Fsの独り言・つぶやき

1951年生。2012年3月定年、仕事を退く。俳句、写真、美術館巡り、クラシック音楽等自由気儘に綴る。労組退職者会役員。

本日の業務はようやく終了

2017年11月19日 23時27分59秒 | 日記風&ささやかな思索・批評
 昨日は体が強張ってウォーキングもする気がなかった。本日も午後横浜駅まで歩いた時は、左膝に多少の痛みないし違和感があり、心配した。しかし帰りの道は快適に歩くことができた。先ほどまで夜のウォーキングでも左膝には違和感はなかった。しかも体全体の強張った感じもない。これで今晩ゆっくり寝られれば問題はなさそうである。
 明日は退職者会の幹事会。早めに行って印刷物の作成、退職者会ニュースの刷り上がりの点検、等々昼までにこなさなくてはいけない仕事がいろいろありそう。
 朝9時には家を出なくてはいけないようだ。


「ヒットラー」(水木しげる)

2017年11月19日 21時51分55秒 | 読書


 午後になって仕事に着かれて、横浜駅まで歩いてみた。初めと左膝に違和感があったのでゆっくりと歩いて有隣堂によってから喫茶店へ。有隣堂で水木しげるの「劇画ヒットラー」(ちくま文庫)を発見。561円という値段に思わず購入。喫茶店で読み通した。まずは、この作品のために33冊もの参考文献をもとに描いたという努力に敬意を評さなくてはいけないようだ。



 帰りも歩いたが左膝の違和感は消えていて、嬉しかった。

冬日向

2017年11月19日 12時12分46秒 | 読書
 冬日向ということばがあるが、本日のような日射しをいうのであろう。北側の空は低い雲が多いものの雲の無い南側の空からの陽ざしが嬉しい。風もなく、昨日の風でケヤキやプラタナスの葉が大量に落ちて、枝の間から明るい陽射しが部屋の奥まで届いている。夏よりも部屋のなかは明るい。
 枝に残っている色づいた葉が太陽の光に映えて輝いている。縁が白く輝き、リング状に皆既日食のような葉が鈴生りになっている。こうなると常緑樹は深い緑に覆われて、紅葉した落葉樹の引き立て役になってしまう。

★冬日向妻の広げる古ころも       菅原 涼
★寒晴やわれも一樹となりて立つ     西嶋あさ子


 冬の陽ざしが部屋の奥まで届くと、我が家では冬用の掛け布団をようやく出してくる。私は羽毛布団のような軽すぎる布団も、あまり重い布団も好まない。多少寒くとも夏掛けとタオルケットでこの時期まで粘る。さすがに朝に窓ガラスが結露するようになると、少し厚めの布団に変える。妻に言わせると秋用の布団らしいが、私はそれで充分である。タオルケットはそのまま使う。毛布まで使うと暑くて眠れなくなる。この時期、妻は私のわがままに突き合わされ布団の差し替えで悪戦苦闘する。

 第1句、この句では妻は窓越しの暖かい陽射しを受けながら、過去と対話している。それを見ている作者もまたそれに誘われるように過去と対話している。それぞれ別の過去と対話しているのであるかもしれないが、同じ場所・同じ時間でそれぞれの過去と対話する年季の入った夫婦であろう。
 第2句、いくどかこの句を取り上げたことがあると思う。寒気に身を晒し、風と向き合うような強い意志に惹かれているのであろう。落葉樹でなければ見せない佇まいである。