しかし東口の地下街も自由通路も通勤客でいっぱい。やむなく流れに身をゆだねるように混雑の中を歩いて西口にたどり着いた。工事の為、西口の地下街に通じる通路はとても狭く、混雑時には人と接触しないでそこを通過するのが困難である。本日はかろうじて2回ほど接触しただけで通過出来た。
横浜駅から歩いて帰宅したかったが、夕食時間に間に合わないので、地下鉄で帰宅。それでも汗ばんで帰宅した。

横浜美術館の展示を見ていたら、ギュスタープ・モローの「岩の上の女神」(1890)が展示されていた。ショップではポストカードも販売していた。
裸体の女性のポーズは「デリラ」にそっくりである。特に下半身の足の組み方は同一である。初め見たときは、午前中に取り上げた「デリラ」の完成作といわれる1896年の作品かと勘違いした。
よく見ると、女性の右手に蛇が絡まり、頭の上を鳥が飛んでいる。髪の毛の形も違う。さらに背景は室内ではなく、屋外それも崖下ないし洞窟の中のような雰囲気である。題名も「女神」であるので、デリラとは違うのがわかった。表情も少し若い雰囲気である。しかも1980年の作品とされていた。
しかしここまで同じポーズというのも不思議に思えた。