八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

夏休みの宿題(野球教室の復習)

2008年08月30日 19時26分45秒 | 散ドラ諸君への喝!
合宿二日目は練習が出来なかったため、急きょ野球教室を開催しました。その復習です。
 
1.なぜ、バックセカンド、バックサードをするのか。
  
~「状況」の確認とまわりの声掛けが大切~
  ・ランナーの進塁を防ぐためですが、ランナー一塁ならいつもバックセカンドではなく、状況により変わります。
  ・例えば、外野を抜かれたら、ランナーの状況によりバックサードか、バックホームになります。
  ・だから、事前に状況を頭に入れておいて、こうなったらこうすると考えておくことが必要です。
  ・また、抜かれたボールを追いかける野手は状況が分からないので、まわりが声をかけることが必要です。

2.なぜ、第一リード、第二リード(ゴーバック)をするのか。
  
~常に次の塁を狙おう~
  ・出来るだけ多くリードをとり、モーションと同時にスタートし、次の塁を狙うためですが、以下のことが必要です。
  ・まず、自分の足でどれだけリード出来るのか(けん制で戻れる距離)を知ることが必要です。
  ・スタートは、投手が投げる頃では遅すぎます。足をあげると同時にスタートを切ろう。
  ・そして、打者が打って進塁しても、それで終わりではなく、常に次の塁を狙うようにしよう。
  ・それをサポートするためにも、ベースコーチは、体と大きな声で指示を出そう。
  ・守備のときは、逆に次の塁を取られないように、すぐに次のプレーに移ろう。

3.打ち方・投げ方・守り方
  ・構えてからテークバック(腕を引いて打つ準備をする姿勢。トップと言います)のとき、グリップを下げない。
  ・そのためにも、素振りが大切。ボールをイメージして、自分のポイントをイメージして素振りしよう。
  ・正しい投げ方を身につけるために、メンコを叩きつけるような「真下投げ」を心がけよう。
  ・ボールの簡単な捕り方は、ボールが弾んだ瞬間か、落ちてくるところです。
  ・でも、出来るだけランナーの距離を奪うためにも、出来るだけ「前で」捕ろう。
  ・それをするためにも、ボールへの「反応」を速くしよう。どこに飛んでもボールの方向へ一歩踏み出そう。

そのほかの練習にもいろんな意味があります。その一つひとつをきちんと意識して、練習していれば、午前中だけの練習でもクタクタになるはずです。そして、「目標」をもって頑張れば、オリンピック選手のように、うれし涙や悔し涙を流すこともあるでしょう。そんな姿をぜひ見せてください。ガンバレ!散ドラ諸君!

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涙の意味

2008年08月29日 23時21分32秒 | スポーツ
今回のオリンピックでも多くの涙が流されました。涙のメカニズムがどのようになっているのか、詳しくは知りませんが、涙にはカタルシス効果(抑圧された感情を表に出して、心の緊張を解消する効果)があると言われます。それだけの緊張状態にあり、ストレスがかかっていたのだということでしょう。
 
今大会で一番印象的だった涙は、100m平泳ぎの北島康介です。前回アテネ五輪での二冠制覇の時は、涙はなく「超気持ちいい~」でした。もちろん、このときもストレスはあったでしょうが、当時の北島にとっては通過点で目標はもっと先にあったのだと思います。それに対して、今大会は200メートルでブレンダン・ハンセンが出場権を逃し絶対視されていたものの、100メートルはハンセンのほか、オリンピックに入って台頭したノルウェーの若手選手などがおり、世間でいうほど安泰なものではないことを本人が一番自覚していたのでしょうし、次の目標もセットされていなかったからこその、涙であり、引退騒動だったのだと思います。いわば、ギリギリのところで目標を達成したことによる緊張からの解放だったのでしょう。柔道の谷本、レスリングの吉田、陸上400mリレーなども同じでしょう。ケガや思わぬ敗戦、不可能と思われたことを乗り越えての目標達成だからこその涙です。柔道の鈴木桂司、塚田真希の涙は、こうしたギリギリの目標を達成出来なかったがゆえの涙でしょう。そうした意味で、悔し涙もうれし涙と紙一重ですね。
 
一方、体操の内村航平、フェンシングの太田裕貴、柔道石井慧は、満面の笑みでした。これは、アテネ大会の北島同様、目標が今大会で終わりではなく、まだまだ目標が先にある若手だからでしょう。
 
