座間市入谷にキャンプ座間の東側に小さな公園「富士山公園」はある。公園の前には道路を挟んで対面には昨年出来た「座間総合病院」がある。公園門より園内に入る入口に平和祈願の小さな子供像が迎えてくれる。ここよりやや急こう配の坂となり左手に遊具が設置されている。大きい木の上部をL字型に加工した椅子二つ、その奥に東屋が設置されている。園内は鬱蒼とした木々のそよぐ音とのみで静そのものである。冨士山の名がつくがどの地点からも富士山は見ることができない。ここはかって昭和12年(1937)東京からこの地に「旧陸軍士官学校」が移転。その名残の南地区「遙拝所方位盤」がある。生徒らは毎朝、点呼後に雄健神社に参拝し続いて遙に赴き宮城(皇居)・明治神宮・伊勢神宮及び各自の原隊や故郷に向かって遙拝が日課であった。この方位盤はその遙拝するための方位と国内外・朝鮮半島・中国東北部の主要都市の方位を矢印によって表示したもので校内では最も重要なものであった。(1702)






