相模原市麻溝に「あじさい」と「クレマチス」の名所で知られる「相模原麻溝公園」はある。今、全種200種、7400株のアジサイがオリジナルの花色、花姿で美しさを披露し極限に達している。来園者の目はアジサイに集まっているが、今、センター広場のスロープ沿いに植栽されている「ヒシバデイゴ」(別名はサンゴシトウ=珊瑚紫豆)が密かに赤い刀のような花を花穂に咲かせ始めている。葉が菱形をしているデイゴ、「珊瑚」のような色、枝や茎に刺があるので「刺」、マメ科の植物なので「豆」、 または葉が「桐」に似ていることからからヒシバディコと名付けられた。珊瑚のような木と言うことからも「花の谷」から見上げると異様なくらい真っ赤なので一際鮮やかである。(2006)