涙があった反面、笑顔もありました。前回大会で銀メダルに憮然としていた伊調千春は同じ銀メダルに満面の笑顔でした。今大会で引退を決めており最も涙が似合うはずの400mリレーの朝原選手も笑顔でした。彼らは、いわば最終的な目標=goalに到達したことによる満足の笑顔だったのでしょう。
 
いずれにしても、「目標」をどこに置くかでこうした涙や笑みの意味が変わってくるのでしょう。翻って、またまたここにくるかと思われるでしょうが、野球代表チームが最終戦を終えてどんな顔をしていたか見ていないので知りませんが、きっと涙はなく、ただうつむいていただけなのではないでしょうか。ソフトボールも実業団リーグがありますが、彼女たちの最終的な目標は、間違いなく世界最高峰を決めるオリンピックだったはずです。それに対し、プロ野球選手たちの目標は、通常は優勝争いや、自分の成績です。世界大会に慣れていないプロ野球選手たちにとっては、それが当然です。そういう意味では、星野ジャパンの敗戦の原因のひとつには、「目標」をしっかり選手たちに植えつけることが出来なかったことにもありそうです。
 
帰国した選手たちが、シーズンに復帰し活躍していますが、なにか複雑な感じですよね。次のWBCでは目標の切り替えをしっかりしてほしいものです。散ドラ諸君も悔し涙が出るくらい、目標を高く掲げてやってみよう。

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男を下げ続ける星野仙一…「燃える男」は完全鎮火。

2008年08月27日 21時57分45秒 | プロ野球・高校野球
ネットで無責任かつ非論理的な意見とも言えないような暴言をまき散らすのは感心しませんが、星野仙一は、上司にしたい著名人でも毎年上位にランクされる影響力の大きい人ですから、冷静に批判をしてみたいと思います。
 
選手やコーチの選考、試合での采配、参加チーム全てに同じ条件である国際ルールやストライクゾーンを批判したことについては、既に書きました。しかし、帰国後も星野氏の発言は、男を下げるものばかりです。
 
まず、今回の敗戦について批判する声を批判しています。世の中ではこうした態度を逆ギレと言います。「日本は失敗をすぐに批判するが、それでは若い人が夢を持てなくなる」のだそうです。しかし、これは完全な論点のすり替えであり、詭弁以外の何物でもありません。
 
まず第一に、もっとも批判されているのは、星野氏自身であり、選手ではないということです。当然ながら、責任者に最も求められることは、「責任を取る」ことです。これはどういう理由があるにせよ、結果については潔く認め、原因を総括し、次に向けての対策をしっかり打ち出すことです。しかし、星野氏は口では私の責任ですと言いながら、二言目には言い訳や責任転嫁で、なぜ負けたのについての、反省はありません。私なら、こんな上司のもとでは働きたくはありません。
 
第二に、批判を批判することの愚かさです。批判のない世の中がどのようなものかは、歴史が証明していると思いますが、それほど大げさなことでなくても、ヤンキースやレッドソックスなど、メジャーの強豪チームは、厳しいマスコミやファンによって叩かれることで鍛えられます。星野氏は、マスコミを利用するのがうまく、選手・監督時代はアンチ巨人を全面に打ち出すことでアンチ巨人ファンの人気を得たことに加え、地元マスコミが好意的報道しかしない中日、阪神だったこともあり、批判に慣れていないのでしょう。
 
第三に、若い人たちが夢を持てなくなったとしたら、それは批判されているからではなくて、あまりにも不甲斐ない負け方をしたからでしょう。どんなに良い試合をしても、責任者は結果に対する責任があります。しかし、良い試合をしてくれれば、結果が同じでもこれほどまでの批判は出なかったでしょう。それが、覇気や執念は感じられない、策はない、采配は意味が分からない、おまけに結果がこうでは夢が持てるはずがありません。
 
星野氏はこうしたことに対して、責任者として真剣に反省する責任があります。反省がなければ、成長はありません。結果が出なかったということは、何か問題があったからです。それを国際ルールのせいにし、周囲の批判を批判しているようでは、何も変わりません。来年のWBC監督就任に前向きとの報道もありますが、ここまで言えば、これについてのコメントは必要ないでしょう。

