Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

24年前の手紙

2014年07月23日 21時57分46秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日は朝一番でかかりつけの内科で薬を処方してもらってから、昼まで受講。午後は友人とランチを食した。久しぶりにつけ麺なるものを注文してみた。とんこつ味のかなり味の濃いスープであった。太麺が美味しく麺は完食したが、スープは少し残した。でも決してまずくはなかった。つけ麺の方が多少は塩分が少ないのかもしれない。
 そのあとビールを少々。明日は休肝日のつもりであったが、夜に別の友人とビールでも飲むことにしている。25日に休肝日として、翌日からの山行に備える予定。雲取山といえ侮ってはいけないと、自戒しつつ‥。

 先ほど帰宅して夕食、一舟250円だったというサーモンと鯛の刺身。これはなかなかおいしくいただいた。

 昨日記載したブラームスの弦楽六重奏曲を再度聴いている。聴きながら書き忘れたことを思い出した。この六重奏曲の第1番、演奏者(コチアン四重奏団+スメタナ四重奏団からの2名)は強弱もテンポもかなり抑制的であると思う。映画に使われることで作曲家の意図したよりも思い入れたっぷりに情緒的に演奏することが当たり前になっていたのかもしれない。このような曲は抑制的な演奏の方が飽きることがない、と思っている。

 部屋を片付けていたら24年前の手紙が出てきた。当時の職場の近くにある小学校の6年生が、訪問してきた時のお礼の手紙とポラロイドの写真である。近くにある大きな橋梁を架けたいきさつや役割をグループの課題として取り上げて、調査に来た。
 当時は子どもたちや市民に私たちの仕事を公開することはあまりなかったが、前年の夏休みに私が企画して、鎌倉時代の古道のハイキングを区内の小学生を対象に行ったことがある。そんなこともあり、子どもたちが職場を訪れてくれたことはとても嬉しかった。
 担任の先生から前日に予告があって、所長以下ドギマギしながらかわいいお客さんをもてなした。私が案内係を任せられていた。ちょうど横浜でも大雪が降った日で所内大騒ぎでごたごたしていたが、逆に大雪の日という災害時の状況も見てもらったのは望外の収穫であった。雪掻きで戻ってきた職員が疲労困憊して頭から湯気を出してフウフウいっている姿や、重機で雪を運び出しているのを見て、とても驚いていた。
 後日私宛に子どもたちのお礼の手紙とポラロイドの写真、担任の先生の丁重なお礼状が郵送されてきた。それを2年ほど所内に貼らさせてもらった後、私が貰うことになって保管していた。すっかり忘れてしまっていた。38歳の私は髪の毛も黒く、スリムで若々しい。妻に見せたら笑われてしまった。
 それ以来、自分たちの仕事や働いているところを出来るだけみんなに見てもらうという企画が継続していることは、今でも楽しい思い出になっている。
 訪れてくれた子供たちももう30代半ばを過ぎて、その子供たちが同じような歳になっていると思うと、自分がとても歳をとったと思う。

 ポラロイド写真は劣化し始めているので、スキャナーで取り込んで画像処理をしたら以前のように鮮やかになった。この写真と手紙は捨てられない。宝物として大事に保管しておこうと思う。



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