町田市鶴間に500年の寺歴を有し町田市内でも名刹の一寺に挙げられている浄土真宗西本願寺末寺「山王山圓成寺」はある。北條氏綱に仕えていた当地の領主「山中修理亮」が出家し開祖。創建は天文7年(1538)。本尊は弥陀如来立像である。堂内に安置されている室町後期に作られた全身彩色を施された寄木造「聖徳太子立像」は町田市指定有形文化財となっている。56号線観音寺前、246目黒交差点を東名入口方向に進むと左側に構えられた大きく立派な「寺号標=門柱」を抜けると境内正面に鉄筋コンクリート造りの木造亜鉛葺寄棟造の巨大な「本堂」がある。屋根の大棟の中央に宝珠形の飾金具が掲げられ金色に輝き豪華である。隣に「鐘衝堂」、右手に「鐘楼」、その先に「庫裡」、「客殿」が建ち並んでいる。境内の一角では琥珀色したローバイが見頃となっていた。(1901)