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オリンピックの間のいろいろ…

2008年08月26日 22時54分14秒 | プロ野球・高校野球
何だかんだ言いながらも、オリンピックは4年に一度の祭典ですから、やはり話題をさらっていきます。いつもは夏の話題をさらう風物詩である甲子園もすっかり霞んでしまいましたね。私もオリンピック前の序盤戦こそチェックしていましたが、オリンピック開幕後はほとんど完全には見ませんでした。一昨年のハンカチ王子とマー君の激闘、昨年の佐藤由規、中田翔旋風と公立の星佐賀北の優勝と比べると、盛り上がりに欠けた感もありますが、今年の球児は気の毒でした。
 
プロ野球では、絶好調だった阪神が不振にあえいでいまいましたが、一年間戦う長丁場では当然起こりうることです。しかし、追いかける巨人も勢いに乗りきれず、こちらもオリンピックから注目を引き寄せるには至りませんでした。おまけに、代表チームの情けない試合内容で、とどめを刺された感があります。
 
清原もこの間に正式に今期限りでの引退を表明しました。最近では、新庄剛志がシーズン中に引退表明をしましたが、新庄とはまったく状況が違います。新庄の場合は、言わば「商品価値」が最も高い時期での表明で、それによってさらに価値を高め、おまけにチームの結束力を高め、チームを日本一に導くという副次的効果ももたらしました。清原の場合は、もはやこれまでという引退です。しかし、普通は、決意をしただけで言葉には出さずシーズン終了後に表明するものです。しかし、前に書いたように、清原はシーズン中に表明することで、注目を浴び自分を奮い立たせ、花道を飾りたいのでしょう。最後まで、清原らしいとは思いますが、結果が出せるかどうかは難しいところです。
 
一方、私と同い年の山本昌投手(中日)が、200勝達成に続き、史上最年長での二ケタ勝利、完投勝利を達成しました。学生時代にはエースで四番だった選手が多い中、学生時代に補欠も経験し、プロ入り後も戦力外の危機もあったのが山本昌です。しかし、学生時代から誰よりも練習熱心で決して手を抜くことがなかったそうです。もともと球速はなく速く見せる技術で勝負する投手ですから、いまさら球が遅い云々は関係ないでしょう。ひょっとしたら、45歳や50歳でも活躍するような偉大な投手となるかもしれません。
 
と、オリンピックの間にも野球界にはいろいろあったわけですが、注意をしていなくても否が応でも目に飛び込んでくるくるくらいの盛り上がりを期待したいものです。阪神ファンのタカナリ一家では大いに盛り上がっているでしょうけども…。

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スポーツ・グラフィック ナンバー編『日本野球25人 私のベストゲーム』文春文庫

2008年08月25日 23時17分24秒 | プロ野球・高校野球
スポーツ雑誌ナンバーが創刊25周年を記念して、創刊年1980年から25年間のベストゲームを、25人のプロ野球人にインタビューしたものです。長嶋茂雄、王貞治、野村克也、星野仙一、イチロー、清原和博、掛布雅之、原辰徳、ランディ・バース、ラルフ・ブライアント、秋山幸二、落合博満、新庄剛志、古田敦也、松井英喜、野茂英雄、山田久志、江川卓、斎藤雅樹、阿波野秀幸、桑田真澄、佐々木主浩、工藤公康、松坂大輔、江夏豊という錚々たる顔ぶれです。
 
1980年以降などという制約をつけなければ、さらに迫力のあるベストゲームが挙がるのでしょうが、今のふやけた野球よりは、はるかに「密度」が濃い試合をしていたことが分かります。古田がイチロー封じに全精力を注いだ日本シリーズを振り返っての言葉が印象的です。「ホントは130試合すべてに、これくらいの気持ちでやらんといかんのでしょうけど、それじゃ体がもたんですよ(笑)。シリーズが終わった後は、身も心もクタクタでした」と。確かに130数試合、イニングにして1000イニング以上を神経を張り詰めたままでは体がもたないでしょう。だからといって、いつも同じテンションのままでいいわけではありません。年間の中でベストゲームがあるように、一つの試合の中でも、神経を研ぎ澄ませるべき、ここぞという場面が必ずあるはずです。それが「集中力」「メリハリ」というものです。
 
思うに、今回のオリンピックの野球代表には、こうした集中力、メリハリが欠けていたと思います。金メダルを獲得したソフトボール代表が、予選リーグでは上野を温存し米国にコールド負けし、決勝トーナメントでは一転上野一本槍でエースと心中という戦い方は、見事なメリハリでした(負けていれば、何を言われていたか分からない潔さです)。野球代表が、そうした戦い方が出来なかったのは、当然のことながらふだんからそういう戦いをしていないからです。ぜひ、手に汗握るスリリングなゲームを見せてほしいものです。練習で出来ないことは、試合で出来ませんし、普段の試合で出来ないことは、ここ一番の大切な試合でもできるはずはないのですから。
 
しかし、これにはファンの責任もあります。どんな試合も鳴り物で応援し、ゲームそのものの良し悪しを見る力がないファンが選手をダメにしているともいえるのです。素晴らしいプレーには拍手を、ふがいないプレーには喝を入れるファンの力量も問われます。

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どうしたんだっ!野球日本代表!(喝!)

