相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。お隣の相模原麻溝公園では今、アジサイがクライマックス美を魅せている。当園のメタセコイア並木があるフランス庭園、噴水広場の両側とナビステ―ション前のコンテナに燃えるような真っ赤な「サルビア」(サルビア・スプレンデンス)がひときわ鮮やかに咲いている。サルビアは19世紀初頭にヨーロッパに伝わり改良された花で熱帯から亜熱帯に分布するシソ科の多年草で、宿根性の品種が多い植物、その品種は900種以上に及びハーブや観賞用として幅広く利用されている。濃緑色のハート形の葉が密に茂り、花は長い穂になって下から順に咲いていく。萼も美しく色づき、花が散ったあともしばらく残ることから長く観賞できる花である。またサルビアは暑さに強い性質や花期が長いことから夏から秋にかけての公園や個人住宅の花壇、街路など公共の場よく見かけるポピュラーな花である。(2006)




