江東区亀戸に慈覚大師により天長元年(824)に草創されたという旧刹、天台宗寺院「亀命山光明寺」(遍照院)はある。弘治元年(1555)に僧慈宏が創建。本尊は阿弥陀如来。亀戸天神のほぼ後方にあり「寺号標」の手前に「歌川豊国の墓」の石柱が建てられている。境内正面に入り母屋づくりの「本堂」がある。本堂には本山の「比叡山延暦寺」から遷座された尊像が祀られている。また境内の「地蔵堂」には3体の地蔵尊が安置、寛永5年(1628)という区内最古の年号(寛永5=1628造立)のをもつ「宝篋印塔」、延宝4年(1676)の「庚申塔」、越後国新発田藩主溝口宣広奉納の寛永寺旧蔵「石造燈籠」、浮世絵(役者絵/美人画)の第一人者と称された二世「歌川豊国の墓」がある。