2008年08月24日 21時12分38秒 | プロ野球・高校野球
既に言い尽くされていると思いますが、それでもどうしてもひとこと言わずにはいられません。中国陸上界の英雄劉翔の棄権や(プレー中の観客の応援がうるさいことに対しての)テニス選手の「Shutup」発言に対して、中国では感情的な批判が巻き起こりましたが、今回の野球日本代表は客観的に見て、問題がありすぎでした。野球をやるのは選手ですが、今回は、一番の責任は責任者である星野監督にあるのは言うまでもありません。
 
前にも書きましたが、スモールベースボールに相応しくない選手選考、継投の失敗(動かなかったり、動きすぎたり)、策のなさ、身内で固めた首脳陣、そして何よりも気迫の感じられないプレー、拙守など、数え上げたらキリがありません。
 
その挙句に、あきれ果てたことに、敗軍の将が「審判の判定」や「国際ルール」に批判したのです。アウェー(敵地)での戦いでは、往々にして不利な判定が下されますが、同じ条件での戦いで審判やルールに文句を付けるのは、「今日は晴れてたから負けた」となどと言うのと同じです。恥の上塗りとはまさにこのことです。
 
そして、今回のチームは、プロ野球界の全面的な協力を取りつけた初めてのチームです。星野監督も三顧の礼をもって迎えられ、まさに全てを一任されていました。チーム練習の期間の短さなど制約条件はありましたが、「自由に選手を選べない」という言い訳が許されない状況だったのです。
 
とはいえ、どんなに選手を揃えたからといって、野球というスポーツは絶対に勝てるとは限りません。星野監督が「金メダル」ムードを煽っても、私は絶対に勝てるとは思っていませんでした。もちろん、勝ってほしいとは思っていても、そうなるとは限らないのが野球だからです。負けそのものが悔しいのではなく、四年に一度世界中のアスリートが勝利への執念をもって戦う五輪という舞台で、勝利への渇望、執念が見られず、負けるべくして負けたのが残念でなりません。しかも、公式競技最後の大会です。昨年のWBCでようやく日本野球の活路が見えたかに見えたのに、振り出しに戻るどころか、後退の感があります。
 
そして、最後に。WBCと違っていたのは、精神的支柱がいなかったことです。WBCでは、イチローがそれまで見せたことがないような「気持ち」を前面に出してチームを鼓舞していました。群れることを好まず、孤高の天才と見られたていたイチローが見せた姿は、他の選手たちに目に見えない力を与えていたようです。そして、コミュニケーションなどでチームを支えたのが宮本選手でした。今回も宮本選手はいましたが、「気持ち」で引っ張る精神的支柱はなく、宮本選手にしても、十分な活躍の場は与えられませんでした。今回の敗戦から学ぶことがあるとすれば、いかに日本の「プロ野球」がひ弱かということを知り、「井の中の蛙」から脱却出来るかどうかでしょう。

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やったあー!北京オリンピック・ソフトボール、金メダル!

2008年08月21日 23時41分59秒 | スポーツ
やりましたね!ソフトボールチームが金メダルを獲得しました。残念ながら、残業でライブで観戦は出来ませんでしたが、あっぱれな偉業達成です。昨日の(負けチームが)3位(となる)決定戦は観戦しましたが、この一戦も延長12回ですか、薄氷を踏むような勝利でした。7回二死から同点ホームランを打たれたりという詰めの甘い面もありましたし、延長に入ってからは二塁のランナーを置いてのタイブレークで勝ち越しを許したものの、裏ラッキーなヒットで同点に追い付くという幸運もありました。しかし、昨日今日の戦いでの立役者は、何といっても世界最速の上野投手です。昨日、朝の米国戦と夜のオーストラリア戦を一人で300球以上投げ抜き、しかも今日の米国戦に再度登板し、堂々の完投勝利です。
 
