行幸道路を座間神社方向に下った先を走る46号線(神奈川県道46号相模原茅ヶ崎線=産業道路)がJR相模線と並行している。上宿の名前が残っている座間1丁目の「座間上宿交差点」。かつては宿場町の名残りある元々の古い集落で現在もこの辺りは「上宿」、「中宿」、「下宿」と日常的に呼ばれている。下宿は46号線から相模川の方向100mほど下った地域で、用水路沿いに桜の女王と呼ばれる「ソメイヨシノ」が左側岸に40本以上、対岸の岸に4、5本が植栽されておの桜並木を形成していて桜の穴場の一つ言われている。満開の報せに訪れると「平和橋」と「下宿公民館」あたりが桜ポイントで岸の方にしだれる様に美しい桜景色を創りあげている。既にピークを迎えようとしていて花びらがひらひらと散り始めており幻想的な美しさを披露していた。いよいよ「ソメイヨシノザクラ」も見納めの刻が近づいている。(2303)
相模原下溝、県立相模原公園の北側にまるで湖のような「相模原沈殿池」はある。ここの沈殿池は相模湖を水源とする水を横浜市内の浄水場へ送る前に一時滞留沈殿させて浄水処理の補助を行っている施設である。この沈殿池は「かながわの探鳥地50選」にも選ばれており「コサギ」、「カルガモ」、「カワラヒラ」など数十種類の野鳥が飛来し、その野鳥を観察、撮影する愛好家の唯一の「バードウオッチング」スポットである。またここは相模原市の桜マップにも掲載されている「桜の名所」となっている。約60年前(昭和29年)の完工時に植えられた40本の「ソメイヨシノ」の桜並木が真直ぐ400m続く。満開時には圧倒的な美しさで存在感を誇る。施設内は入場できないため側道の柵越しにしか見ることができない。(2303)
中央区上溝に道保川の水源と横山丘陵の自然を活用した水と緑が一体となった風致公園で「道保川公園」はある。当園と道路を挟んだ向側の斜面に樹齢約30年の「ソメイヨシノ」や珍しい「うわみずざくら」(上溝桜はバラ科サクラ属の落葉高木。山野に自生。葉よりあとに白色の小花を多数つける)、「ヤマザクラ」など約30本が咲き誇る「桜並木」がある。丁度今、満開を迎えた桜が道路側の方にしだれ幻想的な桜並木を創り出している。また「道保川公園」にも数本の桜が見頃を迎えており桜と湧水池に遊ぶ渡り鳥やウグイス、メジロ、カワセミなどバードウォッチングをすることができる。(2303)
町田市原町田に本町田の「菅原神社」、南大谷の「天神社」とともに町田三天神の一つで「天神」、「天神さん」と呼ばれ親しまれている「町田天満宮」は鎮座している。創始(創建)は天正10年(1582)。武蔵野国の天神信仰により当時この地域を支配していた北条氏輝が菅原道真を祀り現在地に建立した。棟札に元和元年(1615)天満天神奉遷宮とある。当社の社宝に嘉永6年(1853)の神祇伯資訓王の謹書の奉額がある。御祭神は文教の神「菅原道真公」である。併祭神は大山咋命と宇加能御魂神。現在の神殿は昭和42年(1967)完成。大きい「石鳥居」を抜けると正面に「拝殿」、右に「神輿庫」左に稲荷社、金毘羅、西の宮、山王社の境内社がある。菅原道真公を祀る神社らしく小さい梅林を配し参道脇には「臥牛の像」が置かれている。当社は原町田七福神の恵比寿神である。(2303)