Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

黙祷

2014年03月11日 23時43分08秒 | 読書
 本日は朝10時半から15時過ぎまで、組合の退職者会の郵送作業を行った。20人近くで1100通余りのニュースなど5種の印刷物を折りたたんで封入すとという業務がほぼ終了したのが14時半。後片づけをしている最中に14時45分になり、ごく自然にみんなで黙祷を始めた。
 若干時間をそれぞれに過ごした後、18時からは組合の主催する「退職予定者感謝の集い」に参加した。われわれが主役ではなく、今年度に60歳になり定年退職する組合員に対して感謝する集まりに同席して、退職者会の宣伝をするのが目的。ここでも最初に震災の犠牲者に黙とうをささげることがまず行われた。
 今年度60歳になった方が生れた1953年はテレビ放送が開始された年でもある。また10円硬貨が流通を始めた年でもある。そして日本航空が海外便を運航し始めた年でもあるとのこと。それぞれが60歳の思いを大切にする集まりになることを祈りたい。

 本日があの震災で被害を受けた方々にとって新たな出発になることを切に願いたい。

 そんなことを思いつつ取りあえず本日は終了。



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震災から3年

2014年03月11日 09時43分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 震災から3年がたった。私は横浜で大きな地震を感じ、帰宅困難者になっただけの経験しかしていない。さらに大きな揺れで恐怖を体験したり、家が倒壊等の被害を受けたり、津波に襲われたり、避難生活を送らざるをえなかったり、原発事故で避難を余儀なくされたりという体験はしなかった。
 3年という区切りの日であるが、私はとりあえずは3年前のあの日、自分が何をしていたか、何に直面したか、をまず思い出してみることが大事なことだと思っている。
 その次にあの大きな被害の状況を知ったうえで自分が何をしたか、何をしようとしたか、何が出来なかったか、何が必要なことだと感じたか、を思い出すことが必要ではないだろうか。
 その上で、現状の自分なりの把握と、自分は何が出来なかったか、今何ができるか、何をしなくてはならないか、を考えることが必要だと思っている。

 巨大な事態、自分で想像もできないような、体験したことの無い事態に対処するには努めて自分を客観視ししながら、これでもかというくらいに冷静にその事態を見つめる必要がある。
 一刻、一秒を争う災害という事態は現場にいる人間とそのごく周囲で関わる人間の最大限の献身が必要かもしれないが、さらに福島原発の現場ではまだ対策は続けられなければならないが、それでも三年という時間は過ぎた。

 ひとりの人間にとってできることは限られている。避けなければならないのは、評論だけをすること、主観を先行させて当事者である被災者に対することであると信じている。そんなことをするくらいならば、見守りだけ、ごくわずかでも物品購入だけの方が大きな支援になる。
 これは災害からの復旧だけではなく、生きていく上での知恵かもしれない。様々な生きざまを受け入れながら、好き嫌いは別として多様な価値観を容認しながら、自分のこだわりをとおすことを考えれば、おのずと自分の関わり、関与の仕方が見えてくると思う。
 ここでは、私の関わり方の具体的な話にはならないが、あくまでも自分なりの関わり方を続けていくしかない。その関わり方は時間とともに、相手と自分が歳を積み重ねるのに従い、また復興の状況につれ、社会の変化に従い少しずつ変化していく。




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