鉄鋼を中心に機械材料の性質や製造について解説した本。
鉄の性質や強度が炭素の量や熱処理で全然違ってくることがよくわかります。「鉄」と「鋼」も炭素含有量で区分けされているんですね(炭素が0.02%以下が「鉄」、0.02~2.06%が「鋼」、2.06~6.67%が「鋳鉄」だそうです:59頁)。原発でも製造過程の熱処理がよく問題にされますが、同じ材料でも熱処理を誤ると性質・強度がずいぶん変わり、熱処理が大事だと改めて感じました。
非鉄金属の説明はかなり簡略ですが、鉄鋼などでは低温で脆くなるのにアルミニウム合金では低温で延び(靱性)がよくなる(151頁)のは不思議。
基本部分を広く浅く認識できて勉強になりました。
坂本卓 日刊工業新聞社 2007年3月28日発行
鉄の性質や強度が炭素の量や熱処理で全然違ってくることがよくわかります。「鉄」と「鋼」も炭素含有量で区分けされているんですね(炭素が0.02%以下が「鉄」、0.02~2.06%が「鋼」、2.06~6.67%が「鋳鉄」だそうです:59頁)。原発でも製造過程の熱処理がよく問題にされますが、同じ材料でも熱処理を誤ると性質・強度がずいぶん変わり、熱処理が大事だと改めて感じました。
非鉄金属の説明はかなり簡略ですが、鉄鋼などでは低温で脆くなるのにアルミニウム合金では低温で延び(靱性)がよくなる(151頁)のは不思議。
基本部分を広く浅く認識できて勉強になりました。
坂本卓 日刊工業新聞社 2007年3月28日発行