冒頭から【クォン・サンウ】の捨て身の挑戦だと分かる題材であります。 てんで、カッコよくないチンピラ風情の役柄なんです。しかも殴られ役専門で、超ダサいといっても過言ではない出だしです。
これだけのスターがこんなにカッコ悪い役柄を選ぶのは何かあるなあとほくそ笑むと同時に彼の勇気を讃えたい。恐らく今までのイメージを一新したかったんだろうなあ、、。
それは彼の病名が無痛感症であり、しかも交通事故で一人 . . . 本文を読む
昨年の日本映画ベストにも選ばれている「一枚のハガキ」を見てずっと読みたいと思っていた本があるのを思い出した。「遺書配達人」という壮烈な命名の著書である。
一連隊の一員が病気のため内地へ転送される。その連隊は上海へ向かうことになっており、戦地厳しき中、内地へ帰る人間に「もし君が生きていれば」と言い残し家族あての遺書を託すわけである。その数13通。
そして男は戦後8年をかけ、仕事も保険の外交でどう . . . 本文を読む