前に、今回の禁煙の直接的なきっかけを書きましたが、今回はそこに至る間接的なきっかけを書いてみます。何日か前に書いてあったのですが、危険な飲み会(散ドラ祝勝会)が控えていたので、アップ出来ませんでした。しかし、何とか耐えきったので、アップします。
31歳 人生の転機
一番最初に禁煙しようと思い立ったのは、31歳の時です。特別な理由がは思い出せないのですが、なぜ、年齢まで憶えているかと言うと、いろんなことがあった時だからです。1996年から翌年にかけてで、まず、二人目の子どもである長男が生まれ、八王子に家を建てることを決め、それまでの職場とは180度違う職場に異動になった年です。思い返してみるに、二人目の子供が生まれ、家を建てることで、心機一転、禁煙しようと思ったのでしょう。会社の新年度である3月1日を機に禁煙しようと、2月に入ってから会社での禁煙を始め、それが思いのほか苦しくもなく、禁煙できると思った矢先、3月1日付けでまったく経験のない部署に異動となり、そのストレスであえなく禁煙計画は頓挫しました。
タバコをめぐる環境変化
その後、しばらく禁煙しようという気は起きませんでしたが、タバコをめぐる環境は日に日に変化していきました。この頃(30歳くらい)までは、職場での喫煙も可とされていましたが、だんだん時間を短くされ(時間帯禁煙)、しまいには、正規の勤務時間はダメとなりました(残業中は可ということで、タバコを吸いながらじっくり仕事するために残業するような本末転倒もありました。しかも、フレックス勤務ですから残業代はつかないのに)。そして、どんな時間でも職場での喫煙はダメとなるまでにそう時間はかかりませんでした。世の中の動きも同様でしたが、平成15年施工の健康増進法が決定的でした。受動喫煙を防止する努力義務で、罰則はないのですが、大きな流れになりました。地下鉄の駅はだいぶ前に禁煙になりましたが、私鉄でも最近はほとんどの線で終日禁煙となっています。愛煙家に優しいのはJRですが、それでも時間帯で禁煙ですし、大きな駅では灰皿が撤去されています。最近出来るショッピングセンターでは、ガラス張りの見世物みたいに隔離された喫煙所が常識となっています。こうして喫煙者の行動範囲がどんどん狭められ、不自由だなあと思い始めたのが大きなきっかけのひとつです。何しろ、社員食堂でも、喫煙、禁煙が完全に分離されてしまったので、同じ職場で昼食にいっても、少数派の喫煙者は見世物のようなガラス張りですし、どこかに出かけてもタバコを吸う時は家族と離れて右往左往することになるのですから、不便なことこの上ないです。
健康によくないのは分かっているが…
もう一つは、身近な人たちの変化です。私の父もカミさんの父も結構なスモーカーでしたが、二人ともタバコをやめています。健康上の理由で医者に止めなさいと言われたのです。ということで、どちらの実家にいっても私はホタル族となり面倒なことこのうえなくなりました。100歳を超えてタバコをぷかぷかしている人もいますが、昔と違って高齢化してくると当然そういうケースが増えてきます。どんなことがあっても止めないと豪語する人もいますし、タバコを吸わなくたって病気になる時はなると言う人もいます。しかし、自分が年をとったせいもあるのでしょうが、会社の人や身近な人が病気になったりすると身につまされますよね。止めようかという気持ちにその時はなります。しかし、健康というのは失ってみないとなかなか実感できないのも事実です。それより、それで禁煙を始める人もいたりして、気の弱い私は、最後の一人になっても止めないなんて言い切る度胸もなく、絶滅危惧種に指定され、見世物にされたらどうしようという恐怖感の強く、これがきっかけの一つです。
ひと箱1,000円になったら止められるのか?
タバコが1000円になるという話もありましたが、経済的な問題は、それほどの問題にはならなかったです。私の場合は。別に余裕があるということではなくて、金がないのにギャンブルで身を持ち崩すのと一緒で、私の場合、売っている以上同じなんですよね。私としては、体に悪いなら売らないでほしいといつも思っていましたが、刑務所に入るか入院でもしなければ、物理的に離れるのが難しいのが現状です。タスポの導入は自分がタスポを作らなければ買う場所が限定されてそれと似た効果があるので、私にとっては効果的でした。ということで、経済的な問題というよりも、私の禁煙のきっけは、生活の不自由さと周囲の人の健康問題、周囲からどんどん喫煙者がいなくなることの恐怖ですね。
しかし、今日の祝勝会は危険です。今日で20日目になる禁煙の危機です。しかし、会社でも禁煙してますといってますし、このブログのネタもなくなるので、何とかガンバルゾ!