もちろん、予選リーグで極力上野を温存するため頑張った他の投手陣や、堅い守りを見せた野手陣も立派です。しかし、今大会はまさしく上野のための大会であり、彼女なしには金メダルはあり得なかったでしょう。ソフトボールが正式種目になって以来、期待されながらも銀メダルが最高だった日本チームの弱点は何といってもパワー不足です。今大会を見ていても、体格差は歴然としています。野球の場合は、それを補うためのスモールベースボールという技術を活かす余地がありますが、ソフトボールの場合、フィールド自体が「スモール」ですから、技術があってもその差が見えづらいという面があります。そこを突破するのは、やはりずば抜けた何かが必要ですが、今回はそれが上野投手でした。上野は、前回アテネ大会でも世界最速の称号を手にしていましたが、ここぞで踏ん張りきることが出来ませんでした。
 
その上野投手が今大会にかける意気込みは推して知るべしですし、ソフトボールがオリンピックの正式種目から外れることが決定したとあっては猶更でしょう。この最後の大会で、上野投手という不世出の天才が輝いて金メダルを獲得したことは、記録にも記憶にも残る歴史的な勝利です。解説を務めていた宇津木前監督も、解説者というより始終母親のような応援ぶりで、この勝利は言葉に表せないものでしょう。今ひとつピリッとしない野球チームも、このソフトボールチームの気迫を見習い、金メダルを目指してほしいものです。「プロ」ですからね。

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オリンピックから学ぶこと

2008年08月20日 21時21分21秒 | スポーツ
オリンピックは、スポーツの品評会とも言えるくらいさまざまなスポーツが行われますので、スポーツ観戦好きな管理人としては、「にわかファン」となっていろいろなスポーツを観戦して楽しんでいます。世界最高のスポーツの祭典ですから、我々とは別世界の話と思いがちですが、散ドラ諸君にも参考になることは多々あると思います。その一つは、瞬時の「反応」です。
 
これまでもたびたび「ボールに反応しよう」と言ってきましたし、先日の新人戦についても盗塁のスタートの反応について書きました。オリンピックのいろんなスポーツでも、瞬時の「反応」が多く見られました。まず、陸上や水泳のスタートへの反応は言うまでもない典型例です。スタートでの反応の差は、たったの0.01秒単位ではないかと思いますが、それが勝敗を決することがあるので、あれだけ必死になるのでしょう。今大会で話題となったフェンシングも目にも止まらぬ速さの反応で勝敗が決していました。柔道、レスリングなどの格闘技も、いかに自分に有利な態勢に持ち込むか、技をかけるかで、一時も目を離せない反応の応酬です。球技でも、バトミントン、卓球など狭いフィールドで、一対一(もしくは二対二)の勝負は、スピード間あふれる展開で反応の差が勝敗を左右します。
 
そういう意味で言うと、チーム戦の球技の反応が一番遅いように思います。それはやはり、一対一のスポーツ(特に格闘技系)に比べると、自分に攻撃がくると特定されていない(ボールがどこに飛んでくるか分からない)からでしょう。だからこそ、いつでも一対一のスポーツのような心構えで一球一球「反応」することが大切なのです。散ドラ諸君のような反応では、格闘技ではあっという間に一本負け、フォール負けです。世界最高のアスリートが集まるオリンピックでは、いろんな点で学ぶことがあると思いますが、一番学んでほしいことです。

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北京オリンピック・野球一次リーグ 韓国戦敗退…

2008年08月17日 19時31分04秒 | プロ野球・高校野球

初戦キューバ戦に敗れたものの、その後2勝し迎えた韓国戦。出場8カ国が総当たりで戦い、上位4チームが決勝トーナメントに進出するリーグ戦前半の天王山とも言える重要な一戦でしたが、まったく無様な敗戦でした。まったく無策といってもいいでしょう。
 
前半は素晴らしい投手戦でした。打撃面で言いたいことはなくはないですが、6回裏、新井が先制ツーランを打つまではまあ良い試合展開でした。しかし、直後の7回表、好投していた和田が一発だけを注意しなければならない場面で同点ツーランを浴びたのも、不注意でしたが、まあ仕方がありません。6回まで素晴らしいピッチングをしていた和田を代えなかったのも、結果論になりますから、ベンチを責められないでしょう。
 
