町田市相原に町田市小山田大泉寺末、曹洞宗総持寺派寺院「籌国山長福寺」はある。開山は寛永2年(1625年)。現在地には文化9年(1812年)移転。本尊は釈迦牟尼佛。相原駅より町田街道を八王子方向に進むとほどなく丘陵地に当寺の大伽藍が出現する。「表門」より「山門」に向かって参道両列には多くの「石灯籠」が並んでいる。「山門」を抜けると正面に寄棟亜鉛葺・木造総欅造りの「本堂」がある。その隣に本堂と同時代建築の「庫裡」、「客殿」がある。鉄筋コンクリート御堂造りの「籌福堂」、天保の建築の「鐘楼」が建ち並ぶ。門外高地に入母屋、銅屋根、総欅造り前柱の登り竜下り竜等優れた彫り物が必見の「文珠堂」等があり、広大な寺域には相原の古刹としての風格が漂っていた。(1803)










