「相模原麻溝公園」の「グリーンタワー相模原展望塔」前の「子供広場」に今のこの季節を華やかに彩る「藤棚」がある。藤は日本古来の花木で万葉集にも詠われている。先週訪れた時はまだ開花していなかったが、今日は藤棚に巻きついた弦の各所に淡紫色の花を房状に垂れ下げてしなやかに優雅に咲き始めていた。白藤はまだ蕾状態で開花スタンバイの状態である。藤の花や葉は図案化し家紋、短歌、歌舞伎、画題として使われているこの時期の代表的な花の一つである。香りが強く、たおやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴とされ、「歓迎」とか「恋に酔う」、「陶酔」の花言葉のようにその美しさで心酔させてくれている。(1804)







