エジプト、ギリシャ、メソポタミア、インド、中国、日本の出土工芸品を植物文様の観点から解説した本。
タイトルからすると植物文様がシルクロードを経由してどう伝わったかが解説されているのだと思いましたが、それらしいことは、葡萄唐草と蓮華座、あとはせいぜいパルミット文様(ナツメヤシ)くらい。各地の工芸品の写真を楽しめればいいという見方ならいいんですが、文化の伝播という観点での解説があまり試みられていないのは残念。執筆分担がバラバラで執筆者の意思統一がされていなかったのでしょうか。
古代オリエント博物館編 山川出版社 2006年9月30日発行
タイトルからすると植物文様がシルクロードを経由してどう伝わったかが解説されているのだと思いましたが、それらしいことは、葡萄唐草と蓮華座、あとはせいぜいパルミット文様(ナツメヤシ)くらい。各地の工芸品の写真を楽しめればいいという見方ならいいんですが、文化の伝播という観点での解説があまり試みられていないのは残念。執筆分担がバラバラで執筆者の意思統一がされていなかったのでしょうか。
古代オリエント博物館編 山川出版社 2006年9月30日発行