相模太夫の旅録=Tabi Log

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鎌倉の名刹・古刹の鎌倉五山第二位「瑞鹿山円覚寺」

2016-12-12 21:11:53 | 寺院
鎌倉市山ノ内に鎌倉五山第二位、臨済宗寺院で円覚寺派総本山の「瑞鹿山円覚寺」(正式には瑞鹿山円覚興聖禅寺)はある。北鎌倉いや鎌倉を代表する名刹・古刹の「円覚寺」は鎌倉時代の後半、鎌倉幕府八代執権・北条時宗が中国より無学祖元禅師を招いて弘安五年(1282)に創建。本尊は宝冠釈迦如来像である。円覚寺の伽藍は鎌倉独特の谷戸=丘陵地が浸食されたできた谷に沿って建てられてる。「北鎌倉駅」に降り立ち円覚寺の玄関口である立派な「総門」を潜るとそこはもう今もなお中世の雰囲気が残る境内となる。まず最初の建物は「三解脱」という禅の教えを意味する木造造りの壮大な門で風格があり威厳を感じさせる「三門(山門)」である。煩悩を捨て現世から涅槃・解脱の世界である「仏殿」に至る門である。三門を抜けるといよいよご本尊が祀られている禅宗様式の七堂伽藍の中心に位置する建物「仏殿」となる。鉄筋コンクリート造りながらしっかりと禅宗様の建築様式に基ずき1964年に再建された。仏殿の奥にあるのが本来は住職が居住する建物であるが今は各種儀式・行事などに使用されている「大方丈」がある。前方に唐門を有し、背後には禅宗様式で心の草書体をかたどって配されている庭園がある。大方丈の左右に「庫裏」と「書院」がある。大方丈の左奥(妙呑池~仏日庵の先)には円覚寺塔頭正続院の昭堂で鎌倉で唯一の国宝建造物「舎利殿」がある。仏殿西側には禅を志す在家のための坐禅場「居士林」がある。仏殿の右丘に北条貞時が国家安泰を祈願して、寄進した国宝にも指定されている鎌倉で一番大きな「洪鐘」がある。三門を入り仏殿、大方丈へと徐々に登って行く配置はここ鎌倉ならではの高低差を生かした壮大かつ雄大な空間を創出している。(1611)
















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