八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

女子W杯決勝Tノルウェー戦&ラグビーテストマッチ・フィジー戦!

2023年08月05日 22時52分13秒 | スポーツ

女子サッカーW杯決勝トーナメントノルウェー戦!

 

女子サッカーは、レジェンド澤穂希選手などの活躍で優勝した2011年をピークに下降線をたどり、今大会前の前評判は高くはありませんでした。私も代表戦をTVでやっている時は見ていましたが、正直期待薄な印象を持っていました。

 

ところが、予選リーグでは破竹の3連勝、しかも11得点無失点、最終戦では強敵スペインを4対0で破り、一躍世界中で優勝候補に挙げられるまでになりました。

 

そして、今日は決勝トーナメントのノルウェー戦でした。日本はスペイン戦では、ボールポゼッションで10数%しかなかったにもかかわらず、カウンターの速攻で4得点を挙げました。一方、圧倒的にボールを保持したスペインを0点に封じました。ノルウェーは、これを十分に検討したとみえ、スペイン戦で日本がしたように、まずは守備を固める戦術に出て、日本がボールを保持し、攻める時間が長いという展開になりました。

 

しかし、今の日本はそれぞれの状況に応じて、いろいろな攻め手を持っているようで、左からの展開を軸にしつつ、時折中央の縦パスを通したり、単にボールポゼッションをするだけではない戦い方をし、前半にオウンゴールで先制したあと、ノルウェー得意の高さを生かしたセンタリングからのヘディングで同点とされたものの、後半に、清水、宮澤と得点し、3対1とリードしました。こうなると攻めるしかないノルウェーは、高さを生かしてボールをゴール前に放り込み、しゃにむに攻める戦術に出ましたが、GK山下のファインセーブもあり、ノルウェーの攻撃をしのぎ、ベスト8へと駒を進めました。

 

この後は、スウェーデンと米国の勝者との対戦となり、決勝のような厳しい戦いが続きますが、ここまでは見事な戦いぶりとしか言いようがありません。

 

この躍進は、いろいろ要因はあるのでしょうが、本当に簡単に一言で言うと、U-20を率いて優勝に導いた池田監督が若手と中堅、ベテランをうまく融合したチームづくりをし、誰が出ても同じパフォーマンスを挙げられるようにしたことのようです。チームづくりでは、単純に上手い順に選ぶのではなく、組み合わせが大切ですね。また、チームの顔ぶれはそれほど変わっていない中、試合を続ける中で、徐々に一体感が醸成され、今大会にピークをもってこれたようですね。

 

次戦は厳しい戦いになり、勝てるかどうかは分かりませんが、ここまでは十分にすごい戦いぶりです。次戦もガンバレ!

 

ラグビーテストマッチ・フィジー戦!

 

女子サッカーの直後には9月にW杯本番を迎えるラグビーの国内最後のテストマッチが行われました。スポーツファンには、何とも贅沢な展開でしたが、若干格上のフィジーに完敗という残念な結果でした。

 

先日のテストマッチでのマイケル・リーチ選手の一発退場と同じように、序盤でラブスカフニ選手がレッドカードで一人少ない展開になるという不利な状況はありましたが、それを除いても少し心配な戦いぶりでした。

 

ここまでのテストマッチでは、前回辛うじて勝利を収めただけで負け続きです。負けがいけないとは思いませんが、大切ななのは、意味がある負けと思えるかどうかですね。私も直近の2試合くらいしか見ていないので、確かなことは言えませんが、正直、前回のW杯よりは戦力ダウンのイメージです。

 

女子サッカーの躍進でも言えるように、チームというのは、単純な足し引きではなく、その融合、相乗効果、選手交代など、様々な要因があるわけですが、素人目には、前回から抜けたSH田中、SO田村、WB福岡に対し、新たに入ったSH齊藤、SO李、CB長田などが同じパフォーマンスを挙げられているように見えません(他にも足し引きはありますが)。一方、稲垣、堀江、具、坂手、姫野、流、松田、中村、松島など、名前を知られたメンバーが相変わらず主力に名を連ねていますが、こうしたベテランが本当に同じパフォーマンスを保っていられるのかも分からない面があると思います。実績は確かですから、一定のパフォーマンスは期待できますが、それが下降線をたどっているとすれば、チームとしてのパフォーマンスは落ちるということになります。

 

今日、図らずも、女子サッカーとラグビーを続けて観戦し、チームづくりについて考えされられました。女子サッカーで言えば、前回エースだった岩淵は落選しましたし、かつては初のW杯出場でキング三浦知良が落選しました。しかし、チーム・ビルディングという視点では、個々の選手の力量は上でも、チームのためになる選手とか、伸び盛りの選手を加えるということが必要な気がします。

 

女子サッカーではそれが奏功し、ラグビーは若干苦戦しているような気がします。ラグビーの方は、これから最後の選手選考ですから、ぜひとも、その辺を考慮してもらいたいと思います。

 

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暑さ今昔! と、暑さ対策!

