上弦の半月の傍に、雲の切れ間にかろうじて星がひとつだけ見えた。なんという星かわからなかったが帰宅後に星座表をみておうし座の右目、アルデバランとわかった。
パイオニア10号が200万年後に到着するかもしれないといわれ、固有運動、惑星の存在、周囲の恒星との関係などなどもっとも観測されている恒星のひとつである。
月は時どき顔を上げて見ることができるが、星はいくら一等星でも雲がほとんど空を覆っているので、すぐに雲に隠れてしまう。探しながら歩くのは危険。結局2度ほど見ただけで夜のウォーキングは終了。月も昨日より少し高いので、見上げるのに苦労した。
星が見えたとはいえ、春の星、と表現するにはまだまだ寒い。春の柔らかな大気を通して見える星は月と同様に「滴る」という表現が似合うのだが、そんな雰囲気はない。
それでも星と月を穏やかな気分で見ることができるのは嬉しい。そして歳時記でこんな句を見つけた。
★妻の遺品ならざるはなし春の星 右城暮石
パイオニア10号が200万年後に到着するかもしれないといわれ、固有運動、惑星の存在、周囲の恒星との関係などなどもっとも観測されている恒星のひとつである。
月は時どき顔を上げて見ることができるが、星はいくら一等星でも雲がほとんど空を覆っているので、すぐに雲に隠れてしまう。探しながら歩くのは危険。結局2度ほど見ただけで夜のウォーキングは終了。月も昨日より少し高いので、見上げるのに苦労した。
星が見えたとはいえ、春の星、と表現するにはまだまだ寒い。春の柔らかな大気を通して見える星は月と同様に「滴る」という表現が似合うのだが、そんな雰囲気はない。
それでも星と月を穏やかな気分で見ることができるのは嬉しい。そして歳時記でこんな句を見つけた。
★妻の遺品ならざるはなし春の星 右城暮石