ここ5,6年ぐらい花粉症が長引いている。昨年は梅雨明け近くまでおさまらなかった。
今年は季節が来る前はかなりひどい花粉の量だといわれていたらしいが、実際は見込みよりかなり少なかったらしい。
それはそれで結構なのだが、僕の場合、1月の下旬からおかしくなりはじめ、世間ではマスクさえ付けている人をあまり見なくなったのにまだ付けて街中を歩いている。いやなものである。ちょっと前は連休前には完治していたのに最 . . . 本文を読む
イーストウッドの個人的遺書というべき映画といっていいのではないだろうか。
シンプルな作りで余分なものはそぎ落とされている。まさに一人の男の遺書である。
妻に先立たれた葬式から始まるファーストシーン。どこにでもいそうな頑固爺さん。家族とも妥協しない。孫さえ拒否する。自分でさえ東欧系のアメリカ人なのに、ブラック、イエローを忌み嫌う。恐らくアメリカでも多数を占める頭の固そうな老人の一人だ。
彼が愛そ . . . 本文を読む
ゆるゆる系の脱力犯罪映画といえようか、肝心のCIAもホントこんなにゆるーくなってしまっているんでしょうか、くすっと笑えるシーンも多いけれどもそんなにおかしくはない。
それはお笑い芸人であまり面白くないけど笑ってあげないといけないのかなあ、という微妙な空気にも似ている。コーエンって、考えたらコメディがお好きで初期の作品(「バートンフィンク」等)以外はほとんどその系譜に立っている。前作の「ノーカント . . . 本文を読む