室町時代中期に描かれたと推定されている百鬼夜行絵巻についての解釈論考を並べた本。
共通点は百鬼夜行絵巻で描かれている化け物が古道具が霊力を持つようになった付喪神(つくもがみ)だということくらいで、なんかバラバラな感じ。最後の出典を見て納得しましたが、書き下ろしは最初の論考(この絵巻の元は付喪神記であって今昔物語は関係ないとか)だけで他はずいぶん前に書かれたものばかり。花田清輝とか渋澤龍彦なんてずいぶん前に亡くなってますし。何の調整もなく並べただけですから通し読みしてスッと落ちるわけもなし。こういう本の作り方って安直な感じがします。
絵巻の図版だけ眺めてた方がいい気持ちで終われるかも。
田中貴子、花田清輝、渋澤龍彦、小松和彦 河出書房新社 2007年10月20日発行(新装版)(初版は1999年)
共通点は百鬼夜行絵巻で描かれている化け物が古道具が霊力を持つようになった付喪神(つくもがみ)だということくらいで、なんかバラバラな感じ。最後の出典を見て納得しましたが、書き下ろしは最初の論考(この絵巻の元は付喪神記であって今昔物語は関係ないとか)だけで他はずいぶん前に書かれたものばかり。花田清輝とか渋澤龍彦なんてずいぶん前に亡くなってますし。何の調整もなく並べただけですから通し読みしてスッと落ちるわけもなし。こういう本の作り方って安直な感じがします。
絵巻の図版だけ眺めてた方がいい気持ちで終われるかも。
田中貴子、花田清輝、渋澤龍彦、小松和彦 河出書房新社 2007年10月20日発行(新装版)(初版は1999年)