渡辺久信監督は、監督就任初年度での優勝という偉業達成です。しかし、考えてみると、前任の伊東監督も一年目で優勝していますが、昨年は松坂が抜けて下位に沈み退任しました。原監督もジャイアンツ愛という衝撃的な言葉をひっさげて一年目優勝を飾りましたが、翌年優勝を逃すとナベツネと険悪な雰囲気になり辞任しました。コーチ就任予定だった川相が中日に移籍し、現役続行するハプニングもありました。中日の落合監督も「オレ流」の監督ぶりで見事一年目優勝を飾りました。その後も、優勝争いに絡み昨年はついに日本一を達成しました。しかし、今シーズンは阪神・巨人の優勝争いを横目にだいぶ水を開けられた3位争いに甘んじています。
監督交代は往々にして状態が良くないときですから、開き直って思い切ったことができます。若い人ならなおさらです。しかし、これまでの先輩監督の例からも、この後が大切ですよね。勢いだけで乗り切った今シーズンから、どれだけ熟成していくのか、今後が楽しみです。
暑い夏もようやく終わり、朝晩は涼しくなってきました。朝などは寒いくらいの時もあります。この2~3ヶ月は、犬の散歩も夏モードで、長くても30分が限度でした(もちろん、犬が)。ようやく涼しくなってきたので、散歩にもいい季節になってきました。
今日の朝は少し暑かったですが、明日の土曜はこの秋一番の秋らしい日になるようです。散歩にもふさわしい季節ですが、運動会シーズンでもありますね。小学校、幼稚園に限らず、横中も体育祭です。見に行くつもりでしたが、残念ながら仕事でいけなくなってしまいました。秋空の下、みんな頑張ってほしいものです。
長嶋選手も、王選手がいなければあれほど輝くことはなかったと思いますし、他球団のエース、4番打者たちが輝くこともなかったのだろうと思います。本当に王選手がいなくて、野村さんが本塁打記録を持っていたら、どうなっていたのでしょうか。ベーブルース、ハンク・アーロンを抜くという大騒ぎもなかったでしょうし、WBCでの優勝もなかったかもしれません。イチローがWBCに馳せ参じたのは、アメリカでもっとも有名で尊敬されている野球人である王さんが監督を務めていたからです。なぜ、王監督が有名で尊敬されていたかというと、ホームランの世界記録を持っていたからです。アメリカと日本の野球の違いはあっても、過去の野球交流で、多くのメジャーリーガーが王選手を目にして、おれを伝えたこともあって、王選手の記録は辺境の東洋の記録と無視されることなく、尊敬を集めているのです。
もちろん、野村監督も本人が言うような月見草ではなく、本当は立派なひまわりで、今では選手の時以上のひまわりですが、こうした偉大な太陽たちが、球界を照らしてきたんですよね。その太陽たちも今や70歳前後です。今シーズンは、西武の渡辺監督が新風を吹き込みましたが、選手・指導陣とも世代交代で若い太陽が昇ることを期待したいですね。ONの存在感をしのぐ人は、しばらく出てこないと思われますが、やはりいつまでもONを頼るのではなく、オレが引っ張っていくんだというような気概をもった若手の登場を待ちたいと思います。
喫煙のきっかけがひょんなことだったように、禁煙のきっかけも偶然みたいなものです。といって、楽々禁煙できたというわけではなく、むしろその逆で、これまで禁煙をしたいと思っても一日たりとも成功した試しはありませんでした。喫煙歴23年ですが、10年目までは禁煙はまったく考えたことはありませんでした。20年が近づいたあたりから本格的に意識し始め、20年を機にやめるんだと意気込んだものの、当然のように失敗しました。以来、禁煙しようと思ってもことごとく失敗。失敗の理由は、禁煙ということを意識しすぎたことと、一方では長年慣れ親しんだタバコを手離す気が本当にはなかったのだろう思います。
禁煙する時は、いつも必要以上に意識をしていたと思います。大抵、前日でタバコを吸い終えて翌朝から禁煙にチャレンジしようとするのですが、意識しすぎるとタバコの存在ばかりが頭に浮かんできて、朝起きた瞬間からもうダメなんですよね。ひどい時は朝の犬の散歩の時に買ってしまい、そうでなくても、九割がた通勤途中の西八王子駅までで挫折してました。ごく稀に西八王子駅を突破しても、会社に行くまでで陥落、ジ・エンドです。朝一の段階での失敗は意識しすぎ、それ以降の失敗は手離す気がないことが原因だと思います。「いずれやめるんだから、今日のところはここまででいいじゃないか…」と囁いている自分がいました。こうして朝一からの禁煙はほぼ100%失敗、成功したときも昼までか最長不倒でも16時くらいが限界(というか、自滅)でした。
