私たちの暮らす3次元世界は人間の目に見えない5次元世界に組み込まれているという5次元理論を提唱したハーバード大学教授リサ・ランドールのインタビューで構成した番組(未来への提言)を単行本化したもの。
私たちの暮らす世界は3次元の膜(ブレーン)のようなものでその外側に5次元世界があり、5次元世界の中には別の3次元世界も存在するという理論で、素粒子が姿を消す(量子力学の世界で当惑するところですね)その行き先が5次元世界と考えるとうまく説明できるというところに始まるそうです(12~19頁)。SF・ファンタジーでおなじみのパラレル・ワールドですね。イリアム・オリュンポス(ダン・シモンズ)のブレーンホールとか、もろこの理論が下敷きって感じ。でも、後半では3次元世界と5次元世界を行き来できるのは重力だけとも言っているし(50~51頁。52頁では他にも行き来できるものが明らかになる可能性もありますとは言っていますが)、ちょっと疑問。やはりこういうお手軽本ではなくちゃんとした本を読むべきでしょうか。
この理論を提唱した本はNHK出版から刊行予定とかで、その訳者の解説(3次元宇宙が別の3次元宇宙とバネのしくみでつながっているとかうさんくさいことが書かれていますが。90頁)も付けられていてその本を売りたいという姿勢がありあり。こういうのがメディア・ミックスなんですかね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/kaeru_ang2.gif)
リサ・ランドール、若田光一 NHK出版 2007年5月25日発行
私たちの暮らす世界は3次元の膜(ブレーン)のようなものでその外側に5次元世界があり、5次元世界の中には別の3次元世界も存在するという理論で、素粒子が姿を消す(量子力学の世界で当惑するところですね)その行き先が5次元世界と考えるとうまく説明できるというところに始まるそうです(12~19頁)。SF・ファンタジーでおなじみのパラレル・ワールドですね。イリアム・オリュンポス(ダン・シモンズ)のブレーンホールとか、もろこの理論が下敷きって感じ。でも、後半では3次元世界と5次元世界を行き来できるのは重力だけとも言っているし(50~51頁。52頁では他にも行き来できるものが明らかになる可能性もありますとは言っていますが)、ちょっと疑問。やはりこういうお手軽本ではなくちゃんとした本を読むべきでしょうか。
この理論を提唱した本はNHK出版から刊行予定とかで、その訳者の解説(3次元宇宙が別の3次元宇宙とバネのしくみでつながっているとかうさんくさいことが書かれていますが。90頁)も付けられていてその本を売りたいという姿勢がありあり。こういうのがメディア・ミックスなんですかね。
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リサ・ランドール、若田光一 NHK出版 2007年5月25日発行