相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!
☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

昭和4年築地から当地へ移転した「慈光山勝林寺」

2022-03-02 11:36:01 | 寺院
世田谷区松原に5ヶ寺が集まる松原寺町がある。その一寺が浄土真宗本願寺派寺院「慈光山勝林寺」が鎮座している。当寺は明暦の大火後に浜町御坊中から築地に移転、築地本願寺内寺町、55寺群の一となるも関東大震災に罹災後、昭和4年ここ松原に移転した。創建は慶長元年(1596)の創建。本尊は阿弥陀如来(伝=木彫の木彫の立像で、蓮台共総丈約91cm、無銘であるが古い時代の作)。戦災の時は仏器具等と共に井戸に投げ込んで難を逃れた。後に取りあげて修復している。輸灯は今尚燦然と輝く。銘は「奉寄進丹後屋安左術門、維時文久三癸亥年(1863)7月当時現住弁定時代」と刻されている。厨子は震災後の製作で、脇侍は親鸞聖人、真宗中興の蓮如上人が祀られている。開山は慶長元年(1596)、開基と共に不明であるが、現住職迄13代の世襲で古い寺院である。「寺号標」より入山、寺院らしからぬ近代的な堂宇の「本堂」があり、小窓より堂内「本尊」を拝ませてもらった。墓域には明治初期頃斯界に名声を博したといわれる講談師「大久保今助」の墓がある。(2202)
 
 
 

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