映像も演出も勢いがあり生きるために売春する女たちの生き様を少し誇張はしているがしたたかに描ききる。不思議とこの映画に出てくる人で善人は一人もいない。こういう映画もまた珍しい。横溝のペシミストぶりが窺われる。まさに秀作。
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もう折原は余裕がありすぎます。
と感じるほど、相変わらずの倒叙もの。
ひねりにひねりを入れたまたいつもの折原節。快調です。
でもこの人の作品は読んだ後の読後感が、たとえば感動に至るようなものがないことかな。
ほとんどそうである。
初期の作品で、プロットのみで感動したものはあるけれど。
でも今読み返すとどうか分かりません。
65点 . . . 本文を読む