こうして今まで一日たりとも禁煙できなかった私が、今回曲がりなりにも禁煙が継続しているのは、肩の力を抜いた「だらけ具合」と時の運としか言えません。スタートした日以降仕事が少し落ち着くこと気づき、直前になって「やめてみるかあ」というくらいのゲーム感覚でした。また、タスポを持っていない私は気軽に買うことが出来ないという条件も幸いしました。そんなこともあり、それまで散々失敗してきた朝の時間もやり過ごすことができ、会社でも仕事が立て込んでおらず、イライラを市販の通常ガムでごまかすことができたのです。人それぞれ重要なファクターは違うと思いますが、私の場合は、朝をどのようにクリアするかであり、肩の力を抜いたことで成功したのです。
禁煙サイトや禁煙本にはいろいろなことがありますが、人それぞれで個性が違いますから、万人に通用する方法などないと思います。私がこれは違うなと思ったことは以下のようなことです。あくまで、私には違うと思うことです。
まず一つ目は、「身近な人への禁煙宣言をしないさい」ということです。これは上記の意識してしまうことの代表格ですし、この裏返しの身近な人から「禁煙したら」と言われることほど逆効果なことはありませんでした。自分で禁煙したいと思っていながら出来ないところへ、こう言われると「そんなに簡単にできれば苦労はないっ」との反発を呼ぶだけでした。私は、出来たらそっと見守っていてほしいものです。
次に、「連休など仕事のストレスのない時期を選んでください」ということです。ストレスがない時期というのは分かるのですが、それが仕事のない日とは限らないということです。私の場合、休み日は、予定があるときなら、子どもがぐずぐずして予定通りにいかないとすぐストレスでタバコを吸っていましたし、予定がない日は手持ち無沙汰でタバコを吸っていました。仕事があるときの方が良かったと思います。
あと、「タバコ、ライター、灰皿などを処分しましょう」というのも、いたずらに意識しすぎることですから、私としては反対です。これで禁煙できなかったら、処分したものをまた用意しなくてはならず、かえって敗北感が募るだけです。私も今回は「だらけた」感じで禁煙をはじめ、10日目を目前にした時に処分に踏み切りました。人それぞれ、禁煙を阻んでいる要素は違いますし、それによって取るべき禁煙の戦略も違うということです。
今年を集大成にすると言っていたことから、もともと今年限りと見られていましたが、今日正式に今シーズン限りでの勇退を表明しました。球団が留任希望を表明したり、WBC監督待望論が出ていることから、今の時期の表明となったのでしょう。責任感の強い王監督らしいです。お疲れ様です。
巨人ついに首位タイ
13ゲーム差を詰め巨人がついに首位に並びました。しかし、どうも盛り上がりは今一つといった感じです。首位チームが力を落とす時期はありますが、阪神打線は五輪前から調子を落とし、五輪後も新井が離脱、不振が長期化し、巨人に付け入る隙を許しました。対する巨人も、19年ぶりの11連勝といっても、ラミレス、李、小笠原、グライシンガー、クルーン、谷といった移籍組の力が大きく、坂本らの若手の台頭もありましたが、どこか借り物のような気がしてしまいます。
岩隈(楽天)20勝、松坂(レッドソックス)18勝
楽天創立時にエースと期待されながら、ケガで十分な活躍が出来なかった岩隈ですが、ついに本領を発揮し、自身のベストを軽く超え、久々の20勝です。メジャーの松坂も野茂を越え18勝をマークしました。日本では登板間隔が長く、メジャーは投球数での制限がありますので、なかなか難しい記録です。それぞれ、3敗、2敗と負け数が少ないことが大きかったですね。
イチローの8年連続200本安打
日米通算3000本安打に続き、またまた金字塔を打ち立てました。しかし、チームの方は相変わらずの下位低迷です。最近複数年契約を交わしたばかりですので、マリナーズで選手生活を終える覚悟なのでしょうが、イチローほどの選手がそれで本当にいいのかと思います。オリックス時代2度の優勝はありますが、チームとしては不遇をかこっています。強いチ-ムで輝く姿も見てみたいものです。
