相模原市南区下溝にこの時季「梅」と「河津桜」が満開となっている「県立相模原公園」はある。「クスノキゲート」前の駐車場の仕切り的花壇では20本ほどの「オカメザクラ」が植栽されている。一週間前は大きく膨らんだ蕾で樹形がのピンク味を帯びていてたが、今日はもう満開域に達しそうである。近寄ってみると蕾を大きくひろげて仄かな甘い香りをはなっていた。この桜はイギリスの桜研究家イングラムの名に由来するバラ科サクラ属の落葉小低木で「カンヒザクラ」と「マメザクラ」の交配による桜で、2月下旬から3月上旬頃が開花期である。この桜が咲き終わるといよいよ桜の女王「ソメイヨシノ」の登場である。桜は2/1からの気温が600度に達すると開花と言われている。一か月前の予想は3/22頃であったが、3月に入って4月並みの気温となり一週間早まったようである。(2303)
相模原市南区新磯野に1600世帯という大規模マンション「相武台グリーンパーク」はある。敷地内には商店街、遊具広場、テニスコートの施設、そして数多くの植物、樹木、草花が植栽されている。テニスコートのそばに植栽されている3本の「河津桜」が今、満開となって一年で最も美しい華やかな桜景色を魅せている。そこに一羽の「シジュウカラ」と「メジロ」が吸蜜にやってきた。ラッキーなシャッターチャンスである。「シジュウカラ」は黄緑の背に喉から腹にかけて黒い帯のネクタイをしている。ツツピーと明るくさえずる鳥である。「河津桜」は「シジュウカラ」と「メジロ」に占領されているからなのか電線で待機している「ヒヨドリ」。「ヒヨドリ」はスズメ目ヒヨドリ科ヒヨドリ属の留鳥。 ツバキ、桜などの花の蜜を好み早春にツバキの木の近くにずっと陣取って蜜を吸う鳥である。(2303)
相模原市中央区上溝番田地区に相模国東郡渋谷庄上村の総鎮守「番田諏訪神社」は鎮座している。創建年は不詳ながら鎌倉時代に36軒村のはじめに相模国渋谷座土村下村の八幡社境内に祀ったことが興りで、文禄3年(1594)に現在地に移された。大正2年(1913)の内務省令により「上溝八幡社」(現在の亀ヶ池八幡宮)に合祀された後、大正7年(1918)に再び当地に勧請・復祀された。「安楽寺」の義清が村鎮守として至徳元年(1384)勧請したとも伝わる。番田は諏訪神社に供える「米を順番」に作っていた集落であったことからその名がある。祭神は総本社(諏訪大社=旧称:諏訪神社)にならい建御名方神(諏訪大明神)である。諏訪神社は全国に25000社あるその一社で日本全国に広まった諏訪信仰に関わっている。番田駅から数百メール線路際に構えられた「社号標」、「石鳥居」を抜けると正面に珍しく石柱で囲われている「社殿」がある。手前には「神輿山車庫」、背後に石碑がある。(2302)