Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

ブラームス「ピアノ三重奏曲集」

2014年07月16日 23時01分22秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等


 本日の午前中の部屋の片づけの最中は、ブラームスのピアノ三重奏曲集を聞いていた。ピアノ三重奏曲第1番作品8、第2番作品87、第3番作品101、そして遺作という扱いであるピアノ三重奏曲の4曲である。
 演奏はボザール・トリオで1986年の録音。
 ピアノ、バイオリン、チェロの長年活動している三重奏団というのは珍しい。普通はソリスト3名を揃えてピアノ三重奏曲を演奏する。フランスの団体として活躍していた。

 ブラームスのピアノ三重奏曲はどの曲もいかにもブラームスらしい曲である。ロマンティックな、悪く言えば甘く流されそうになるギリギリのところで毅然としている感じだ。
 第1番は、作品番号から見ると若書きであるが、ブラームスらしく手を入れ続け、出版されたのが1890年57歳というから、第2番、第3番よりも後になっている。ブラームスの最晩年に近い曲である。
第2番は、1882年49歳の時の作品。翌年には交響曲第3番が出来る年で円熟期の作品でもある。
 第3番は、1886年53歳の時の作品。交響曲第4番は前年に初演となっている。
 このようにピアノ三重奏曲はブラームスの円熟期から最晩年に至る時期の作品で、いかにもブラームスらしい曲想である。ブラームス好きには手放せない曲である。
 なお同梱の「遺作」と云われるが、1938年に発見された曲でブラームスの作品かどうかは議論はあるらしい。ブラームスの曲であるとしても、これはかなり若い頃の1853年の第1番の最初の姿があらわれたころの別の作品ではないかという。

 私はこのCDは多分発売と同時に購入している。1986年か1987年である。当時は随分聴いていた。最近は聞く機会が少なくなっていたが、折角なので引っ張り出してきた。話題になったCDだったと思う。







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本日の本棚の整理は終了

2014年07月16日 13時52分04秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 とりあえず本日の片づけは終了。まだまだ第一歩を始めたばかり。机の上の書類の山を片付け、ほとんど廃棄。机の左側の本棚にも古い書類がファイルカしたようなしないようなまま立てかけてあったものを大半廃棄。空いたスペースに講座のファイルを立てかけた。ここ7年ほどのハガキの山はビニール袋に入れて押し入れに。
 あとは大量にある文庫本や新書で不要のものを処分するしなくてはいけない。この選別に二日ほどかかりそうである。それでかなりのスペースは空きそうである。天井まである本棚はすでに二重にしまい込んでいるのでせめて前段一重にしないといけない。捨てられない本も多数ある。困ったものだ。

 作業中のバックグラウンドミュージックはブラームスのピアノ三重奏曲集にした。いかにもブラームスらしい曲。詳細は夜に。

 かなりの汗をかいたので、15時からの講座に間に合うように、シャワーも浴びないといけない。少々慌てて支度しなくては‥。


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室内の片付けに着手

2014年07月16日 09時52分22秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 本日も暑い。講座は15時から。
 神奈川県東部には濃霧注意報が発令されている。神奈川県東部といっても広いし、横浜市内だけの気象状況で判断してしまうのは早計だとは思うが、この天気で濃霧注意報というのはちょっとビックリしている。
 これから12時半過ぎまでは室内の整頓に着手するつもりだ。まずは外堀を埋める作業として、終了した講座の資料のファイル化から。意外と嵩張っている。机の下が講座や美術展、旅行のすでにまとめたファイルでいっぱいである。最終的に本棚の本の廃棄に手を付けない限り片付きはしない。この夏の一大作業となりそうな気配である。




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見逃した「ジャン・フォートリエ展」

2014年07月16日 08時12分05秒 | 芸術作品鑑賞・博物館・講座・音楽会等
   

 東京ステーションギャラリーで開催していた「ジャン・フォートリエ展」はチラシも手に入れ、常時持ち歩くリュックの中のファイルに入れていた。しかし会期は9月中旬までと思い込んでいた。
 昨日「デュフィ展」に行く途中でツィッターの情報を見ていたらなんと他の方の一昨日の記事に「ジャン・フォートリエ展は本日が最終日」という一文を見つけて慌ててしまった。本日とは7月13日のことであった。
 実は6月の末に東京ステーションギャラリーの前を通っている。その時は三菱一号館美術館で「ヴァロットン展」を見た帰りで、「この次はここを見なくてはいけない」と頭の中で確認していた。その時すでに会期は9月中旬までと思い込んでいた。何とも情けない話である。
 ジャン・フォートリエという画家の名前だけは知っていた。しかし知識はなかった。具象から抽象への移行、第二次世界大戦でナチスの圧迫を受けながら戦後復活、絵の具の厚塗りの暗い絵、ということをチラシで知った。しかし具体的な作品は見たことがない。今回のチラシでは「人質の頭部」という刺激的な題の作品が大きく取り上げられている。チラシの絵だけではよく理解できないが、迫ってくる力を感じた。図録も購入したいと覚悟していた。
 しかしながらとても残念なことになってしまった。巡回展は愛知県豊田市美術館と、大阪市の国立国際美術館ということで見に行くことはかなわない。
 残された方法は東京ステーションギャラリーで図録を購入するくらいである。この画家の画集は出版されたものは見たことはない。実物は見られなくても図録で代用するのは危険な気もする。特に厚塗りに意味を持たせた画家の絵は、写真ではなかなか雰囲気は伝わらない。
取りあえず、チラシの裏・表を掲載してみる。




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