しかし、川上をはさんで岩瀬につないで2イニング目となる9回表、ヒットをつながれ1点勝ち越された場面では、投手交代の場面でした。今シーズンは岩瀬らしくない救援失敗を何度かしていることもありますし、流れを変える意味でも交代すべきだったと思います。しかし、ベンチは動きませんでした。動きすぎではないかと思われた韓国ベンチとは対照的でした。岩瀬続投後の結果は、岩瀬の責任ではありませんが、堅い守りとつなぐ攻撃を信条とするスモールベースボールを標榜する日本チームとしては、お粗末な守りでした。その前にもファールフライを捕り損なっているサード村田が小フライを捕れずに1失点、ツーストライクに追い込んでから、二塁盗塁阻止を変に意識したキャッチャー阿倍の暴投で1失点と、痛恨の追加点を取られたのでした。最初の勝ち越し点は仕方ないとしても、あとの2点は重すぎる2点でした。
 
最終回となる9回裏、新井の意地の三塁打、稲葉の三塁強襲安打で1点を返し、村田もミスを取り返す右線二塁打で無死二三塁、一打同点、ホームランで逆転サヨナラの場面としましたが、韓国の小刻みな継投の前に、阿倍は浅い左翼フライで犠飛とできず、GG佐藤は力ないスイングでボール球を空振り三振、代打森野も内野ゴロでゲームセットとなりました。
 
直接的な敗因は、継投ミスとお粗末な守備ですが、間接的な敗因としては、スモールベースボールとは言えない打撃にもあったと思います。この大会で、そこそこ結果は出していますが、西武のGG佐藤・中島、横浜の村田などはスモールベースボールを体現する選手とは思えません。やはり、しつこく食らいついたり、チームバッティングなど小技が出来る選手が必要な気がします。最終回のGG佐藤もまったく力のないスイングで、あれでは当たってもボテボテです。森野も意外性のバッターという印象で、それほど確実性があるとは思えません。宮本などの方がよほど良かったと思います。前半戦も相手が良かったとはいえ、各打者ともセンターから右を狙うなどの意図も見えず、クルクルと三振し、まったくお粗末でした。一番お粗末だったのは里崎で、三球ともまったくかすりもせずの空振り三振でした。まるで少年野球です。
 
昨年のWBCで日本代表が見出した勝利への戦術が「スモールベースボール」だったはずです。投手力を軸とし、固い守り、つなぐバッティング、抜け目のない走塁がそれです。しかし、今回のチームでは、メジャー流出やケガなどの影響もあると思いますが、代表選抜の面でスモールベースボールのカラーが薄れていると思います。そのうえ、五輪開幕後にスモールベースボールの代表格川崎、西岡らのケガで一層そのカラーが薄まっています。しかし、問題はそれだけではなく、試合中の策のなさです。相手投手に対しどういう打撃をするのか指示を出しているようには思えず、選手が勝手に打っているように見えましたし、1点勝負の終盤に、投手だけでなく、決して守備がいいとは言えないショート中島、サード村田、レフトGG佐藤などで良かったのかと思います。また、昨年のWBCであれほど「日本のために」と一丸になった気迫も感じられません。
 
マスコミを使うのがうまい星野監督の活動で、事前の盛り上げは十分でしたが、チームづくりの準備不足と田淵・山本という仲良しトリオの首脳陣で戦えるのだろうかと、非常に不安になる一戦でした。

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史蹟巡り

2008年08月17日 10時10分25秒 | 管理人のこと、雑感
息子との二人旅の三日目です。半日海で過ごすことも出来ましたが、天気が悪かったこともありますし、元々別な予定を組んでいたので、朝8時にはチェックアウトして出発しました。新潟といえば越後の国で、戦国武将上杉謙信の本拠地です。息子が(ゲームの影響ですが)戦国時代に興味を持っており、中でも上杉謙信を気にいっているので、上杉謙信ゆかりの地を訪ねて、信州のカミさんの実家に向かうことにしました。
 
柏崎市から西へ30㌔ほど下ると、謙信の本拠地だった上越市(昔の高田市)です。小一時間ほどで着く距離ですが、前の日から朝から雷がなるなどゲリラ豪雨に見舞われた日本海側は、この日も同様の天候で、出発して間もなく猛烈な雨が落ちてきました。あまりの激しい雨で行き先の道路標識も見えず、違う場所で曲がってしまい一瞬焦りましたが、地図を見てある程度目星をつけていったので、そちらの方向へ修正していくと、案内看板がすぐに見つかり、目当ての春日山城跡につきました。そして、雨も小降りになりました。
 
