豊島区南池袋に鎮座する1200年以上の歴史を有する日蓮宗寺院「威光山法明寺」はある。かつて当寺は14ヶ寺を擁する中核寺院であったが現在は塔頭4ヶ寺である。法明寺山門前の参道にまず「合掌山真乗院」がある。当院は日勝(正保5年1648寂)が法明寺の塔頭として創建した。宝永年間(1704-11)以前の創立と考えられるが戦災で記録類すべて焼失し不詳である。次に雑司ヶ谷七福神弁財天を祀る「平等山観静院」がある。慶長年間(1596~1615)に創建された。本堂の脇陣には北野天満宮の御神体と同木から造られたと伝わる「梅園天神」が祀られており観静院の守護神となっている。そして3番目に「紫雲山玄静院」、当院は江戸中期の創立、高松藩の海尾沢某が当地に勧請した。江戸末期、江戸城師範代佐々木作之進が参り「武道開運之碑」を建立。少し離れて「妙音山蓮光院」がある。当院は宝永元年(1704)の創建とも寛永元年(1624)の創建とも伝わる。谷中妙伝寺を移転・合併し明治40年に再興したとある。本尊は曼荼羅、日蓮坐像である。(1901)