禁煙して半月が経過しました。厳格に言えば2週間でしょうが、半月といった方が長い気がしますよね。
11日目 9月19日(金)
今日も朝は喉がいがらっぽい感じです。禁煙サイトなどを読むと、回復過程の症状とのことですが、何か得した感じがないとモチベーションが上がらないですね。今日は、会社で飲み会のお誘いを断りました。君子危うきに近寄らず、です。当面、私が参加する飲み会は、散ドラの祝勝会だけです。
12日目 9月20日(土)
今日は偉い人(専務、常務3人、執行役員2人etc.etc.)がたくさんいる会議に出席しました。といっても、事務局(お世話係)なので、発言はしたりしません。それでも、あまり居心地はよくありませんから、やっぱり会議が終わったあとは、一服したいなあと思ったりします(去年だったら間違いなく一服してましたね。見ているだけで本当に気が滅入る人がいたのですが、今年はそういうことがないので、何とかなります)。やはりストレスが大敵ですね。
13日目 9月21日(日)
喫煙が復活していまうのは、禁煙に慣れてもう大丈夫だろうと吸ってしまうケースと、ストレスからタバコに戻ってしまうケースが多いようです。禁煙を始めてから2週間、出来るだけストレスを避けようとする習性になってきているようです。今日は散ドラ活動の日です。いつもならヒートアップし、怒鳴り、つい一服となります。なので、今日は観戦中も控え目な態度でした。それはそれで、ちょっと物足りないのですけどね…。
14日目 9月22日(月)
やはり朝のいがらっぽい感じがなくなりません。やはり、一年くらいしないと目に見えた変化は起きないのでしょうかね。しかし、何はともあれ、二週間が経過しました。早かったような、まだ二週間かといういような感覚です。次の目標は、一か月、三か月、半年、一年となるのでしょうが、自信はあるようなないような…。ビッグマウスは叩かないようにします。
守りの方でも、エラーではないものの、あと一歩、二歩足りない場面が何度もありました。この一歩二歩が本当のファインプレーになるかどうかなのです。別にファインプレー狙いをすることはありませんが、この捕れるか捕れないかの当りを捕ってこそ、守備の醍醐味なのです。もっとボールへの反応を磨いてほしいものです。
今日の結果は0対10ですが、こうした0.5対1くらいの積み重ねがこうした結果になているように感じました。この2週間でも、だいぶいいゲームが出来るようになっていると思います。本当の最後の頃ではなく、出来るだけ早く結果を出してほしいと思います。
今日はTV中継がありましたが、今年の方針を考えると最初からの予定とは到底思えません。巨人が予想外の追い上げをしているための中継復活でしょう。しかし、今突然その様子を見せられても、何か乗り切れません。もちろん、本当のファンなら球場に足を運ぶのが筋なんでしょうが、巨人は東京、日本の球団で、地域の球団ではないので、やはりTV中継がないとダメですよね。シーズン初めから巨人が強いか、あるいは強くても弱くてもファンに愛される巨人になるしかないでしょうね(しかし、現実的に全国ネットをキープしようと思ったら、強くあり続けるしかないでしょうね)。
まだ胸を張って禁煙しましたと言える時期ではありませんが、そうするつもりで喫煙のきっかけお書いてみます。
たいていの人の喫煙のきっかけは、生意気盛りの中高生の頃に好奇心だったり、仲間にいきがって吸い始めることでしょう。しかし、自慢にもなりませんが、私は中高生のころにタバコを吸ったことはありません。私の父親は酒も、タバコもたしなみますが(実はたしなむなんてレベルではありませんが)、私は家の中でタバコの煙をもっとも毛嫌いしていたくらいですから、自分からタバコを吸おうなんて思ったことがありませんし、酒も飲みませんでした。大学に入ると、酒は否が応でも飲まざるを得ない状況になりましたが、飲んでみると、「おっ、これはいけるかも」ということであっという間に大酒飲みになりました。しかし、タバコの方は吸うつもりもなく、実際に吸うこともありませんでした。その当時の20歳代男性の喫煙率が70%程度でしたが、実際に感じるところでは非喫煙者はもっと少数派でしたが、まったく気にせず、喫煙派の友人たちを非難してました。
