インターネットオークションやショッピング、ウェッブ上の名誉毀損や情報流出、「ネットワークビジネス」、架空請求等のインターネットでよく問題となるトラブルについてのQ&A。
弁護士が読む分にはさらっと読めて納得できます。しかし、弁護士が書いた法律解説書にありがちなように、法律用語がそのまま出てくるし、抽象的に書いて条文を引用するパターンがけっこうある(その条文は巻末に掲載されてはいますが)ので、「被害にあわれた消費者の方々に利用していただける」(前書き)にはちょっと厳しいかと思います。
それに頻繁に犯罪になるという表現が出てきて、それ自体は誤りじゃないんですが、一般の方が読んだら告訴すれば警察が相手を逮捕してくれると思って相談に来るだろうなあと予測される部分がけっこうあります。理屈上は犯罪になっても実際には警察が動かないケースが相当あるわけで、そのあたりもっと慎重に書いた方がいいんじゃないかなと老婆心ながら感じてしまいます。私は、告訴の依頼は基本的には受けないことにしていますので知りませんけど。

第二東京弁護士会消費者問題対策委員会編 民事法研究会
2007年4月28日発行 (初版2002年)
弁護士が読む分にはさらっと読めて納得できます。しかし、弁護士が書いた法律解説書にありがちなように、法律用語がそのまま出てくるし、抽象的に書いて条文を引用するパターンがけっこうある(その条文は巻末に掲載されてはいますが)ので、「被害にあわれた消費者の方々に利用していただける」(前書き)にはちょっと厳しいかと思います。
それに頻繁に犯罪になるという表現が出てきて、それ自体は誤りじゃないんですが、一般の方が読んだら告訴すれば警察が相手を逮捕してくれると思って相談に来るだろうなあと予測される部分がけっこうあります。理屈上は犯罪になっても実際には警察が動かないケースが相当あるわけで、そのあたりもっと慎重に書いた方がいいんじゃないかなと老婆心ながら感じてしまいます。私は、告訴の依頼は基本的には受けないことにしていますので知りませんけど。

第二東京弁護士会消費者問題対策委員会編 民事法研究会
2007年4月28日発行 (初版2002年)