Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

立待月

2017年11月06日 23時37分22秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 本日も月が美しかった。月齢17.8で居待月と呼ばれる。座して月を待つ、との意味といわれる。立待月よりも50分ほど遅く月がのぼる。立って月の出を待つのはつらく、室内で待っているということであろうか。まったく雲が出ていないときよりも多少の雲がかかっているほうが月を見るにはいい。

★蒟蒻に箸がよくゆく居待月     加藤燕雨
 室内で月を待つ間に食事をし、お酒を飲んで待っている、という意味だろうか。立待月では外で待てるということは、寒さにもまだ耐えられるのだろう。50分の差は、体が冷えてしまう間でもあるのだろうか。この蒟蒻は暖かい蒟蒻ではないか。たぶんにお酒は新酒。明日から21日までが二十四節気の「立冬」。そして明日の月は「寝待月」。布団をかけないと風をひいてしまう。

 そろそろインフルエンザの予防接種でも受けることを考えないといけない。

お酒の誘惑

2017年11月06日 21時52分43秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 夜になりだいぶ冷えてきたような気がする。先ほどから私の部屋のガスストーブはつけたまま。明日7日は特に予定が入っていない。家でゴロゴロするか、どこか美術館に行くか。思案中。美術館にしばらくご無沙汰しているが、遠出するエネルギーが湧いていない。だんだん自分がズボラになっている気もする。体が動かないのは、どこか体が休養を欲している証しかもしれない。
 私はどうも休養することがヘタなようで、皆に注意される。そして気がついてみれば風邪をひいて寝込んだりする。
 明後日は友人と14時に横浜駅で待ち合わせ。所用が済んだらたぶん間違いなく、昼間から営業している居酒屋に繰り出すことになっている。だいたいが呑み過ぎることになっている。お酒に対して意思が弱いといわれる所以でもある。

風に名のついて吹くより新酒かな     園女
★杉玉の新酒のころを山の雨        文挾夫佐恵


団栗と落葉

2017年11月06日 20時30分40秒 | 俳句・短歌・詩等関連
 先ほど帰宅。本日は昨日に続いて穏やかな日和。私の住む団地のなかは、ケヤキやプラタナスや桐等の落葉がひっきりなしに落ちてくる。
 プラタナスの落葉は豪勢である。バサッと音を立てて地面に着地する。ケヤキの葉は遠慮がちに落ちてくる。どちらも落葉を片付ける人からは嫌われる。
 反対に樫・楢・?・櫟などの実である団栗は嫌われることはまずない。

★静かなる午前を了へぬ桐一葉      加藤楸邨
★団栗や倶利伽羅峠ころげつゝ      松根東洋城