きっかけはひょんなことです。20歳をすぎてしばらく経った頃、タバコ屋さん(当時は普通にありました)で道を聞く機会があり、気が弱い私は何か買わないと悪いなと思い、セブンスターを1個買ってしまったのです。買ったからといって、吸わずに捨てたり、人にあげたりすればよかったのですが、その時になって中高生のような好奇心を出して1本吸ってしまったんですよね。これが運のつきでした。
当時は、大学の教室の外の廊下にも灰皿があり、悪いやつは教室内でも吸っていました(もちろん休み時間ですが)。飲食店でも喫煙は当たり前、歩きタバコも当たり前で、今では想像もつきませんが、地下鉄の駅ホームにも灰皿がありました。いわば好きなようにタバコを吸えた時代で、一度そこに足を踏み入れると抜け出すのが難しい時代でした。そんな時代背景と違い、今は喫煙事情がだいぶ異なりますが、青少年諸君は、好奇心などで絶対にタバコに手を出さないようにしよう。
第八日目。9月16日。今朝も4時頃に目が覚めましたが、その前に夢を見ました。よくあるのでしょうが、タバコを吸っている夢です。夢ですから、何の脈略も、事前の煩悶もなく、いきなり吸い始めていましたが、「あっ、しまった」というもなく、気持ちよく吸っていました。もちろん、現実の生活では吸っていません。帰りに西八駅前のダイエー内の100円ショップで貯金箱を買いました。何か励みがないとですからね。
第九日目。今日は水曜日でお休みです。朝起きた時の喉の渇きやいがらっぽさがなかなかなくなりません。それともお酒のせいでしょうか。以前読んだ『禁煙の愉しみ』というちょっと変わった禁煙本の中で、「禁煙とは何かを失うことではなく、生活に新たな何かを付加することだ」と書いてありました。そして著者はソバ打ちや料理、その他にもさまざまなことで実際に生活を豊かに変えていっていますが、私はそこまでは出来ませんが、今日は風呂場の掃除をしてみました。あとは肺がきれいになったら、走ってみようかななんて思っています。
第十日目。ついに十日目に突入しました。かといって、指折り数えて、身悶えしていたわけではありません。タバコを買おうという気は今のところまったく起きませんし、タバコのない生活が普通になりつつあります。しかし、まだふとした瞬間に昔の生活習慣が顔をのぞかせます。帰りの電車が間が悪く10分以上あったので、結局は乗り換えることになるのですが、先に来ていた武蔵五日市行に乗りました。立川に着いて、後続の高尾行きに乗り換える時に、ふと喫煙所を意識していることに気づきました。習慣とは恐ろしいもので、ニコチンは2~3日で抜けても、習慣はちょっとやそっとでは抜けないということですね。一年くらいかかるのでしょうかねえ~。
ポイントは、スポーツが上達するカギとなるのがイメージ記憶だということです。人間の記憶は、コンピューターのようにありのままを記録するのではなく、自分の中でイメージを作り上げて記憶しています(一次的な短期記憶はすぐに忘れるようになっているからです)。球を打ったり、投げたりというメージ記憶をたくさん持っているほど、その動きを正確に再現できるので上達が早くなります。だから、上達にはこのイメージ記憶を鍛えればいいということです。
人間が見たもの聞いたものは、視覚中枢、聴覚中枢から短期記憶を司る海馬回、扁桃核を通り、頭の前の方の前頭連合野に送られ、認識したり判断したりするわけですが、その途中でいろいろな寄り道をします。意欲、感動、好き嫌いや愛情、匂いの嗜好などに関連する部位を通ることで、記憶は感情と関連づけられているのです。ということで、記憶と連動する心を働かせるのがよいということで、著者が勧めるのが以下の方法です。
1.人の話は興味をもって、感動して聞く。
2.覚えたり、練習したりする内容に興味を持ち、好きになるようにする。
3.長時間の学習、練習は避け、時間を限定して集中して覚える。
4.覚える内容を自分の得意なものと関連づける。
5.声に出して覚える。
6.覚える内容について、自分独自で考え、勉強する。
7.覚えたことは、その日のうちに目を閉じて声に出してみる。
「なあんだ」と思われるかもしれませんが、以前にも書いたように、脳は心地よいこと、好きなことをするのが一番なんですね。言われてイヤイヤやるのではなく、自分から進んでやるようにする、なんでも積極的にやってみる。そうしたことを普段の生活でしていると、勉強も、スポーツも出来るようになるということです。やってみない手はありません。