カナダから帰って来てまだオーロラ紀行の頭から復帰しないでいる。たった5日間だけだが、人の少ない世界に浸っていたため、しばらくは生臭い政治の世界や社会の諸相には目をつぶっていた方が良いのはわかっている。
というものの、帰宅したら岩波書店の「図書」4月号が届いていた。そこに高村薫が次のような文を掲載していた。
この作家らしい文章で私としては好感が持てた。
元首相二人の動静や判断や意図については私は今は述べるつもりもないが、後半の二段は私自身にも耳の痛い言及である。そして最後の「欲望と物理的老いの間で、ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方はないものか。」は私自身にぴったりとした言葉である。物理的というのは生物的の云いの誤用だと思うので、そこは言い換えて覚えておきたい。特に「ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方」には共鳴した。
高村薫はいくつかのいくつかの小説作品を読んだ程度。評論は新聞などに出た場合はよく目を通す。残念ながら一つひとつは覚えていないが、いつも大概は好感をもって読み、積極的に同意している。なかなかに刺激的な物言いも悪くないと感じている。
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というものの、帰宅したら岩波書店の「図書」4月号が届いていた。そこに高村薫が次のような文を掲載していた。
この作家らしい文章で私としては好感が持てた。
元首相二人の動静や判断や意図については私は今は述べるつもりもないが、後半の二段は私自身にも耳の痛い言及である。そして最後の「欲望と物理的老いの間で、ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方はないものか。」は私自身にぴったりとした言葉である。物理的というのは生物的の云いの誤用だと思うので、そこは言い換えて覚えておきたい。特に「ひっそり背筋を伸ばしていられる歳の取り方」には共鳴した。
高村薫はいくつかのいくつかの小説作品を読んだ程度。評論は新聞などに出た場合はよく目を通す。残念ながら一つひとつは覚えていないが、いつも大概は好感をもって読み、積極的に同意している。なかなかに刺激的な物言いも悪くないと感じている。
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