶戦などが大観衆で埋まるのに対し、社会人ラグビーが閑古鳥が鳴いていたものです。
それがラグビーW杯日本大会の成功で風向きが完全に変わりました。コロナ禍のため、入場者数を制限していますが、そもそもかつてだったら、入場制限など必要もなかったと思いますし、テレビ中継などもなかったと思います。何度か書いていますが、高校時代、体育でラグビーを経験し、ラグビーが大好きな私としては嬉しい限りですし、隔世の感があります。
そして、今日はその伝統の神戸対埼玉戦(かつての神戸製鋼対三洋電機戦)でした。しかし、伝統の一戦とはいえ、トップリーグ時代は、神戸は埼玉に1勝しかしておらず、圧倒的に埼玉に分があると見られていました。しかし、試合が始まると、世界最強の元ニュージーランド代表クルーデンがインターセプトして独走トライを決めるなど試合を有利に進め、対する埼玉はチームの要SO松田力也のキックがなかなか決まらないなど波に乗れず、試合終了数分前まで神戸がリードしていました。
37点も取られる、らしくない試合運びの埼玉ワイルドナイツですが、さすがタレント揃いの王者です。残りワンプレーというところで、見事に逆転のモールでのトライを決め、最後は今日キックが不調だった松田もコンバージョンを決め、37対41で勝利しました。
元々地力に勝るワイルドナイツは、前半リードされても、後半余裕をもって差し切るようなゲーム展開がありましたが、今回はさすがにダメだと思われる展開をギリギリでひっくり返しました。トライゲッター福岡堅樹選手が抜けた穴は大きいとは思いますが、それでもフォワードもバックスもタレント豊富で、やはり地力がありますね。見応えのある試合でした。
今月のジョグ
休みの日しか走らなくなってからは、月に100kmくらいしか走らなくなっていましたが、最近、休みの日に17~20kmくらい走るようになり、今月は結構走りました。
160.7km 5:59/km