Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

台風8号

2014年07月07日 22時49分16秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 「北斎」の読書感想をブログにアップしたのち、雨があがっていたので散歩がてら横浜駅まで往復1時間歩いてきた。横浜駅では家電量販店でパソコン周辺機器とインク等の値段の情報集め、本屋で新刊書の状況を見てからコーヒーを1杯。

 本日はかなり蒸し暑かった。沖縄から北海道まで日本列島をほぼ縦断しそうな大型の台風8号と梅雨前線、いよいよ梅雨の季節も後半に入ってきた。さっそく宮古島地方に「暴風・波浪特別警報」、沖縄本島地方に「波浪特別警報」が出されている。台風は当初の予報よりかなりゆっくりなようで、関東地方は明日は晴間が出る予想だったが、夜には雨の予報に変わった。台風が去った後は急激に気温が上がる。高温でかつ湿気のおおい嫌な時期である。

 夏になってきたので、今年は贅沢なお酒は控えることにした。乙類の焼酎とプレミアムな日本酒は当分は遠慮して、甲類の25度の焼酎を1.8リットルと炭酸を半ダース購入した。その他にザクロ酢と、黒酢にブルーベリーを加えたもの。ザクロ酢は本酢(ホンチョ)を購入しようとしたが、隣に半値以下のザクロ酢があったのでそちらにした。美酢(ミチョ)と記載されている。
 当分はこのザクロ酢ないしブルーベリー入りの黒酢で焼酎を割ったものに炭酸を加えて飲むことにした。
 昼間のジョギング・ウォーキングなど運動の後はこれらの酢を水で割って飲んでもおいしい。一昨年からこれを愛用している。

 一応夏を乗り切るための対応を少しずつ‥。

 本日は終日モーツアルトの後期弦楽四重奏曲を聞いていた。ハイドンセットとホフマイスターならびにプロシャ王セット。全10曲を聴いた。
 詳細は明日アップ予定。



人気ブログランキングへ






「北斎」(大久保純一・岩波新書)読了

2014年07月07日 15時05分42秒 | 読書
 朝から雨の月曜日、今は上がっているようだが、雲は厚い。

   

 岩波新書の「北斎」(大久保純一著)を読み終えた。葛飾北斎の「富嶽三十六景」をはじめ風景画が好きである。特異な視点と誇張・デフォルメ、大胆な構図と点景としての人物が大きな要素を占めていることなど、見ていて飽きることがない。
 この新書、初めは帯に大きく書かれている「代表作69点を読み解く」というのに惹かれた購入した。私の思いとは少しずれて個々の絵の読み解きではなく、北斎の生涯と時代状況、同時代の画家・出版元との関係など考証的論考であった。
 特に「富嶽三十六景」に至るまでの北斎の技術的な側面からの言及、影響を与えた他の画家や時代背景など私は北斎という画家の生涯も絵の変遷も、そして江戸時代の絵画史には疎いので、その点では勉強になったことは間違いない。また図版の美しさは嬉しい。個々の絵の読み解きについてはまた別の本を見るしかない。
 「富嶽三十六景」は、この後の名所絵、錦絵の揃物のあり方に大きな影響史的意義として、
1.ベロ藍(プルシアンブルーという舶来の科学顔料)の使用による効果
2.街道整備に伴う行楽や旅への関心の高まりで名所絵の需要の高まりに拍車
3.広重の「東海道五拾三次」などの揃物の嚆矢
を挙げている。
 なるほどと思ったが、同時にそれは北斎にとっては外在的な結果であって、北斎という個性が描いた画面に沿った解釈、北斎という画家の表現意識と時代の要請・雰囲気の合致という面からのアプローチが私の問題意識なので、そこら辺は引き続き自分なりの考えをまとめるしかないようだ。
 二つほど気に入った作品があったので掲載することにした。



 はじめは、「鶯 垂桜」。北斎後期の天保前期の花鳥画揃物の「花鳥色紙形絵 極彩色」という発句または漢詩の賛をともなったもののひとつとのこと。作者は伊藤若冲の「動植綏絵」の装飾性、造形感覚と共通性があると指摘している。とても参考になる指摘だと感じた。



 この「富士越龍図」は90歳での死の三か月前の作品で、清の山水画の影響があるとのこと。貪欲な吸収力を感じさせると記載されている。この絵、単なる写生ではない。名所絵からのなんらかの飛躍、新しい世界を匂わせてくれる。

晩年は広重の名所絵が台頭して、北斎は名所絵からは遠ざかっていく。その原因が、旅の一般化に伴い北斎のデフォルメ・誇張よりも広重の実際の風景に近い「真景」に人気が移ったことなどが指摘されている。北斎と広重の関係など私なりに比較しながら見てみたいと思った。



人気ブログランキングへ

朝顔4色

2014年07月07日 10時21分37秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
   

 昨日横浜市内の園芸店で購入した朝顔。今朝は3つの花が開いた。白と紫と赤。赤はすでにしぼんでしまっている。寝坊の我が家では遅くまで咲いている朝顔でないと全部は拝めないようだ。
 4種の色は上のようなもの。昨日も記したように爽やかな気分のために、透き通るような淡い水色を含めたものが欲しかったが、白と組み合わさっているもので元気の良さそうなものが無かったというのが妻の意見。好みの注文を付けて、早く選択するように急かすのが私の役目で、選ぶのは妻の役目。選択したものに文句をつけるなどという大胆なことはしてはいけない。
 実際の花の色は表示されている色よりはかなり淡い。その方が私共には好都合。毎朝どれだけ咲いた、といいながら萎れた花を取るのが、毎年の妻の楽しみとなっている。 
 さて今年はどのくらいの期間、この朝顔を楽しむことができるだろうか。

 本日は講座は無い日。月曜日は美術館・博物館が休みなので、講座を入れた方が有効なのだが、私の受けたい講座が月曜にはなかった。
 七夕ではあるが雨で多分夜も雲でおおわれて、星は無理のようだ。おとなしく一日を過ごそう。



人気ブログランキングへ