2023年08月01日 18時14分04秒 | 管理人のこと、雑感

暑い7月が終わり、8月に入った今日、7日間続いた猛暑日がようやく途切れました。それでも八王子の今日の最高気温も32.1℃で暑かったです。しかし、昼過ぎから猛烈な雷雨が降り、一気に気温が下がり、涼しくなりました。昔の夕立のようです。

 

昔と言えば、私たちの年代から上の年代の人たちと話していると、「昔はこんなに暑くなかったよね」という話になります。皮膚感覚でそう思うのですが、実際はどうだったのでしょうか。

 

ということで、気象庁の過去のデータを調べてみました。八王子の一番古いデータは、1978年からになります(もちろん、私はその頃八王子にはいませんでしたが)。もう子どもではなく、中学生になったくらいの頃ですね。単年度では例外もあるので、数年単位で、7月・8月の平均最高気温と猛暑日の数を比較したのが、下の数字です。

 

 

      7月       8月

1978年  31.5℃(0日)  33.1℃(5日)

1979年  28.2℃(0日)  30.5℃(2日)

1980年  26.4℃(0日)  25.8℃(0日) ※冷夏だったとみえ、30℃にならない日も多かったです

1981年  29.9℃(1日)  29.5℃(1日)

 

2020年  27.2℃(0日)  34.6℃(17日)

2021年  30.2℃(1日)  31.2℃(4日)

2022年  31.8℃(5日)  31.7℃(6日)

2023年  34.1℃(15日)

 

やはり、明らかに最近の方が「暑く」、「猛暑日も多い」のが分かります。昔は部活で「水を飲んではいけない」などと、非科学的な精神論がまかり通っていましたが、それも今よりはずっと気温が低かったからで、今のような危険な暑さの中ではもっての他です。ここ数日でも、熱中症の痛ましいニュースを耳にしましたが、報道で聞く限りはかなり頻繁に水分補給をしていたようで、適切な運営をしていたように思えます。にもかかわらず、こうした事故があると、もはや真夏は運動をしてはいけない時代になったかもしれませんね。少年野球の活動なども難しさがありますね。

 

2005年から散田ドラゴンズの活動に参加し、夏の練習を10年ほど経験し、ジョギングも2009年の夏から15年ほど夏を経験してきていますが、その経験から運動時の暑さに対するポイントは、「汗をかいて、水分補給」と「直射日光を避けること」だと思います(経験則に基づく個人的な感想です)

 

熱中症の指標となるのは、「気温」だけではなく、「湿度」と言われます。何故かと言えば、かいた汗が乾く時に発生する気化熱が体温調節のカギだからです。湿度が高すぎて汗が乾かない状況だと、どんどん体温があがってしまうので、危険です。こういう時は、適度に汗を拭いて、気化熱が発生するようにしなければなりませんが、いずれにしても、汗をかいて体温調節をすることが非常に重要だということです。そして、当然のことながら、汗をかいて身体から水分が失われたら、その水分を補給しなければなりませんから、水分補給もマストです。

 

もう一つ補給しなければならないのが、塩分などのミネラルです。ミネラルは身体の生理機能を円滑にする重要なものですから、これが汗とともに失われると、足がつったり、頭痛やふらつきなど、熱中症の症状が出ます。ミネラルが不足した状態で水だけ飲むと、さらにミネラルの濃度が薄まるので、かえって危険です。では、このミネラル不足をどうしたらいいかと言えば、これも少年野球のお手伝いをしている方などには常識ですが、塩アメなどで塩分補給をすることです。ただ、もっと根本的な対策は、元々人間に備わっているミネラル再吸収機能を活性化させることだと思います。人間の汗腺には、汗とともに流れ出るミネラルを再吸収する機能があります。しかし、汗腺の数は子どもの頃と変わらないですが、歳をとるとともに機能しなくなるものが増え、結果として汗をかきすぎると、ミネラルの吸収が追いつかず、べたついた汗となり、外へ流れ出てしまいます。私もジョギングを始めた頃は、そういう汗が出て、シャワーを浴びると、流れ出た塩分でジョリジョリとしたくらいです。それが、ジョギングを重ねるとともに機能を停止していた汗腺が復活したようで、徐々にサラサラの汗しか出なくなりました(逆に副作用として、ものすごく汗かきになったようで、ちょっと辛いものを食べるとすぐに汗だくになります)。こうなってから、暑さにも耐性が出来たように思います(もちろん、個人の感想です)。

 

そして、もう一つは「直射日光を避けること」です。これも、日傘をさすと暑さがまったく違うように、誰もが実感することですが、暑かった7月のジョギングでは特に実感しました。気温がまだあがり切らない早朝にジョギングに出ていましたが、それでも直射日光を浴びると、どうしても体温があがります。しかし、平たんな東西ルートを走ると、どうしても日向が多くなります。日陰を求めて走ろうとすると、南北ルートになりますが、そうすると、どうしてもアップダウンになります。「暑さ」と「アップダウン」の究極の二者択一ですが、今年の暑さは、さすがにアップダウンを選択させた次第で、何とか大したダメージもなく192kmを走破できました。

 

グランドでの運動の場合、直射日光を避けることはなかなか難しいので、水分補給だけではなく、練習する時間と日陰で休憩する時間のバランスをどうするか、これから研究することが必要かもしれませんね。もはや練習しないという選択肢もあるような状況だと思いますが、練習するとしたら、練習時間の倍くらい日陰で休憩することが必要な時代なのかもしれませんね。そうしたエビデンスをしっかり積み重ねて、痛ましい事故が起きないようにしたいですね。

 

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