「相模原麻溝公園」の「グリーンタワー相模原展望塔」前の「子供広場」に今のこの季節を華やかに彩る「藤棚」がある。藤は日本古来の花木で万葉集にも詠われている。先週訪れた時はまだ開花していなかったが、今日は藤棚に巻きついた弦の各所に淡紫色の花を房状に垂れ下げてしなやかに優雅に咲き始めていた。白藤はまだ蕾状態で開花スタンバイの状態である。藤の花や葉は図案化し家紋、短歌、歌舞伎、画題として使われているこの時期の代表的な花の一つである。香りが強く、たおやかに咲く藤は古来から女性らしさの象徴とされ、「歓迎」とか「恋に酔う」、「陶酔」の花言葉のようにその美しさで心酔させてくれている。(1804)
かつては三菱重工業横浜造船所や貨物駅が広がっていた場所が今や横浜市の都心エリアの一部として横浜の新しい魅力を次から次に創造し発展を遂げた「横浜みなとみらい21地区」。再開発構想のスタートは1965(昭和40)年。「横浜」駅周辺と関内・伊勢佐木町に分断されていた横浜市の都心を統合し、新たな拠点を生み出し創造しようと1983(昭和58)年から「みなとみらい21」として再開発の事業がはじまった。1990年代に「パシフィコ横浜」や「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」、「横浜ランドマークタワー」がオープンを迎え、成熟した魅力に満ちた街へと進化してきた。1997(平成9)年には、「クイーンズスクエア横浜」が開業、ショッピング施設の充実も図られ、2000(平成12)年前後には「よこはまコスモワールド」や「横浜ワールドポーターズ」、「横浜赤レンガ倉庫(赤レンガパーク)」の施設が開業し、ショッピングだけでなくレジャースポットとしても注目を集め魅力ある街となった。2016(平成28)年3月、ライフスタイル提案型のショッピング施設「マリン アンド ウォーク ヨコハマ」、平成29年には三菱重工横浜ビルの二期棟が完成。また2020(平成32)年には「パシフィコ横浜」に新展示場、8月には「みなとみらい学園」ビル、9月には「オーケーみなとみらい」ビルがオープンする。ここ「MM21」への来街者数は約8100万人(2017年)というから凄い人気である。今日の歩撮のフィナーレはランドマークタワー展望台から全体を見渡してみた。(1804)