相模原市南区下溝に四季の花が絶えない「県立相模原公園」はある。当園は今、「モミジ」が紅葉し、「メタセコイア」が赤褐色に色づき最も美しい瞬間を迎えている。その紅葉の陰で遊歩道の生垣として植栽されている「サザンカ」がアクセントとなって可愛らしいピンク、赤、白の花姿を披露中である。「サザンカ」は、が大共演している。この花はツバキ科ツバキ属の常緑広葉樹。別名は「オキナワサザンカ」ともよばれる。ツバキ類一般を指す山茶に由来していて「サザンカ」の名は「山茶花」の本来の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれる。もとは「さんざか」と言ったが、音位転換した現在の読みとなった。「山茶花」は中国語でまた、漢名は茶梅である。「ツバキ属」の一種であるが「ツバキ」(ヤブツバキ)よりも花がやや小形であることから「ヒメツバキ」や「コツバキ」などの別名もある。(2412)
相模原市南区双葉に浄土真宗寺院「円寿山西善寺」は鎮座している。創始は元和3年(1617)、当初は福井県であったが昭和47年()に現在地へ移転した。本尊は阿弥陀如来。教義の大要は自利々他、所依の教典は三部経である。「門柱」、「寺号標」から入山すると正面には昭和57年に建立の高さが20mあろうかという大きな重層屋根葺の鉄筋コンクリート造りの「大本堂」があり、地域ではシンボル的存在となっている。本堂の右には「庫裡」がある。当寺は墓域の一画に一本の「紅梅」の木があり毎年正月開花を確認する寺である。(2412)