自然体である男の恋愛日記を綴った映画と言えばいいのだろうか、古くは『トリュフォーの恋愛日記』という気まぐれ風の作品もあったが、本作もある意味気まぐれ、退屈しのぎ風日記、とも言えるし、見た後不可解な男の気持ちに余韻が残る不思議な映画である。
まあ、男は一度狙った獲物をつかめればまた次の獲物に行く、そもそも花から花へと渡り歩く虫のような存在なのではあるが、この映画の監督は女性なのである。だからそれほ . . . 本文を読む
久々のAI・ホール。さすがひろい、大きい。客席も広々。けれど、舞台が大きいということは出し物に迫力がないとかえって良くないことになりかねない。
冒頭から若者たちの乱闘。まあ、迫力はある。すぐ引いて、留置場だったけ、反体制の若者二人とそこに送り込まれるスパイ。で、体制は何と大阪弁を拒否し、共通語なる言語に逆らう人たちを粛清している。そして、アメリカ、中国と組んで大阪を売り飛ばす計画が出現。
と、 . . . 本文を読む