相模原市南区麻溝に四季の花が絶えない「相模原麻溝公園」はある。東京の桜開花宣言がなされ季節は春の花々が咲き始め春本番への序章である。中、百花に先駆けて目を楽しませてくれた「梅」が終焉を迎え今、「クリスマスローズ」、「サンシュ」、「モクレン」、「コブシ」が咲き始めている。もう一つ春の代表花は「カタクリ」である。樹林広場のスロープの一画でまだ数輪であるが小首を傾げるような可憐な花姿で咲き始めている。「カタクリ」は山地の林の中に分布する多年草、開花時期は3月中~4月初で、正味20日間と非常に短くヨーロッパでは春のはかない命「スプリング・エフェメラル」、短命植物「エフェメラルプラント」と呼ばれている。カタクリは春の季語であり「山の貴婦人」と呼ばれているほどその凛とした美しい花姿に皆は魅了される。「カタクリ」は昔は名から「片栗粉」の原料となっている。(2303)





