会員制恋人紹介クラブから招かれた10人が、制限時間内に自分と相手の提出したデータから理想の相手と決められた相手を正しく判別しないと殺されるという極限の事態に追い込まれ、知恵を絞って話し合うというストーリーの小説。
後半はコンピュータゲームのパターンで、それぞれの局面での選択肢に従って次に進むページが示され、不正解に達する(登場人物が殺害される)と「BAD END」として元のページに戻されます。後半はページを行ったり来たりの方に忙殺されますし、戻されながら似たような話を読んでいくうちに読み飛ばすようになって、細部には集中しにくくて、本を読んでいるというよりゲームをしている感じ。
設定も荒唐無稽で、「正解」に至った後語られる登場人物たちの「秘密」もそれがあるから今回のことを人に話せないというほどでもないし、その「秘密」をどうやって組織が知ったかもわからないし、終わり方も唐突で、エッこれで終わり?という感じ。まあ、ページを間違いなく指定する技術というか、本にするときに苦労したであろうことはわかりますけど。
清流院流水 角川書店 2007年4月30日
後半はコンピュータゲームのパターンで、それぞれの局面での選択肢に従って次に進むページが示され、不正解に達する(登場人物が殺害される)と「BAD END」として元のページに戻されます。後半はページを行ったり来たりの方に忙殺されますし、戻されながら似たような話を読んでいくうちに読み飛ばすようになって、細部には集中しにくくて、本を読んでいるというよりゲームをしている感じ。
設定も荒唐無稽で、「正解」に至った後語られる登場人物たちの「秘密」もそれがあるから今回のことを人に話せないというほどでもないし、その「秘密」をどうやって組織が知ったかもわからないし、終わり方も唐突で、エッこれで終わり?という感じ。まあ、ページを間違いなく指定する技術というか、本にするときに苦労したであろうことはわかりますけど。
清流院流水 角川書店 2007年4月30日