「相模原公園」の菖蒲園として知られている「水無月園」から一本道を横切り「女子美大」から「相模原麻溝公園」までの間は「水道みち緑道」と名付けられている。これはかつての「横浜水道道」全域(約37.3km)で横浜市に水を送るために作られた道である。横浜水道道はイギリス人パーマーの指導で作られ、明治20年に配水をはじめている。複数の水路があり、緑道となっているのは津久井湖の沼本取水堰から相模原沈殿池を経て、西谷の浄水場へとはこばれる道のこと。この緑道は、市民への有効利用を図るため、昭和57年に横浜市と「横浜水道道の使用に関する協定」を結び整備された。その名残りで市民の散策路となっているこの緑道には緑化運動の一環でツツジやアジサイが植栽されている。今、この時期の代表花「アジサイ」が百本ほど咲き乱れ緑道のアクセントとなっている。(2006)





