現在の算数教育は How to に偏っており Why の視点が欠けているという観点から、現在の教科書や「百ます計算」が算数嫌いを拡大再生産しているとして、より実践・実験的な算数の教え方を語る本。
前半は実験がいろいろ入って楽しくわかりやすく書かれている感じですが、後半はなんかありがちな話だし結局暗記っぽくなっている感じ。構成を他人の提案した4項目にあわせてやっているから、後半続かなくなったんじゃないかなあ。しかも前半のおもしろいところは算数よりも理科って感じですし。
表題の「カレーを作れる子は算数もできる」は4項目の2項目目で「レシピを見て料理を作ること」=筋道立てて考える練習のたとえ話にカレーが出てくるだけ。カレー作りのように物事の後先を考えて仕事をする能力があれば算数もできるという著者の主張はこの本のバックとしてずっとあるわけですが、本の中身はそれとは直接関係ない話です。
木幡寛 講談社現代新書 2006年10月20日発行
前半は実験がいろいろ入って楽しくわかりやすく書かれている感じですが、後半はなんかありがちな話だし結局暗記っぽくなっている感じ。構成を他人の提案した4項目にあわせてやっているから、後半続かなくなったんじゃないかなあ。しかも前半のおもしろいところは算数よりも理科って感じですし。
表題の「カレーを作れる子は算数もできる」は4項目の2項目目で「レシピを見て料理を作ること」=筋道立てて考える練習のたとえ話にカレーが出てくるだけ。カレー作りのように物事の後先を考えて仕事をする能力があれば算数もできるという著者の主張はこの本のバックとしてずっとあるわけですが、本の中身はそれとは直接関係ない話です。
木幡寛 講談社現代新書 2006年10月20日発行