  

上の銅像は謙信の像です。春日山城は、戦国期の城ですから守りを固めた山城です。江戸時代の城のような華麗な天守閣はありません。しかし、それだけに戦国の息吹が感じられます。上の写真の左手を上がっていくと、歩いて10分から15分ほどで本丸だそうですが、いつまた土砂降りになるか分からず、雷に打たれても困りますから、残念ながら上にいくのは断念しました。

  

春日山城跡を下ってすぐのところに、林泉寺という寺があります。長尾氏(上杉氏に改姓する前の姓)創建の寺で、戦国武将の中でも文武両道に秀でた謙信は、幼い頃からこの寺で学問を修めたそうです。寺内には宝物殿があり、謙信などのゆかりの品を展示してあります。上杉景勝が米沢に移封された後の領主堀氏、榊原氏にも厚く保護され、歴代領主の墓もあります。下は謙信の墓です。

  

この他、謙信ゆかりの展示がある「埋蔵文化財センター」や「ものがたり館」などが付近にあるのですが、時間の関係があるので残念ながらそちらには寄らずに、上越市を後にしました。

上信越道で長野に向い南下しましたが、新潟・長野県境は険しい山に阻まれていますから、現在の道路が走っている場所がかつての交流のルートだったはずです。謙信がたびたび信州に侵攻し、信州の覇権を争い武田信玄と川中島で相まみえたのは有名な話ですが、時速100㌔でも1時間以上かかる道のりを、徒歩や馬で進んだのですから往時の苦労がしのばれます。本当は川中島古戦場周辺にも寄りたかったのですが、残念ながらこちらもパスしました。代わりに息子が本物の天守閣を見たことがないので、松本城に寄りました。

  

新潟県が雨で涼しかったのに比べ、山を越えて信州に入るといつもは涼しい信州が猛烈な暑さでした。松本は猛暑日だったではないかと思います。私も子どものころ、城に熱中していたので写真で見たことはあったのですが、実物を見るのは初めてでした。壮麗で雄大な様から白鷺城と呼ばれる姫路城に対し、黒壁で質実な様から烏城と呼ばれる松本城ですが、噂にたがわぬ美しい城でした。殿様気分を味わってもらおうと天守閣内に入るつもりだったのですが、お盆休みのこの日は大変な人出で、入場制限をしている上、混雑で参観に1時間20分もかかるということで、これも止む無く断念しました。

慌ただしい越後・信州の史蹟めぐりを終え、一路松本から南下し、カミさんの実家に到着。二泊三日の息子との二人旅も終了しました。

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北京オリンピック!

2008年08月14日 16時50分58秒 | スポーツ
家を離れている間に北京オリンピックも甲子園もどんどん進みます。

柔道は内柴が、二連覇で谷ショックを吹き払い、谷本、上野が二連覇で続きました。しかし、他の選手が初戦や二回戦で姿を消しており、今後が心配です。

日本チームの志気をあげられるのは北島しかいないと書きましたが、その通り、二種目連覇をしてくれました。今日の二百は余裕でしたが、百は周囲が言うほど余裕ではなく、若手が予選で好タイムを出し追い込まれる中、見事結果をだしました。あの北島が涙を見せるくらいですから、よほどの重圧だったのでしょう。あっぱれです!

ビニールハウスのプールで練習してきた二百バタ松田の銅、体操団体銀、個人総合19歳内村の銀、マイナーだったフェンシングで就職出来ずに頑張ってきた太田の銀など、若手や変わり種の活躍も勇気づけられる話題です。

野口みずきの棄権や野球の初戦敗退などもありますが、後半戦に期待です!

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今日は鯨波です。

2008年08月14日 08時59分22秒 | 管理人のこと、雑感

今日は鯨波です。
今朝は雷がなり、雨が降りましたが、なんとかあがり、鯨波海水浴場に来ています。日本海にある低気圧のせいか、昨日より波があります。今日も一日お父さんはがんばるぞ!おっー!

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海に来ています

2008年08月13日 10時21分57秒 | 管理人のこと、雑感

海に来ています
新潟の米山海水浴場に来ています。人も少なくこじんまりしたところです。波もなく、べた凪です。幸いなことにくらげもいません。いましばらく、息子と二人旅です。

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がんばった、新人戦!

