昨日の疲れが取れていないようなので、本日の予定は取り消し。朝からのんびりとしている。午後からは妻の買い物に付き合って、横浜駅まで出かけることにした。買い物といっても日用品の購入。外は予報どおり寒い。
昨日訪れた職場の最寄り駅の周りを少しだけ歩いてみた。大きな商店街はないし、古い駅ではあるが、駅周辺は新しい。再開発が10数年前に行われたのであろう。商業ビルがいくつかあり、その周辺にもいくつかの店舗がある。
郊外の鉄道駅では、だいたいどこでも同じだと思うのは、駅から5分以内の徒歩圏ではたいてい核となるような商業ビルがあり、その中と隣接する周囲にはほとんどの場合チェーン店が店を出している。
地元の商店はおおよそその外側、歩いて5~10分位の住宅地との境界付近に近いところにある。駅前の広い通りを渡るための交差点は両端にあり、向かい側の商店には行きにくい。そのような歩行者が行きにくい場所も地元の店が並んでいる。
飲食店にかぎって言えば、チェーン店は、全国どこでも同じ味とメニューと値段という「安心感」はある。そして今では電子マネーが使えるところが多い。財布にお金を持ち歩かなくても楽である。そして大人数で飛び込むときは、スペースも広く席が空いていることが多い。そしてこのような店の方が大人数のまとめ役としては楽である。飲食店にかぎらなくともおなじようなことは言える。
地元の飲食店では、店主の力量でメニューは個性がでる。また顔なじみになればメニューに応用を利かせてもくれる。ただし、残念な味付けや首をかしげたくなるような「個性的」なものが出てくるデメリットもある。電子マネーはほぼ利用できず、お金を持ち歩かない人間には不便でもある。ただしクレジットは使えるところはある。
私はほとんど食べることはないが、ラーメン店でも広範囲に展開しているチェーン店は駅の傍にあり、単独の店はだいたいが駅から少し離れたところにある。たぶん負担する賃貸料の違いなのであろう。
地元の店でサラリーマン向けに「ボリューム満点」を謳い文句にして、チェーン店に対抗している店は、残念ながら昼は遠慮してしまう。軽めで500円前後の安い昼食しかとらない私は、全国チェーンの喫茶店にしか入れない。
夜の居酒屋となると私はだいたいが地元の店を探す。駅からあるいて10分以内くらいで、裏通りで、呼び込みなどなく、パチンコ店からは遠い店、お酒の種類が豊富な店、大人数を想定しておらずターブルが小さい店を選ぶ。そしてカウンターだけの店は避ける。立ち飲み屋も店主と相対する店は避ける。これが私流の居酒屋の探し方の基本。
基本的に、飲んでいるときは放っておいてほしいのだ。できれば店の片隅で一人で本でも読んでいたい、という身勝手な客である。喧嘩以外の客同士の騒音は意外と気にならない。
なお、チェーン店でもマニュアル化が顕著ではなく、店主の力量でさまざまな応用力を発揮してくれたり、調理人としての腕が試される店もある。チェーン店であっても信頼できる店はある。ある焼き鳥店はメニューは統一メニューだが、焼き方の工夫や仕入れ材料など信頼できる店もある。
また、提供する材料となる野菜などを店の外に積み上げている店や、便所の汚い店、手洗い用の石鹸が置いてない店は、有名な店であっても入ることはないる。
もうひとつ、お酒を飲むときは、ひとりの世界に入り込むか、あるいは友人との楽しい語らいの場にしたい。だからウェイトレスやウェイターのいる店は絶対に入らない。第三者がいて酌や注文のサービスをしてもらわないとお酒が美味しくない、という方とはお付き合いそのものをお断りしている。人間、そこまで人にしてもらわねば楽しめないというのは悲しいと思うばかりである。
駅に二つの改札口があるとき、片方は新しい街、片方は古い商店街という駅も多い。そうなると私は昼は新しい街、夜は古い商店街のある改札口を利用する。地元の人も無意識にそのような選択をしていると思う。