セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2025年 映画 01本、 演劇 00本

殉教カテリナ車輪 (1998)(飛鳥部 勝則 東京創元社) 75点

2008-06-20 10:50:50 | 読書遍歴
また日本では珍しい絵画の講釈が密室殺人の背景にあるかなりのオタクものとも言えるミステリーであります。 300ページぐらいの短い長編なんですが、密度が高いので読み応えがあります。凝ってはいるけれども、ただミステリーの面白さの証明である一気読みまでは行かなかったのも事実です。何かその雰囲気には相容れないものもありましたが、最近のミステリーでは特筆ものの題材なので、貴重だ。この作家のこれからの才能に期 . . . 本文を読む
コメント