Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

「ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方」

2014年04月01日 22時42分47秒 | 読書
 カナダから帰って来てまだオーロラ紀行の頭から復帰しないでいる。たった5日間だけだが、人の少ない世界に浸っていたため、しばらくは生臭い政治の世界や社会の諸相には目をつぶっていた方が良いのはわかっている。

 というものの、帰宅したら岩波書店の「図書」4月号が届いていた。そこに高村薫が次のような文を掲載していた。



 この作家らしい文章で私としては好感が持てた。
 元首相二人の動静や判断や意図については私は今は述べるつもりもないが、後半の二段は私自身にも耳の痛い言及である。そして最後の「欲望と物理的老いの間で、ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方はないものか。」は私自身にぴったりとした言葉である。物理的というのは生物的の云いの誤用だと思うので、そこは言い換えて覚えておきたい。特に「ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方」には共鳴した。

 高村薫はいくつかのいくつかの小説作品を読んだ程度。評論は新聞などに出た場合はよく目を通す。残念ながら一つひとつは覚えていないが、いつも大概は好感をもって読み、積極的に同意している。なかなかに刺激的な物言いも悪くないと感じている。



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イエローナイフのオーロラツアー(その1)

2014年04月01日 14時35分30秒 | 山行・旅行・散策
 3月27日から31日まで4泊5日でカナダのイエローナイフにオーロラツアーに出かけた。HISのツアーに大学の同窓生6名で参加した。添乗員Mさん、現地のガイドさんTやスタッフの方、同行の仲間、そして同行のツアーの方々には大変親切にしてもらった。

 本当にありがとうございました。
 

 とりあえず今回は写真編ということで、撮影した写真を簡単な注をつけてアップすることに‥。

 経過等はその2にて記載予定。

 まずはイエローナイフの位置から。矢印は往復の飛行経路。



 オーロラの写真から。



 この写真をいつものとおりに画像ソフトでレベル補正すると次のようになる。



 緑の部分が白くなり、これは見た目に近い。ただし赤の部分は実際には見えていない。写真ではこの赤の部分が実際よりも余分に見えていることになる。西の空。

 以下、画像ソフトでカラー補正をしたものをアップしてみる。実際に見えたものに近い。

                     

 いづれもタムロンの10-20ミリの超広角ズームだが、周辺の歪がとても大きく、星が歪んでいる。このような歪は天体写真であると極端に目立つ。レンズの性能を見るにはいいかもしれない。しかしそこまで厳密に考える必要ながないと思う素人が家族写真や風景写真などをとって記念にしておく分には気にならない。そこまでこだわっては何もできなくなる。

 さて、二日目に活発なオーロラが見えたのだが、実際は白っぽう雲のカーテンに見える。赤い色は写真に撮って初めて認識できる。変化はとても躍動感があり、美しい。天の川銀河との対比にも目を奪われた。

 天体写真、昔は(17歳から18歳の頃だからもう45年前)フィルムで友人の一眼レフを借りて幾度か挑戦したことがあるだけだ。高価なASA800のフィルムで、しかも横浜の街あかりのなかで撮影した。大きな三脚と大きなカメラでしかも広角ではなかった(と思う)。5分位露出だったと思うが、とても人には見せられないしろものが写真屋さんから戻ってきてがっかりした記憶がある。星の軌跡が波をうっていた。三脚が不安定だったのか。光もかぶっていたようで全体に白くなってもいた。新月の頃を狙って学校の屋上から撮影したのだが、なぜそうなったかは不明である。天体写真に挑戦したのはそれ一度だけである。以降は天体写真に興味はなくなってしまったので、天文雑誌を見ても投稿写真や写真撮影のノウハウについても記事を読んだ記憶はまったくない。

 今回デジタルでの天文写真に初めて挑戦したが、さすがにASA12800相当に設定したら15秒程度の露出ですんで、星もきれいに写った。惜しむらくは歪だが、これは致し方ない。素人写真だからというのは理由にはならないが、許してもらうしかない、本人が気にしていない。
 ただし記載したように、画像ソフトの補正が必要なのか、今の天文ファンはどのように処理をしているのだろう。そこら辺は初心者として人に聞いてみないと分からない。


 現地で販売しているポストカードでは、見た目ではなく、私の場合とは違い画像処理をしていないものを使用しているように見える。

      


 次が北緯60度到達の証明書。イエローナイフの観光案内所で購入できる。名前を入れてくれる。並びにイエローナイフのオーロラビレッジの訪問証明書。

   


 町の中の様子や、さまざまな出来事は、その2にて報告予定。 


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