おにぎりがとても好きである。近頃はコンビニでずいぶんいろいろな種類のおにぎりを売っている。新しい趣向を凝らしたものを次から次に打ち出し、競争を勝ち抜こうということらしい。
だが、あまり新奇なものを追い求めるのはどうなのかと首を傾げたくなるような特異なもの、奇抜なものがたくさんある。
私が一番好きなおにぎりは鰹節である。鰹節は醤油を垂らしてごはん全体にまぶしたものもいいし、おにぎりの中に鰹節を詰めたものでもどちらでもいい。どちらもそれなりにおいしさが微妙に違っていて、美味しい。
次に私の好きなおにぎりは葉唐辛子を中に詰めたもの。
そして三番目が鮭を焼いたもの。これも細かくしてご飯にまぶしていてもいいし、中に詰めたものでもいい。鮭は塩鮭では無い方がいい。
四番目に昆布の佃煮がいい。
鰹節と鮭の場合は野菜がないので、キュウリ1本をはじめ少し野菜や漬物を添えてもらえると最高である。
そしてどのおにぎりも二枚の海苔が巻いてあるのがうれしい。
どうも梅干しのおにぎりは好みではない。おにぎりに入れるのではなく、添えてあるならば喜んで食べるのだが‥。
これらの好みに特に基準があるわけではない。単に好き嫌いの範疇なのだが‥。
学生の頃、朝ごはんを焚いた後、おにぎりを二つ自分で作って学校に持参したことがある。具がなかったので、味噌を周りに塗って持って行った。キュウリにも味噌を薄く塗って同じ新聞紙に包んだ。
するとキュウリから水がたくさん出てきて、味噌と一緒に新聞紙から染み出て教科書とノートをすっかり汚していた。鞄に入っていた読みかけの本もすっかり汚れてしまった。
教室で新聞紙を広げて水と味噌をちり紙で拭き取ろうと悪戦苦闘しているうちに、授業を聞くのもバカバカしくなって教室を出てしまった。そして生協の食堂で新聞紙がこびりついたおにぎりを食べて、そのまま帰ってきたことがある。
教科書とノートが汚れたことよりも、読みかけの高価な本を汚してしまったことがとても残念であった。自分の不注意に苛立った。たまに気の利いたことをしようとするととんでもない失態をするものである。慣れないことはしない方がいいと悟った。
それ以来、自炊していてもおにぎりを学校には持っていかなくなった。また朝から授業に出ること自体が無くなってしまった。逆に定食屋でおにぎりを握ってもらって、コロッケをおかずに夕食を食べる日が多くなった。少しずつズボラになっていったと思う。
もうひとつの思い出は、やはり生協の食堂でお昼の定食をご飯の大盛りで頼んだ。そしておにぎりひとつ分のご飯を残して、定食に添えてある沢庵を具にしておにぎりにした。それをノートをちぎった紙に包んで鞄に入れてそのままパチンコ店にいった。パチンコをしながらおやつ代わりにそのおにぎりを食べたことがある。残念ながらその日は儲けにはならず、さっぱりであったことは覚えている。
しかし今ではそんなことをする学生はまずいないであろう。本人は特に変わったことをしているという自覚はなかったが、今から思うとやはり変わっだ学生だったのかもしれない。
そう、学生の頃握ったおにぎりはどういうわけか俵型にこだわっていた。今は三角形のおにぎりの方が好きだが‥。
だが、あまり新奇なものを追い求めるのはどうなのかと首を傾げたくなるような特異なもの、奇抜なものがたくさんある。
私が一番好きなおにぎりは鰹節である。鰹節は醤油を垂らしてごはん全体にまぶしたものもいいし、おにぎりの中に鰹節を詰めたものでもどちらでもいい。どちらもそれなりにおいしさが微妙に違っていて、美味しい。
次に私の好きなおにぎりは葉唐辛子を中に詰めたもの。
そして三番目が鮭を焼いたもの。これも細かくしてご飯にまぶしていてもいいし、中に詰めたものでもいい。鮭は塩鮭では無い方がいい。
四番目に昆布の佃煮がいい。
鰹節と鮭の場合は野菜がないので、キュウリ1本をはじめ少し野菜や漬物を添えてもらえると最高である。
そしてどのおにぎりも二枚の海苔が巻いてあるのがうれしい。
どうも梅干しのおにぎりは好みではない。おにぎりに入れるのではなく、添えてあるならば喜んで食べるのだが‥。
これらの好みに特に基準があるわけではない。単に好き嫌いの範疇なのだが‥。
学生の頃、朝ごはんを焚いた後、おにぎりを二つ自分で作って学校に持参したことがある。具がなかったので、味噌を周りに塗って持って行った。キュウリにも味噌を薄く塗って同じ新聞紙に包んだ。
するとキュウリから水がたくさん出てきて、味噌と一緒に新聞紙から染み出て教科書とノートをすっかり汚していた。鞄に入っていた読みかけの本もすっかり汚れてしまった。
教室で新聞紙を広げて水と味噌をちり紙で拭き取ろうと悪戦苦闘しているうちに、授業を聞くのもバカバカしくなって教室を出てしまった。そして生協の食堂で新聞紙がこびりついたおにぎりを食べて、そのまま帰ってきたことがある。
教科書とノートが汚れたことよりも、読みかけの高価な本を汚してしまったことがとても残念であった。自分の不注意に苛立った。たまに気の利いたことをしようとするととんでもない失態をするものである。慣れないことはしない方がいいと悟った。
それ以来、自炊していてもおにぎりを学校には持っていかなくなった。また朝から授業に出ること自体が無くなってしまった。逆に定食屋でおにぎりを握ってもらって、コロッケをおかずに夕食を食べる日が多くなった。少しずつズボラになっていったと思う。
もうひとつの思い出は、やはり生協の食堂でお昼の定食をご飯の大盛りで頼んだ。そしておにぎりひとつ分のご飯を残して、定食に添えてある沢庵を具にしておにぎりにした。それをノートをちぎった紙に包んで鞄に入れてそのままパチンコ店にいった。パチンコをしながらおやつ代わりにそのおにぎりを食べたことがある。残念ながらその日は儲けにはならず、さっぱりであったことは覚えている。
しかし今ではそんなことをする学生はまずいないであろう。本人は特に変わったことをしているという自覚はなかったが、今から思うとやはり変わっだ学生だったのかもしれない。
そう、学生の頃握ったおにぎりはどういうわけか俵型にこだわっていた。今は三角形のおにぎりの方が好きだが‥。