2008年08月10日 22時49分35秒 | 散ドラの試合について
失敗してもいいから思い切ってやってくださいと書きましたが、試合そのものは、みんな粘ったり、打球に食らいついていくことが出来て、学ぶことが出来ないような失敗もなく、いい試合ができたと思います。しかし、これだけ点差が開いたのは、4回に疲れが出て自滅したことが直接的な原因ですが、根本的には「考えた」「いやらしい」野球をやられたということです。
 
相手チームが15盗塁したのに対し、散ドラは4盗塁です。もちろん、出塁数も違うのですが、次の塁をうかがう姿勢と技術が違います。やはり強いチームは、守備や打撃に加えて、走塁も優れています。散ドラは、6年生も含めて、まずは第一リードが少なすぎです。そして、第二リードのゴー・バックも不十分です。
 
第一リードが少ないのは、自分の足で戻れる距離を知らないことと、けん制(投手の足)への注意が不十分だということです。自分が戻れる距離をおぼえ、相手投手の足に注意しよう。第二リードのゴーが不十分なのは、盗塁のスタートが遅いのと同じです。盗塁は、足の速さ以上にスタートが重要だと言われています。ところが、散ドラ諸君は、相手投手がモーションに入って投げるまでの中間くらいのタイミングでスタートを切っていますが、これでは盗塁は出来ません。一塁けん制の場合は、右投手ならほぼ100%プレートをはずします。逆に言うと、左足を上げた瞬間にスタートを切っていいのです。十分なリードをとり、このタイミングでスタートを切れれば、よほどクイックモーションがうまい投手か肩の強い捕手でなければ、盗塁は出来るということです。二塁走者の場合は、足を上げてからもクルッと回転してのけん制もあるので、一塁とはちょっと違いますが、小学生では難しいけん制ですから、相手投手を観察していればそういうけん制をするかどうか分かると思います。
 
守りは野球の基本ですが、打撃は水ものというように、いい投手を相手にすればそう簡単に打てません。だから、そういう時の戦い方として、走塁も非常に重要になるのです。

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北京オリンピック、まさかの…

2008年08月09日 22時43分35秒 | スポーツ
北京オリンピックの本格的な競技開始の初日。金メダルを(絶対にとってほしいの気持ちも含めて)絶対視されていた谷亮子選手がまさかの敗戦です。勝つことが宿命づけられて柔道チームは、初日の結果が連鎖しやすいので、谷で勝って勢いをつけるシナリオだったチームにとって、痛すぎる敗戦です。また、オリンピック二連覇、世界選手権六連覇の谷は、日本代表の顔とも言える存在ですので、日本代表全体の士気に影響しなければいいのですが…。
 
今大会の谷選手の表情は非常に硬かったように思います。金メダルを期待されたオリンピックで二度の敗戦を経験した谷は、プレッシャーを感じているというよりは、自分自身の力の衰えを感じている中で絶対に勝つためにはどうすればいいかを考えているがゆえの表情の硬さのように思いました。昨年の世界選手権でもきれいな一本勝ちではなく、ポイントを見ながら勝ちにいく柔道をしていましたし、今日も同じでした。こうした戦い方が災いした面もあると思いますが、それにしても今日の敗戦は、消化不良というか、納得のいかないものでした。双方組み手がとれず、なかなか攻め手がないため、双方に反則をとられ、延長に入るかと思われた試合終了直前、谷だけに反則が与えられました。判官贔屓ではなく、どちらも攻め手はなく、谷だけに反則が与えられるのは納得がいきません。ここ数年世界で負けたことがなく、間違いなく世界一の実力者である谷が、相手の攻撃を恐れて「一方的に」消極的戦いをするはずがないのです。しかも、勝負の白黒をつけるために延長戦も用意されているのに、世界一を決める大会で、このような「主観」で勝負を決してしまうなんて、あまりにも馬鹿げています。それも、これも、国際スポーツ政治における日本の政治力のなさのせいですが、こんな無様な柔道を見ているくらいなら、いっそのことオリンピックから柔道がなくなってくれた方がいいくらいです。それくらい悔しい敗戦でした。
 
野球の日本代表も、若手中心のパ・リーグ選抜にもたつき、セ・リーグ選抜に大敗し、暗雲が漂います。これをすきっと吹き払うパワーを持つのは、今のところ北島康介くらいしか思い浮かびません。ここのところ元気のない日本ですから、何とかカツを入れてほしいものです。

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