世界でもっともメジャーなスポーツであるサッカーW杯が、明日5時開幕します。開催国であり、常に世界最強であるセレソン・ブラジル対クロアチア戦です。
笛を吹くのは、何と日本人の西村審判と日本人副審団です。誤審問題で揺れた前回大会での的確なジャッジが評価されたのだとか。チームで言えば、決勝進出くらいの栄誉だとか。審判と、ファン(サポーター)のレベルは、選手のレベルに比例します。日本がベスト16を突破し、ベスト8、ベスト4…というのも、夢物語ではなくなってきましたね。
そして、15日(日)には、日本対コートジボワール戦があります。日本がワールドカップ一色になっていくでしょうね。
それに対して、野球が対抗できるかというと、残念ながら、国内リーグにはそれだけの力はないような気がします。それこそ、飛車角落ちどころか、王将落ちと言ってもいいくらいですから。
その代わり、アメリカに行った王将が見事な活躍を見せています。ヤンキースの田中将大投手は、完封は逃したものの、マリナーズ戦を完投で10勝目をあげ、クオリティースタートも13戦連続、防御率も2.02でトップと、堂々たるメジャーのエースです。ジラルディ監督、ジーター選手などが言っているように、今や「タナカが投げれば勝てる」と思わせることが何よりも重要ですね。今のところは13戦連続クオリティスタートですが、1年間の中では悪い時だって当然あります。しかし、「タナカが投げれば勝てる」とチームメイトに思わせると、たとえ打ち込まれることがあっても、打線が盛り返す好循環が生まれます。昨年の楽天時代もそうでした。これから数週間はW杯一色でしょうが、長いシーズンでどこまでタナカブームが盛り上がるか楽しみです。
そして、マー君の活躍は先輩ダルビッシュの刺激になっているのも間違いないでしょう。ダルビッシュも負けじと、完封で7勝目をあげました。メジャーでは変化球投手との評価になっているダルビッシュも今年は、直球に力があるように感じます。先輩として負けてはいられませんよね。
それから、両投手よりさらに先輩格の松坂大輔も復活の兆しを感じさせる3勝目をあげました。昨年しり上がりに調子をあげ、ワールドシリーズを制覇した上原浩治も順調にセーブを稼いでいます。
張さんではありませんが、「彼らが日本にいたら」と思わなくもありませんが、逆に、メジャーに行ったから、あれだけの輝きを放っているとも言えます。
彼らを目指して、日本にいる選手たちも、もっともっと輝いてほしいですね!