座間緑ヶ丘に座間八景の一つで、四季の花で彩られる市民の憩いの場として親しまれている「かにが沢公園」はある。園内遊歩道に植栽されている「ソメイヨシノ」が開花しいよいよ桜シーズン到来でみんなの目が集まっている。その陰にあって彼岸花が咲く西側斜面に紫色の可愛らしい花を咲かせる「ハナダイコン」(花大根)が群生している。別名「むらさきはなな」(紫花菜)、「しょかつさい」(諸葛菜)、「おおあらせいとう」(大紫羅欄花)などと呼ばれるアブラナ科ショカツサイ属の二年草である。中国東部から朝鮮半島が原産で、日本へは江戸時代に渡来し今は各地に帰化している。高さ約50~70㎝ほどで根生葉と下部の葉は羽状に深裂している。上部の葉は茎を抱き、葉は卵形か長楕円形で3~5月に淡い紫色の香りのよい4弁花を総状につける花姿がなんとも可憐である。(2303)
座間市にある「イオンモール座間」の1階と3階には「クルマの展示」のブースがあり、定期的に展示車が交換されている。現在展示されているのはレースカーとして名をはせた真っ赤なの「フェアレディZ」である。価格も年代で異なるが520万~690万する高級車である。この車の仕様は全長が4,625mm。全幅が1,940mm。ホイールベースは2,650mm、トレッド(前/後)は1,640/1,635mm、車両重量は1,100kg以上。エンジンはVQ30DETT型 (V6・4バルブ DOHC・ツインターボインタークラー付)2,,997cc。このレースカーは2006年、SUPER GT GT500クラスにデビュー3年目となったフェアレディZ(Z33型) 5台がエントリーした。前年1勝に終わり、この年のZにはさらなるチューンが施されエンジンの内部にはスペックに表れないような細かな改良が多数施された車である。なんともカッコいいレースカーである。(2303)
町田市本町田に「町田三天神」(他は町田天満宮と南大谷天神社)の内の一社として地域内外の多くの人々から崇められている「菅原神社」は鎮座している。江戸期初頭の寛永7年(1630)近郷の大沢氏が天神像を奉安しこの地を寄進して「本町田の鎮守」とした。主祭神は学芸の神として広く知られる「菅原道真公」である。当社はかつての交通の要所である現在の鎌倉街道と鶴川街道・世田谷通りの合流地点。東京都指定の旧跡「井出の沢古戦場」(北条時行軍と、それを食い止めようとする足利直義軍との合戦地)にある。「赤い鳥居」から急こう配の石段(参道)の両側に数本の紅白梅の花が咲いている。石段を上がると正面に「社殿」がある。社殿の前に「神楽殿」、更に左側には最近完成した「参集殿」、境内左の小丘に「愛宕社」が祀られている。その脇には紅の「しだれ梅」が花の重みでしだれている。参道の斜面では河津桜、正面の鳥居前には紅白梅がまだ見頃を迎えている。(2303)