Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ストライキ(2)

2014年03月20日 22時42分31秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 夕刊を見たら相模鉄道と関東バスのストの記事が全国版に掲載されていた。その記事の最後の方に神奈川県内の大和駅の状況を記していた。そこには「午前6時前から窓口や改札に人だかりができ、振り替え輸送ができないと分かると「自分で行けというのか」「料金返せ」などと怒号が飛んだ。ストの張り紙をはがして投げつける男性もいて混乱した。」との記載がされていた。

 いつの時代も悪意のある人はいるのだが、ストライキが死語となっている時代であるとはいえ、このような混乱が生ずるのはとても悲しい気分となる。ストライキや春闘に対して誤解に基づく悪意が蔓延している。記事を書いた記者も勉強不足があるようだ。
 経営側が労働組合に対して争議による損害賠償請求することを平然と主張するだけでなく、影響をこうむったと称する第三者までが損害賠償を求める事態にまでなっている。これが許されるなら労働三権など非合法扱いと同じである。

 しかも春闘相場の底上げによる波及効果というものが目に見えなくなっている。組織労働者の割合がどんどん少なくなり、サービス産業やホワイトカラーの組織率が極めて悪い中で、このような事態が慢性化するのがとても怖い気がする。

 今の時代、労働組合にとっては要求を提出するにあたっても組織内だけでなく、組織外に向けての事前の宣伝が重要となっている。まして行動を伴う場合はなおさらであろう。めったに行われないストならば、労働組合相互の支援活動なども入念に準備しなければならない。そこが産別組織やナショナルセンターの大きな役割であるが、単組にとっても、産別やナショナルセンターにとってもそこまで手が回らないというのが現実の力量なのだろう。

 当該の相鉄労組はこれまでも神奈川県内や横浜市内でも有数の組織率と行動力があった。このような労働組合が、地域で孤立しないような取組みが今後求められるのではないか。




人気ブログランキングへ

休肝日明け

2014年03月20日 20時14分26秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 講座終了後、オーロラツアーのための買い物に出かけた。衣類の圧縮袋はさいわいに100円ショップで手に入った。厚手のウールのシャツなどが二枚ほど入る大きさの袋を4枚購入した。他の店では3枚ほど入って1000円以上していた。ただし空気の遮断能力がどの程度か、しばらく様子を見る必要はありそうだ。しかしこれでリュックは随分と入るようになった。

 夕食のメインディッシュは昨日購入した「博雅シウマイ」。妻と二人で6個というのはなかなかの量である。豚の脂身のコクが食欲をそそる。ホタテの味がするが、強すぎないのがいい。病みつきになりそうな味である。
 そして夕食時に久しぶりにビールを飲んでみた。のど越しは問題ない。ほろ酔い気分になっても具合は悪くならない。ということで、焼酎のお湯割りを1杯だけ追加することに決めた。

 明日からは三連休だが、私は明日の午後は古代史の講座、明後日の土曜日は横浜美術館の「魅惑のニッポン木版画」展での学芸員による説明会に参加する予定になっている。三連休は現役世代の家庭サービス・子供サービス、あるいは息抜き、気分転換の貴重な時間でもあろう。われわれ現役を離れた人間は、交通渋滞に拍車をかけたり、人の集まるところでさらに混雑に輪をかけて、現役世代のレクリエーションの邪魔をするわけにはいかない。定年後も働かざるを得ない高齢者にとっては体を休める貴重な連休かもしれない。静かに勉学に励んだり、家の周囲でのんびり過ごすのがいい時間の過ごし方ではなかろうか。

 もっとも今は労働時間の流動化、24時間休まない企業活動が常態化している中で、まとまった休暇とはならないのかもしれない。生きにくい世の中、むごい社会に加速度的になっている。それでも貴重な休日が、精神と肉体の疲労回復、健康な人生と円満な家庭生活の支えであってほしいと心から思う。



人気ブログランキングへ

ストライキ

2014年03月20日 10時43分25秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は相模鉄道と相鉄バスが7時までのストライキ。関東バスもストライキのニュース。春闘のストライキという報道を実に久しぶりに聞いた。
 ストライキが今では死語になり、迷惑行為というバッシングがまず前面に出てくる時代になってしまった。いかがなものか。労働法がまったく有名無実になってしまった。ひどい時代である。そうような雰囲気こそが、国民自身の首を絞めている。
 バッシングの先頭に立つマスコミ報道に出てくる「学者」「評論家」の待遇に、嫌味のひとつも言いたくなることも多い。しかもバッシング報道をつくる現場の労働者も嫌な気分であろうと同情するばかりである。

 「賃金が上がれば会社がなりたたない」と働くもの自らが発言してしまう。しかしそれ以前に「生きていけない賃金水準」「賃金格差の拡大」「派遣労働の蔓延・恒常化」「ブラック企業の横行」「過労死・自殺者頻発」「メンタル多発社会」ではどうしようもないのである。賃金格差がこのように大きく開いた社会、労働賃金を上げることが罪悪視される社会、これはもう社会全体の構造がとんでもなく間違っているはずである。

 明確な社会ビジョンや経済・社会構造のビジョンを再構築しなくてはいけない。他人の足を引っ張ること、賃金水準の高い業種への攻撃が執拗に繰り返される。挙句の果てに「元凶のすべては官僚政治という弊害」といってすべてを批判しつくしたように錯覚する風潮をあらためないといけない。
 政治家が明確な政治ビジョン・理念・あるべき社会像を持たないがために「官僚批判」で逃げているとしか思えない。政治家がまっとうにビジョン策定できないから「官僚に頼っている」としか私には思えない。「官僚政治」を招いているのは政治家自身である。「官僚が唖然とする」政治家、災害時に市民をほったらかしてツイッター投稿による選挙にうつつを抜かした政治家が開き直って吠え続ける社会、どう考えても日本の社会は病んでいる。「官僚」がすべて正しいとも思わないが、かといって「官僚が作った案だからダメ」という意見には組することはできない。
 社会に対して責任ある政策案をだれが、どう練り上げるか、実りある議論と政策決定への道筋を示してもらいたいものである。



 喉の炎症は随分とよくなった。起きたばかりの時は痰がつまって鼻と喉に痛みがあったが、すぐにうがいをしたら痛みがすぐに消えた。まずはお見舞いをいただいたこと、感謝します。
 喉には乾燥がよくないといわれるが、さいわい本日は雨、冷たい雨だが、それでも乾燥注意報が解除されている。乾燥注意報が解除されたのはうれしいが、でもとても寒い。

 うがいの最後に、うがい液を規定よりさらに薄めてスポイトで鼻腔に数滴たらすことをしている。ひどく鼻がつまっていると喉まで液が垂れてこないが、何回かすると鼻が通って息苦しさもすぐに解消する。10年ほど前、喉と鼻腔の炎症がひどい風邪様の症状で悩んだときに試してみた方法である。症状を和らげるのに有効だった。それ以来そんなことをしている。スポイトは100均の、習字道具のコーナーの墨汁の近くにたいがいは置いてある。

 本日は午後の講座の前に、衣類の圧縮袋とカメラの電池を購入する予定。夕方再度荷づくりに挑戦。まるで子供の遠足の前日のよう、と妻に笑われている。




人気ブログランキングへ